山口 由里子(やまぐち ゆりこ、1965年〈昭和40年〉11月21日[1] - )は、日本の声優、女優。大阪府出身[4]。青二プロダクション所属[4]。本名は山口 百里子(やまぐち ゆりこ)[1]。埼玉県入間市在住[6]。
略歴
小学生の頃、紙芝居『黄金バット』で熱の籠った読み手の姿に魅了されていた[7]。中学時代に演劇部員として舞台に上がり、そこから舞台女優を目指すようになった[7]。
円・演劇研究所の専攻科卒業[5](師匠は高木均)。
声優事務所「81プロデュース」に所属した後フリーとなり、その後ビーボに所属していたが再びフリーになる[5]。2013年6月から青二プロダクションに所属[5]。
1995年、『新世紀エヴァンゲリオン』の赤木リツコ役で一躍有名となる[要出典]。それ以前は、声優としての活動はあまり行っておらず、主に劇団道学先生やドイツやアジアとの合同公演など、舞台女優として活動していた。
2002年4月から2010年9月まで、引退した白石文子に代わって『ポケットモンスターシリーズ』のジョーイ役を担当した。
2007年2月から6月までの5か月間産休を取っていた。産休中、小林優子(『ONE PIECE』:ニコ・ロビン役)[8]と井上喜久子(『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』:ジョーイ役)[9]が代役を務めた。
2023年日曜劇場『VIVANT』では第3話に出演した。
人物
趣味は水泳、料理、芸術鑑賞、ウォーキング。特技はタンゴ[5][10]。
愛称の「ゆる子」は『ONE PIECE』のアフレコ現場で付けられたもの[3]。
好物はたこ焼きとイカ焼き。学生の頃に甲賀流たこ焼きに通っていた[11]。
エピソード
新世紀エヴァンゲリオン関連
1995年に始まったテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』では赤木リツコ役を演じている。初めての声優の仕事であり、キャストやスタッフに知り合いはおらず勝手が分からない状態で、共演の三石琴乃に時々相談していた[12]。『エヴァンゲリオン』がなければ声優になっていなかったといい、赤木リツコのおかげで人生が大きく変わったと語っている[12]。
2021年に公開された完結編の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』では台本を読み終えてから30分くらい号泣し、こんな壮大な作品に関わらせていただけて、これで役者人生を終えてもいいと思えたくらい感動したという[13]。
ONE PIECE関連
2001年から『ONE PIECE』で演じるニコ・ロビン役は、オーディションではなく指名で決まった役であった[14]。当時の監督だった宇田鋼之介からは、ロビンがレギュラーキャラクターでルフィの仲間になることも事前に聞かされていたといい[14]、役を演じる上では「つかみどころのない人」を意識するように言われたという[14]。
ロビンがバロックワークスのミス・オールサンデーだった頃については「本来の彼女の性質と違い、闇を抱えていた」と評し[15]、「ルフィたちがその『闇』もひっくるめて、全てを受け入れてくれたことでロビンは救われました」と話している。
ロビンを演じる上で一番大きかったことは、ロビンの母親のニコ・オルビアを演じたことだった[15]。幼いロビン[注 1]ではなく、母親であるオルビアとして「母親の気持ち」を演じたことで、改めてロビンを深く理解できるようになったという[15]。その上で「ロビンとオルビア、どちらの心情もわかって今のロビンを演じているつもりです。ロビンは強いし、後ろを振り返らない。彼女の心の中にはルフィたちだけでなく、常にあの時の母もいる。オルビアを演じたからこそ、ロビンが母の気持ちを受け取ったという実感があります」と語っている[15]。
山口は『ONE PIECE』を「声優という職業に対して、まっすぐな気持ちで向かせてくれた作品」「声優という職業のプライドやプロ意識を学んだ作品」と評している[15]。ロビン役をもらったばかりの頃は、声優業を続けることに自信が持てず葛藤を抱えていたというが、『ONE PIECE』を経験したことで、どの現場でもプロ意識を持って向き合えるようになったと振り返っている[15]。そして、「ロビン役を頂いたことは、運命としか思えなかったです」とし、ロビン役のオファーを与えてもらった事に深い感謝の想いを述べている[15]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1994年
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- 1995年
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- 1996年
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- 1998年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2003年
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劇場アニメ
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OVA
- 1993年
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- 1994年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2005年
-
- 2008年
-
Webアニメ
ゲーム
- 1995年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
-
- ONE PIECE 超グランドバトル! X(ニコ・ロビン)
- ONE PIECE ワンピースキングス(ニコ・ロビン)
- 2015年
-
- ONE PIECE トレジャークルーズ(ニコ・ロビン)
- 2016年
-
- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
-
- 2022年
-
- 2023年
-
- ONE PIECE ODYSSEY(ニコ・ロビン)
- 2024年
-
吹き替え
映画
ドラマ
アニメ
テレビドラマ
テレビ番組
特撮
ナレーション
CD
パチンコ・パチスロ
その他コンテンツ
- サンリオピューロランド内「夢のタイムマシン」上映「ONE PIECE 3D 激走!トラップコースター」(ニコ・ロビン)
- 『ティアラ!』 ふろくドラマCD ティアラ名作劇場「シンデレラ」(ナレーション)
- 水都を寿ぐ 交響楽能 East meets West(語り)
- 入間市 3代目夕やけチャイム「どこから来たの?」(2020年4月 - )(ナレーション)[6]
脚注
注釈
- ^ 幼少期のロビンは山口ではなく、永井杏が担当していた。なお、永井の芸能活動引退後の第1042話以降は山根綺が担当している。
- ^ a b 「粗忽屋後楽園店」名義
- ^ a b c d 「粗忽屋所沢店」名義
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出典
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