東京新幹線車両センター(とうきょうしんかんせんしゃりょうセンター)は、東京都北区にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の新幹線統括本部が管轄する車両基地である。
概要
当センターは、武蔵野線開業に伴い新設された武蔵野操車場に機能を移転させることで、旧田端操車場の貨車操車場跡地に設置された[1]。新幹線建設反対運動の影響で工事着手は大幅に遅れたが、1978年10月のダイヤ改正で田端操車場の使命が変わったことから、着工に至ったものである[1]。工事費用(概算)は約317億円[1]。
設備
田端操車場の敷地面積は、約28万m2であったが、在来線用の敷地面積を15万m2に縮小させ、新幹線車両基地用に約13万m2を捻出した[1]。
田端駅横に保守基地があり、田端 - 上中里駅間に着発収容線、上中里駅横に仕業検査庫がある[1]。
- 着発収容線:18両編成長18線(うち2線は差し替え線)(有効長480 m以上)[1]
- 仕業検査線:12両編成長3線(仕業整備庫建屋内・有効長430 m)[1]。車両洗浄装置設置[1]
- 保守基地[1]
- ロングレール運搬車留置線(在来線材料授受線と共用) 1線
- 保守用車留置線 3線
- バラスト積込線 1線(材料線と共用)
- 確認車留置線 5両分
- 検修庫線 1線
- 機回し線 1線
- 引き上げ線 1線
沿革
業務内容
- 東京駅・上野駅発着列車の仕業検査・臨時修繕・清掃作業・留置を目的としている。そのため車両配置はない。
- 列車は山手線田端駅付近より本線から分岐して入出区する。入出区線は上野側のみにある。
脚注
- ^ a b c d e f g h i 交通協力会『交通技術』1979年4月号「新幹線田端車両基地の建設計画」pp.5 - 7。
- ^ 組織の改正について - 東日本旅客鉄道 2019年2月5日
参考文献
- 交通協力会『交通技術』1979年4月号「新幹線田端車両基地の建設計画」(飯田 俊博・国鉄本社・新幹線建設局工事第一課)
座標: 北緯35度44分42.9秒 東経139度45分1.2秒 / 北緯35.745250度 東経139.750333度 / 35.745250; 139.750333
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北海道・東北 | |
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北陸 | |
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東海道・山陽 | |
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山陽・九州 | |
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西九州 | |
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その他 | |
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×は廃止された名称 |
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営業用車両 |
北海道・東北・秋田 ・山形・上越・北陸 | |
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[予]中央 | |
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東海道・山陽・九州・西九州 | |
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日本国外輸出車両 |
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試験用車両 |
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事業用車両 |
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車両形式 | |
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{}は導入予定車両、×は運用終了車両 |
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車両基地・工場 |
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JR北海道 | |
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△は未供用 ×は廃止された車両基地 |
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関連項目 |
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路線 | |
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×は廃止された列車予約サービス |
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