日米大学野球選手権大会(にちべいだいがくやきゅうせんしゅけんたいかい、英: USA VS Japan Collegiate All-Star Series)は、毎年6月下旬から7月上旬に開催される大学野球の日米対抗戦である。以前は毎年開催されていた。
概要
第1回は1972年7月8日、日本学生野球協会、朝日新聞社の主催で開催。神宮球場で行われた第一試合では、来賓として出席した皇太子が始球式を行った[1]。日程は7戦制(勝ち越しても7試合完全に行う)で行われ、5勝2敗で日本チームが総合優勝。それ以後は日本とアメリカのホーム・アンド・アウェー方式(開催年度による)を基本として行い、2007年の第36回大会まで、日本が15回、アメリカは21回の総合優勝を飾っている。日本はアメリカ主催の大会で一度も優勝したことが無かったが、第36回大会で初めて優勝した。
日本チームの構成メンバーは6月に開かれる全日本大学野球選手権大会の優秀選手や出場選手を中心に編成される。また全日本選手権大会に未出場チームの選手を対象にしたセレクションも行われ、若干名がその結果で選ばれる。
1990年代から2000年代初めには、開催球場の地元リーグ選出枠が設けられており各地3名程が選出されていた。
アメリカチームの構成メンバーはUSAベースボール(全米アマチュア野球連盟)により選手が編成される。
回次ごとの代表チーム及び戦績
通算成績は日本104勝、米国130勝、2分。
主な出来事
- 1972年(第1回)第2戦、東門明(早大)の頭部に送球が当たり脳挫傷のために死亡する事故が発生した[2]。
脚注
- ^ 「皇太子さまが始球式 日米大学野球開幕」『朝日新聞』昭和47年(1972年)7月9日朝刊、13版、22面
- ^ 「二十日に合同葬」『朝日新聞』昭和47年(1972年)7月15日朝刊、13版、3面
関連項目
外部リンク