第五千曲川橋梁 (北陸新幹線)

第五千曲川橋梁
綱切橋から撮影した第五千曲川橋梁地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 長野県中野市 - 飯山市
交差物件 千曲川国道117号長野県道414号中野飯山線
用途 鉄道橋
路線名 北陸新幹線
管理者 東日本旅客鉄道
施工者 サクラダ川田工業
着工 2002年平成14年)5月
開通 2015年(平成27年)3月14日
座標 北緯36度50分21.0秒 東経138度21分50.5秒 / 北緯36.839167度 東経138.364028度 / 36.839167; 138.364028 (第五千曲川橋梁)
構造諸元
形式 桁橋
材料
全長 751.000 m
11.840 m
最大支間長 103.250 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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第五千曲川橋梁(だいごちくまがわきょうりょう)は、長野県中野市 - 飯山市千曲川に架かる北陸新幹線の橋長751 m(メートル)の桁橋長野駅 - 飯山駅間に位置する。菜の花大橋との愛称がある[1]

概要

第五千曲川橋梁は北陸新幹線の長野 - 金沢間の橋梁では黒部川橋梁に次いで長く[2]、長野県内の北陸新幹線の橋梁としても最長である[1]

河積阻害率や桁下空頭、雪害対策などの条件から鋼3径間上路連続合成桁が選定された。終点方の径間長は105 mあり鉄道合成桁橋として日本最長であり、地震対策として水平力分散ゴム支承を採用した[3][4]。耐候性さび安定化処理した耐候性鋼を用いている[5]

2009年(平成21年)1月20日に行われた国道117号交差部の架設工事では130 tの鋼桁を800 tの超大型クローラークレーンにより架設を行った[6][7]

  • 形式 - 3径間連続合成箱桁橋3連
  • 活荷重 - P-16, M-18
  • 床版 - スラブ軌道直結式
  • 橋長 - 751.000 m
    • 支間割 - (61.000 m + 67.000 m + 88.250 m) + (98.250 m + 100.000 m + 98.250 m) + (103.250 m + 64.000 m + 60.000 m)
  • 幅員 - 11.840 m(複線
  • 総鋼重 - 6 490 t
  • 基礎 - ニューマチックケーソン8基[3]
  • 施工 - サクラダ(P4 - P10)・川田工業(P1 - P4)
  • 架設工法 - トラッククレーン・ベント工法(P1 - P4・P7 - P10)・トラベラクレーン・ベント工法(P4 - P7)

[5]

歴史

北陸新幹線の長野 - 上越間は1998年平成10年)に起工された。第五千曲川橋梁は2002年(平成14年)5月に工事着手され、2009年(平成21年)から上部工架設が始まり、2011年(平成23年)4月13日に架設完了を記念してボルト締結式が実施された[2][8][9][10]

北陸新幹線の長野 - 金沢間は2015年(平成27年)3月14日に開通した。

脚注

出典

  1. ^ a b 『徹底ガイド!北陸新幹線まるわかりBOOK』25頁。
  2. ^ a b 変わる飯山の景色を多くの方が目撃 菜の花大橋に続き新町地区高架橋架設工事完了」(PDF)『広報 飯山』第623号、飯山市、2011年5月15日、2頁、2021年5月27日閲覧 
  3. ^ a b 浅見均. “飯山鉄道建設所管内の工事概要について”. 建設グラフ. 2021年5月27日閲覧。
  4. ^ 剣持三平. “長野・能生間の建設工事が本格化”. 建設グラフ. 2021年5月27日閲覧。
  5. ^ a b 橋梁年鑑 平成25年版”. 日本橋梁建設協会. pp. 132, 172. 2021年5月27日閲覧。
  6. ^ 吹雪のなかの架設工事」(PDF)『広報 飯山』第620号、飯山市、2011年2月15日、1頁、2021年5月27日閲覧 
  7. ^ 千曲川で世界トップレベルの橋梁架設工事が行われています”. 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所 (2011年1月27日). 2021年5月27日閲覧。
  8. ^ 「菜の花大橋」橋りょう工事始まる」(PDF)『広報 飯山』第608号、飯山市、2011年2月15日、16頁、2021年5月27日閲覧 
  9. ^ 北陸新幹線建設の経過”. 飯山市. 2021年5月27日閲覧。
  10. ^ 北陸新幹線第5千曲川橋梁のボルト締結式が行われました”. 国土交通省北陸地方整備局千曲川河川事務所 (2011年4月14日). 2021年5月27日閲覧。

参考文献

  • 『徹底ガイド!北陸新幹線まるわかりBOOK』マイナビ、2015年2月8日。ISBN 9784839952921 

関連項目

外部リンク