徳和駅(とくわえき)は、三重県松阪市下村町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
1942年(昭和17年)までは、廃止された関西急行鉄道伊勢線(旧・伊勢電気鉄道本線)との接続駅であった。
歴史
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。平成初期(1994年以前)まで1915年(大正4年)3月改築の駅舎が存在したが、解体され現存しない。旧駅舎に掲げられていた、駅鈴を模した駅名看板が駅の入り口に現存する。待合所が構内西側の1番線に置かれている。1番線と2番線は跨線橋で繋がる。
2番線を本線とした一線スルー配線(制限速度90 km/h)であり、通過列車は原則として上下線とも2番線を通過する。停車列車は原則として上り列車が1番線、下り列車が2番線に発着するが、反対方向の通過列車に道を譲るために1番線に入る下り列車も3本ある(2021年3月改正ダイヤ時点)。
松阪駅管理の無人駅となっている。
のりば
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 |
一日平均 乗車人員
|
1998年 |
334
|
1999年 |
333
|
2000年 |
378
|
2001年 |
426
|
2002年 |
436
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2003年 |
415
|
2004年 |
371
|
2005年 |
403
|
2006年 |
410
|
2007年 |
434
|
2008年 |
438
|
2009年 |
421
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2010年 |
403
|
2011年 |
413
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2012年 |
416
|
2013年 |
432
|
2014年 |
406
|
2015年 |
418
|
2016年 |
417
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2017年 |
438
|
2018年 |
426
|
2019年 |
412
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駅周辺
三重県道756号松阪環状線が駅の真上をオーバークロスする。これはかつての関西急行鉄道伊勢線(元:伊勢電気鉄道本線)の築堤を転用したものである。1980年代半ばまではJR線をまたぐ両側のコンクリート構造物も残っていたが、道路整備により消滅している。
駅周辺には、パークタウン、レインボータウン、ハイタウンといった住宅団地が点在する。レインボータウン、ハイタウンへは当駅から三重交通バス(49系統:ハイタウン松阪 - 松阪駅前・松阪中央病院)が運行されていたが、2007年に廃止された。
隣の駅
- 東海旅客鉄道(JR東海)
- ■紀勢本線
- ■快速「みえ」
- 通過
- ■普通
- 松阪駅 - 徳和駅 - 多気駅
かつて存在していた路線
- 伊勢電気鉄道(→関西急行鉄道)
- 本線(→伊勢線)
- 花岡駅 - 徳和駅 - 上櫛田駅
脚注
注釈
- ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月現在)。
出典
- ^ “開業廣告”. 伊勢新聞: p. 1. (1894年1月1日)
- ^ “参宮鐵道德和驛開業廣告”. 伊勢新聞: p. 3. (1894年12月30日) 。『明治27年 三重県統計書』でもその旨注記あり。ただし鉄道省編集『鉄道停車場一覧』(大正15年版)では開業日が1893年(明治26年)12月31日となっている(各リンクは国立国会図書館デジタルコレクション)。
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、18-21頁。
- ^ “「CTC化」完成 紀勢本線と参宮線”. 伊勢新聞: p. 1. (1983年12月20日)
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
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