河野西入坊(かわのさいにゅうぼう)は、岐阜県各務原市にある真宗大谷派の寺院である。
概要
同派岐阜教区第三組に所属する。
地元の人々には「蓮如さま」(れんにょさま)の愛称で親しまれている。河野西入坊に伝わる「蓮如上人寿像」は各務原市の有形文化財に指定されている[1]。また上人の杖にしていた銀杏の木が根付いたといわれる樹高30m以上、幹周り4m以上、樹齢500年を越すといわれる「西入坊境内大銀杏」は各務原市の天然記念物に指定されている[1]。
河野九門徒の寺院の一つである。
沿革
- 鎌倉時代
- 住職の行園が親鸞の説法に聞き入り入信して弟子となる。他の同士とともに尾張国葉栗郡木瀬(現在の岐阜県羽島郡岐南町三宅)に草庵を建てる。
- 室町時代
- 木曽川の洪水により草庵が荒廃。文明2年(1470年)、この地を訪れた本願寺の蓮如上人はその現状を憂い、当時の住職行念らが草庵を再興。新加納(現在の各務原市)に移転し「河野御坊」と名づける。
- 江戸時代
- 現在地に移転する。尚、この際、一部は美濃国羽栗郡竹ヶ鼻村(現在の羽島市)に移転する(竹鼻別院)。
その他
毎年4月の第4土、日曜日は「蓮如さま祭り」が行なわれる。当日は参道や境内に多くの屋台出て、多くの参拝者で賑わう。
所在地
交通アクセス
- バス
- 自動車
出典
関連項目