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この項目では、文京区の地名について説明しています。八王子市の地名については「めじろ台」をご覧ください。 |
目白台(めじろだい)は、東京都文京区の町名[5]。現行行政地名は目白台一丁目から目白台三丁目。郵便番号は112-0015[3]。
地理
文京区西部地域であり、北に豊島区雑司ヶ谷、南に関口、西は豊島区高田、東は大塚・音羽に接する。公園や緑が多い地域である。高台の閑静な文教地区であり、また古くは大名屋敷であった。現在の東大病院分院跡地は松平出羽守の下屋敷、日本女子大学附属豊明小学校は大岡主膳正の下屋敷、日本女子大学附属豊明幼稚園は鳥羽藩の下屋敷、肥後細川庭園(旧:新江戸川公園)は細川家の下屋敷だった所である。
地盤が強く、関東大震災、戦災に巻き込まれることがなかったため、細い路地などが残ったままである。
豊島区目白と文京区目白台は異なるが、混同されることが多い。もっとも中間に雑司が谷を挟んでいるだけであり近隣といえる。
古くからの密集した住宅地となっている。目白台唯一のコンビニ(セブン-イレブン)が不忍通りにある。スーパーマーケットは生活協同組合コープとうきょう、まいばすけっとが目白通り近くにある。
地価
住宅地の地価は2017年(平成29年)1月1日の公示地価によれば目白台2-6-14の地点で80万1000円/m2となっている。
歴史
高田豊川町、雑司ヶ谷町、高田老松町、西青柳町などが合併されて誕生。
地名の由来
この地に目白不動と呼ばれた新長谷寺(本尊は現在は金乗院に移される)という寺があった。目白台という台地に由来。
史跡
- 大町桂月旧居跡(目白台三丁目、盲学校の一つ手前の道)
- 水神社(目白台一丁目)
- 清土鬼子母神堂(目白台二丁目)
- 窪田空穂旧宅跡(目白台二丁目、早大教授の窪田空穂の旧宅)
- 若山牧水(目白台二丁目。居を構えたことがある。)
- 旧細川家学問所松聲閣(目白台一丁目)
- 杉山寧旧宅跡(目白台二丁目、文化勲章受章杉山寧の旧宅)
- 日本女子大学成瀬記念講堂(目白台二丁目)
- 旧成瀬仁蔵住宅(目白台二丁目)
- 旧細川侯爵邸(目白台一丁目 東京都指定文化財)
- 村川家住宅(目白台三丁目 国登録有形文化財、東京帝国大学教授村川堅固、東京大学教授村川堅太郎の旧宅)
- 月の湯(目白台三丁目 東京都最古級の木造銭湯 2015年に閉業解体)
- 宮沢賢治が、永楽病院(のちの東京大学附属病院分院)に入院した妹・トシ(旧制日本女子大学校に在学)の看病のために滞在した下宿跡(目白台三丁目、旧雑司が谷町、三丁目坂の辺り)
- 目白台三丁目、腰掛稲荷神社から盲学校にかけては戦前牧場であった。
世帯数と人口
2019年(令和元年)8月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 |
世帯数 |
人口
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目白台一丁目
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1,211世帯
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2,130人
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目白台二丁目
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1,274世帯
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2,333人
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目白台三丁目
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1,397世帯
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2,654人
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計
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3,882世帯
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7,117人
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小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[7][8]。
丁目 |
番地 |
小学校 |
中学校
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目白台一丁目 |
全域 |
文京区立関口台町小学校 |
文京区立音羽中学校
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目白台二丁目 |
1〜3番 8〜9番
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その他 |
文京区立青柳小学校
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目白台三丁目 |
1〜3番 4番3号 4番4号(一部) 4番6〜10号 4番11号(一部) 5番 6番1号 6番11号(一部) 6番12号、14号 7番1〜4号 18〜29番
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その他 |
文京区立関口台町小学校
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交通
バス
- 目白台一丁目 - 白61系統「日本女子大」「目白台三丁目」停留所が利用できる。
- 目白台二丁目 - 都営バス白61系統「日本女子大」停留所が利用できる。
- 目白台三丁目 - 都営バス白61系統「目白台三丁目」停留所が利用できる。
- 上記都営バスのほか、文京区コミュニティバス「Bーぐる」の「目白台一丁目」「目白台運動公園前」「日本女子大前」「目白台二丁目」も利用できる。
脚注
外部リンク