「星空のディスタンス」(ほしぞらのディスタンス)は、1984年1月21日に発売されたALFEE17枚目のシングル。
概要
発売当時のジャケットには「星空のディスタンス」の日本語表記の他に、「UNDER THE STARRY SKY」との英語表記がある。VHS・LD・DVD「History I」の裏ジャケットやブックレット、1991年のAmerican Music Awards(AMA)出演時の画面テロップでは「THE DISTANCE」と英語表記された。
音楽性
星空のディスタンス
発売は1984年だが、実際はデビュー当時1974年頃に曲が作られ、ライヴハウス時代(キャニオンより再デビュー前)は、Guitar Instrumentalで演奏された。作曲を担当した高見沢は、前作「メリーアン」のヒットを無駄にしないため「絶対に売れるための曲」を意識して何度も曲を書き直したという。
前作「メリーアン」に引き続き、桜井がリード・ヴォーカルを務める。アルバム『THE RENAISSANCE』へは新たなアウトロが付け加えられたLong Versionが収録されている。
『SWEAT&TEARS』と同様、コンサートでの演奏回数の多い定番曲。特にアンコールで演奏されることが多く、その際はアルバム『THE RENAISSANCE』に収録されたLong versionラストのサビコーラスを歌い出しにして演奏する(ライブ・ヴァージョンのスタジオ録音は『ALFEE GET REQUESTS』に収録)。
2019年、習志野市立習志野高等学校野球部が、第101回全国高等学校野球選手権大会に出場した際、吹奏楽部が応援歌に採用した。それによりメンバーから感謝で、飲み物の差し入れがあったという[2]。
2020年、新型コロナウィルス感染症の流行とソーシャルディスタンスから、冒頭のアカペラ部分の歌詞を一部変更し、無観客配信の夏のイベント「夏の夢」で『抗コロナ編』として演奏された。この音源はシングル『Joker -眠らない街-』の初回限定盤Cのボーナストラックとして収録されている。同バージョンは、同年の『2020 FNS歌謡祭』で、阿佐ヶ谷姉妹、『2022 FNS歌謡祭』(いずれもフジテレビ系列)でダチョウ倶楽部、土田晃之とのコラボレーションでもそれぞれ披露された。
2024年12月31日、出場した『第75回NHK紅白歌合戦』にて演奏された。
チャート成績
売上枚数は52.4万枚。1980年代に発売されたアルフィーのシングルで最も売上の高い作品で、全シングルの中でも2番目である(1番は1992年「Promised Love」)。
TBS「ザ・ベストテン」に1984年2月9日に6位で初登場。3月15日に第1位 (オリコン4位、有線4位、ラジオ2位、ハガキリクエスト1位) に到達。5月3日の第10位まで約3ヶ月ランクインした。企画で、星型の桐タンスが作られ「星空のディスたんす」と呼ばれた(この桐タンスはその後紛失したことが発覚し、現存していない)。
収録曲
- 星空のディスタンス
- DOWNTOWN STREET
- 曲の最後に「高見沢ってのが作ったんだぜ」という坂崎のセリフが入っている。本作が発売された当初、RCサクセションの忌野清志郎が「三菱・ミラージュ」のCMに出ており、「ミツビシってーのが作ったんだぜぇ」というセリフのパロディである。
収録作品
参加ミュージシャン
品番
タイアップ
カバー
関連企画・エピソード
2005年夏の野外イベントのグッズでは、「星空のチーズケーキ」と題されたお菓子が販売された。
2006年夏の野外イベントのグッズでは、歌詞から「燃え上がれ!愛のオムレット」と題されたお菓子が販売された。パッケージには、ジャケット画像が使用された。
2015年秋のコンサートツアーグッズでは、煎餅の「星空のディスたんす」が販売された。上述の「ザ・ベストテン」の星型の桐タンスをイメージしている。
2020年11月14日から、愛知県一宮市光明寺・138タワーパークでの恒例のイルミネーションでは、「星空のDistance〜人を想う距離〜」と命名された。新型コロナウイルス感染防止で距離を取りながら楽しむ意図がある[6]。
2021年夏の無観客配信イベントのグッズでは、クッキーの「星空のティラミス」が販売された。
出典
参考文献
関連項目
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高見沢俊彦 (ボーカル、エレクトリック・ギター) – 坂崎幸之助 (ボーカル、アコースティック・ギター) – 桜井賢 (ボーカル、エレクトリックベース) 三宅康夫 (ボーカル、ギター、脱退) サポートメンバー(ドラム):- 富岡義弘 - 相沢美彦 - そうる透 - 長谷川浩二 - 吉田太郎 サポートメンバー(キーボード):遠藤誠一 - 山石敬之 - 菊地圭介 - 杉山卓夫 - ただすけ |
シングル |
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オリジナル |
70年代 |
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80年代 |
80年 | |
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81年 | |
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90年代 |
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10年代 |
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BE∀T BOYS | |
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コラボレート |
1.LOVE AGAIN (加山雄三 featuring THE ALFEE) - 2.座・ロンリーハーツ親父バンド (加山雄三とザ・ヤンチャーズ) - 3.Forever with you~永遠の愛の歌~ (加山雄三&The Rock Chippers)
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チャリティ盤 | |
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アルバム |
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オリジナル |
1970年代 | |
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1980年代 | |
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2000年代 | |
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ベスト (公認) |
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2020年代 | |
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ベスト (非公認) |
1.アルフィーが選ぶマイベスト20 - 2.BEST HITアルフィー 全曲集 - 3.ALFEE ベスト20 - 4.14 Best Hits ALFEE - 5.THE ALFEE單曲全集一 - 6.THE ALFEE單曲全集二 - 7.THE ALFEE單曲特集 - 8.ベスト・ヒット ALFEE RED盤 - 9.ベスト・ヒット ALFEE BLUE盤
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ライブ | |
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クラシックス | |
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ボックス | |
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その他 | |
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BE∀T BOYS | |
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The KanLeKeeZ | |
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参加作品 |
60 CANDLES - 坂本九/トリビュートアルバム - We Love Mickey -Happy 70th Anniversary- - さだまさしトリビュート さだのうた - 若大将50年! - 今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO - 北斗の拳 35th Anniversary Album “伝承”
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カテゴリ |
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楽曲 | |
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出演番組 ※○は放送中 |
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関連人物 | |
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関連項目 | |
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