『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT 』(しおこうじ たまいしおり さかざきこうのすけの おだいばフォークむら ネクスト)は、2019年 7月18日 [ 1] よりCS放送フジテレビNEXT (フジテレビNEXTsmartでもインターネット配信あり)で月1回放送されている、フォークソング などをアコースティックで披露する音楽番組 である。
概要
THE ALFEE の坂崎幸之助 とももいろクローバーZ の玉井詩織 が、ゲストミュージシャンを迎えて生演奏・生歌でセッションを行う生放送番組 であり、原則120分CMなしで進行される[ 注 1] 。リニューアル後の番組タイトルに含まれる「しおこうじ」は、詩織の「しお」と坂崎の本名である「幸二(こうじ)」を合わせたものである。
当番組の前身番組は『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT 』(さかざきこうのすけの ももいろフォークむら ネクスト)であり2014年 9月18日 [ 2] から2019年 6月13日 [ 3] までCS放送フジテレビNEXT (フジテレビNEXTsmartでもインターネット配信あり)で月1回放送されていた。
略歴
「お台場フォーク村デラックス」の会場に使われたZepp Tokyo
前史
同番組の源流は2003年 に、フジテレビ主催の夏のイベント「お台場冒険王 」の中で行われた「坂崎幸之助のお台場フォーク村 」と題したライブコンサートである。同年8月25日 にスタジオドリームメーカー で「第1夜」が行われ[ 4] 、2007年 の「第20夜」まで、毎年夏季のイベントとして継続的に開催された。
その後スタジオドリームメーカーの閉館に伴い、2008年 から会場をライブハウスのZepp TOKYO に移し、「坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス 」と銘打ち、同時期に2-3日間のライブを開催していた。
これらのライブでは、坂崎を村長と称しメインアクトに、1970年代 ・1980年代 を代表するフォーク歌手を中心として、時に新進気鋭のミュージシャン、更には地上波の音楽番組『堂本兄弟 →新・堂本兄弟 』とのコラボレーションなどを展開し、2013年 の「第38夜」まで公演が行われた。
CS放送へ
2014年 9月 から、スカパー! ・ケーブルテレビ 向けチャンネルのフジテレビワンツーネクスト の1局であるフジテレビNEXT に舞台を移し、ももいろクローバーZ (ももクロ)がメインアクトとして加わり、『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT 』としてスタジオライブとして毎月1回の生放送で開催することになった。番組では坂崎とももクロが、アコースティックセッションを中心に、視聴者からのフォークソングのリクエストを生演奏する。また、毎回ゲストを迎えてのセッションも行われる。
テレビ放送第1回に当たる「第39夜」において、坂崎は「今夏(2014年の夏)はTHE ALFEEの結成40周年もあり、マネジャーが『今年は"フォーク村"は無理かも』といっていたが、きくち(きくち伸 プロデューサー)がペイTV推進部に異動したその勢いで、フォーク村もフジテレビNEXTに移動してきた」[ 2] と述べており、CS放送への異動は、2014年のステージイベントの代替という位置づけとともに、2015年度からのステージイベント再開を念頭に置いたプロジェクトの位置づけをなしている。なお、ももクロは音楽番組では初のレギュラー出演となる。
音楽監督をつとめる武部聡志 (第39夜 - 第62夜)、宗本康兵 (第63夜 - )[ 5] およびダウンタウンももクロバンド から加藤いづみ 、佐藤大剛らがレギュラー出演して演奏する。
放送は木曜日が基本。原則2時間の放送枠だが、実際は尺に収まらずストリーミング配信サービス「フジテレビNEXTsmart」ではフル放送していた回があり、CSでも後日再放送する時は完全版として2時間を越えたフル放送するようになった(第46夜以降)。そのため2時間経過の時点で一旦締めのコメントが入るが、収録自体は続いている(歌唱中にエンディングを迎える場合もある)。第43夜までは1時間59分の放送でCMを挟んでいたが、第44夜からCMなしの2時間放送となった。
リニューアル
2019年6月13日の第97夜をもってももいろクローバーZがレギュラー出演を終了[ 6] し、翌月7月18日の第98夜より『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT 』へと番組名がリニューアルされた。THE ALFEEの坂崎幸之助は続投し、ももいろクローバーZからは玉井詩織 が毎月レギュラー出演することになった。ももいろクローバーZは原則として3ヶ月に1回(3月・6月・9月・12月)出演する準レギュラーとなった。
『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』へのリニューアル初回放送となった2019年7月18日の第98夜では坂崎がYouTube で見つけたというベーシスト のやまもとひかる がゲストミュージシャンとして初出演した[ 7] [ 注 2] 。やまもとは翌月8月15日の第99夜以降ダウンタウンしおこうじバンドの一員として当番組にレギュラー出演することになった[ 8] 。また、やまもとは当番組への出演が縁となりももいろクローバーZのライブへもダウンタウンももクロバンドの一員として出演することになった[ 9] 。
出演者
レギュラー出演者
しおこうじ(坂崎幸之助・玉井詩織)
ダウンタウンしおこうじバンド(宗本康兵 〈音楽監督〉・加藤いづみ ・佐藤大剛・竹上良成・やまもとひかる 他)
『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』時代は「ダウンタウンももクロバンド」であったが、『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』へと番組名がリニューアルされたタイミングで「ダウンタウンしおこうじバンド」に改名された。
ゲストミュージシャンが1日限りで加わることもある[ 10] 。
準レギュラー出演者
過去の出演者
武部聡志 - 2016年まで音楽監督兼ピアノ・キーボード担当として出演していたが、翌年より「ももクロたちがもっと意見を出しやすいよう」にとの意向で、ももクロ世代に近い、宗本康兵に任を託し一線を退いた(第63夜では「拓郎 やユーミン のコンサートで忙しくなった」と坂崎がコメントしている[ 5] )。現在は「終身名誉 音楽監督」の肩書きで名を残している。番組卒業後もゲストとして何度か出演している。
有安杏果 - 2018年1月21日をもってももいろクローバーZを卒業。最後の出演は2017年12月27日に放送された第79夜。
ゲスト出演者
原則、毎回ゲストが出演している。
6回目の放送(第45夜)まではゲストは1人だったが、それ以降は基本的に複数人・組のゲストが出演する。
37回目の放送(第76夜)は「ももいろフォーク村」となってから3周年ということもあり、初心に帰る意味を込め、初回以来3年ぶりにゲストを一切招かず、ももクロメンバー・坂崎村長・ダウンタウンももクロバンドのみで臨んだ。収録体制も異例の、出演者一同が円を描くようなフォーメーションとなった。
第49夜では森山良子 が10分を超える「さとうきび畑」を披露し、これまでのフォーク村で最長の尺となった。
第53夜ではシークレットゲストの松崎しげる が登場。左利きの松崎が、玉井の右利き用のギターを左手で演奏する特技を披露。(弦が上下逆転するので、かなり難易度が高い。)
また、ももクロの事務所の後輩 (ガチンコ3 、栗もえか 、AMEFURASSHI 等)が登場することもある。
2017年より12月放送回は「松本隆 縛り」と題して松本隆が関わった楽曲限定で放送が構成される。『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』へのリニューアル後も12月放送回は毎年ももいろクローバーZも出演している。松本隆もゲストとしてスタジオに出演するのが恒例となっている[ 注 4] 。
放送リスト
タイトルには、「坂崎幸之助のお台場フォーク村」時代からの通し番号として「第○夜」を付記した後、サブタイトルがつけられている。
エピソード
『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』時代、レギュラー出演していたももいろクローバーZはこの番組限定の挨拶で「わたしたち今逢えるアイドル 月1ヒロインももいろ幸之助Z」と言うのがお決まりとなっていた。
百田が坂崎に、玉井が高見沢俊彦 に、高城が桜井賢 にそれぞれ扮した格好で「THE ALFEE」の曲を披露するのも定番となっていた。グループ名は「Z ALFEE(ズィ・アルフィー)」[ 11] 。時間の関係上、扮装をせずに披露することもあった[ 12] 。
佐々木は番組内で中森明菜 [ 13] や松田聖子 [ 14] ら「昭和アイドル」のコスプレを披露するのが恒例となっており、コーナー化していた時期もあった。
第57夜「ももいろフォーク村ベストセレクション」に関して、当初の予定タイトルは「杏いろフォーク村 ザ・ベストテン」であった。しかし、「生誕祭」ということで中心となるはずの有安杏果は、本番当日は花粉症 と中耳炎 が原因で満足に歌える状態ではなかった(本番中、有安は会話には参加するが、歌には参加していない)。そこで、開始2時間前にセットリストが組み直された[ 注 5] ため、過去に歌唱経験のある歌を中心とするセットリストとなった。第57夜で歌唱予定であった19曲のうち4曲のみ歌われ、残る15曲が第58夜「杏いろフォーク村AGAIN」で歌われた。
Go!Go! GUITAR GIRLZ というコーナーでは、村長からギターを習うという趣旨のもと、ももクロのメンバーがギター演奏に挑戦した。しかし、 第64夜で高城れに に初めてベースが渡され、第65夜でメンバー5人が「Go!Go!BAND GIRLZ」を名乗り、高城もベースを初披露。玉井や佐々木も、ベースギターやエレキギターを担当することが多くなった。そのため第81夜からコーナー名自体が、Go!Go! BAND GIRLZ に変わるケースが多くなっていた。
第68夜では、坂崎幸之助がTHE ALFEEになって2度目という本番当日の風邪をひき、声がほとんど出せなかったため、ほぼギター演奏に集中した。
第74夜では、ももいろクローバーZはオープニングにビデオでコメントのみの出演。ゲストミュージシャンとして所ジョージ とキッサコ が出演した。また初回放送の第39夜から皆勤で出演を続けていた加藤いづみも第74夜では不在だったため皆勤者はいなくなった[ 15] 。
スタッフ
構成・演出:きくちP
プロデューサー・ディレクター:福井倫子
プログラムディレクター:大野悟
制作協力:クリーク・アンド・リバー社
制作:フジテレビNEXT音組/総合開発局メディア開発センターペイTV事業部
制作著作:フジテレビ
脚注
注釈
^ 前身番組含め過去にはcomico 、太田胃散 などがCMを入れたことがある。
^ 出典の第98夜スクリプトの日付「8月18日(木)」は誤記であり、正しくは「7月18日(木)」である。
^ 3月・6月・9月・12月以外にも出演したことあり。
^ コロナ禍の時期はスタジオ出演はせずVTRによる出演。
^ 本番終了直前の玉井詩織 、および3月18日放送のK's TRANSMISSION 内での坂崎幸之助 の発言による
出典
外部リンク
高見沢俊彦 (ボーカル、エレクトリック・ギター ) – 坂崎幸之助 (ボーカル、アコースティック・ギター ) – 桜井賢 (ボーカル、エレクトリックベース )三宅康夫 (ボーカル、ギター、脱退) サポートメンバー(ドラム):- 富岡義弘 - 相沢美彦 - そうる透 - 長谷川浩二 - 吉田太郎 サポートメンバー(キーボード):遠藤誠一 - 山石敬之 - 菊地圭介 - 杉山卓夫 - ただすけ シングル
オリジナル
70年代
80年代
80年 81年 82年 83年 84年 85年 86年 87年 88年 89年
90年代
00年代
00年 01年 02年 03年 04年 05年 06年 07年 08年 09年
10年代
20年代
BE∀T BOYS コラボレート
1.LOVE AGAIN (加山雄三 featuring THE ALFEE) - 2.座・ロンリーハーツ親父バンド (加山雄三とザ・ヤンチャーズ) - 3.Forever with you~永遠の愛の歌~ (加山雄三&The Rock Chippers)
チャリティ盤
アルバム
オリジナル
1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
ベスト (公認)
1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
ベスト (非公認)
1.アルフィーが選ぶマイベスト20 - 2.BEST HITアルフィー 全曲集 - 3.ALFEE ベスト20 - 4.14 Best Hits ALFEE - 5.THE ALFEE單曲全集一 - 6.THE ALFEE單曲全集二 - 7.THE ALFEE單曲特集 - 8.ベスト・ヒット ALFEE RED盤 - 9.ベスト・ヒット ALFEE BLUE盤
ライブ クラシックス ボックス その他 BE∀T BOYS The KanLeKeeZ 参加作品
60 CANDLES - 坂本九/トリビュートアルバム - We Love Mickey -Happy 70th Anniversary- - さだまさしトリビュート さだのうた - 若大将50年! - 今日までそして明日からも、吉田拓郎 tribute to TAKURO - 北斗の拳 35th Anniversary Album “伝承”
カテゴリ
楽曲 出演番組※○は放送中
関連人物 関連項目
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アルバム
シングル
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〜2017年 (旧体制) 2018年 2019年 2020年 2021年
ももいろクリスマス2021 ~さいたまスーパーアリーナ大会~
2022年
MOMOIRO CLOVER Z 6th ALBUM TOUR “祝典”
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