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「四条大宮」はこの項目へ転送されています。京福電気鉄道嵐山本線の駅については「四条大宮駅」をご覧ください。 |
大宮駅(おおみやえき)は、京都府京都市中京区四条通大宮西入ル錦大宮町にある、阪急電鉄京都本線の駅。駅番号はHK-84。
京福嵐山本線四条大宮駅とは四条大宮交差点を挟んで駅舎が対峙しており、同線との乗換駅になっている[3]。
概要
四条通の直下、京都市下京区との境界に位置する。1963年(昭和38年)に河原町駅まで延伸されるまでは、京都本線の終着駅だった。そのため、同駅の開業までは車内放送などで「京都大宮駅」と呼称されていたこともある。
かつては特急の停車駅だったが、2001年(平成13年)3月24日のダイヤ改正以降は通過となったため、日中は高槻市駅以北で通過運転を行う優等列車が一切停車しなくなった。ただし、平日のラッシュ時を中心に運行される特急以外の優等列車はいずれも停車するほか、日中も桂駅で特急との緩急接続が行われている。
当駅 - 西院駅間は、日本国内では宮城電気鉄道仙台駅(現在のJR仙石線仙台駅にあたるが別位置)、東京地下鉄道(現在の東京メトロ銀座線)に次ぐ、近畿初の地下線である。こういった経緯から地下線やホームの構造物は、土木学会の「選奨土木遺産」(ランクA)に指定されている。
歴史
駅構造
相対式2面2線のホームを有する地下駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。開業当時は相対式のホームを乗車用と降車用とに分けて使用していた[4]。
改札口は3か所に設けられており、この内中心となるのは東改札である。西改札は早朝(6時15分まで)や21時以降は閉鎖されており、ホームへと続く階段も2号線側にしかつながっていない。西改札から1号線へ行くには、2号線を通り抜けて東改札側の階段を昇り降りすることになる。トイレは東改札口の外にある。バリアフリー化の工事が行われ河原町方面行ホーム(1号線)に北改札が新設されて2014年3月21日より使用可能となった。
昭和初期の開業以来の構造ゆえに、東改札側とホーム間はエスカレーターやエレベーターの設置が困難となっているため、車椅子利用者向けに駅員の操作で動く電動のリフトが設置されている(東改札口と地上部を連絡するエレベーターは設置済み)。西改札の外側にはエレベーターが設けられており、駅係員に申告すれば、直接2号線とを行き来できる(入出場の処理は別途必要)。新設された北改札にはエレベータがあり四条大宮交番の西側に地上出口が設けられている。これにより両ホーム共にエレベーターの直接利用が可能となった。
かつてはホームの有効長が7両編成分だったため、1972年(昭和47年)10月から、8両編成の電車は上下線とも向かって最後尾の1両のみドアを締め切るドアカットを実施していた(8両編成の両先頭車には、ドア横にその旨が掲示されていたが、ホーム延伸の際にステッカーは外された。)。1986年(昭和61年)7月の工事で、ホームが60メートル梅田寄りに延伸され、10両編成分となった。現在でも、柱の形状などで延長部を確認することができる。
のりば
利用状況
2022年の通年平均の乗降人員は20,47人である[13]。阪急電鉄の全86駅の中で、36番目に利用者が多い。
近年の1日平均乗車・乗降人員は下記の通り[14][15]。
年度
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1日平均 乗車人員
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1日平均 乗降人員
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1995年
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26,424
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1996年
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39,287
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1997年
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23,139
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52,359
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1998年
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22,539
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43,975
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1999年
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22,194
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44,795
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2000年
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21,542
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44,087
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2001年
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19,430
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40,375
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2002年
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18,493
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37,715
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2003年
|
18,342
|
37,247
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2004年
|
17,950
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36,560
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2005年
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16,745
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34,899
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2006年
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15,835
|
32,438
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2007年
|
16,400
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33,014
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2008年
|
16,208
|
33,000
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2009年
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14,284
|
30,052
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2010年
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13,805
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28,808
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2011年
|
13,612
|
27,818
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2012年
|
13,605
|
27,665
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2013年
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14,414
|
29,240
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2014年
|
14,186
|
29,066
|
2015年
|
15,407
|
31,523
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2016年
|
15,444
|
31,089
|
2017年
|
15,389
|
31,266
|
2018年
|
15,211
|
30,816
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2019年
|
15,347
|
31,003
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2020年
|
11,297
|
22,684
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2021年
|
10,905
|
22,128
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2022年
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12,362
|
24,925
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駅周辺
駅舎が面している「四条大宮交差点」は、当駅および京福四条大宮駅のほか各地への路線バスが集散し、交通の要衝となっている。また、交差点の南東側にはタクシープールが設けられている。
開業当初は京都本線の終着駅だったこともあり、駅付近は往時の繁華街の雰囲気をとどめている。
バス路線
バス停は各方面ごとに分散して設置されており、それぞれバスカット(バスベイ)により走行車線を阻害しない道路形状となっているほか、後院通(四条大宮交差点から西北方向に延びる道路。千本三条交差点で千本通に繋がる)の北行き方面乗場を除く三方向の乗場は駅舎または地上連絡口と直結している。
京都市営バス(市バス)[16]
- 1番のりば
- 2番のりば
- 3番のりば
- 4番のりば
- 5番のりば
- 8号・13号・特13号・臨13号・27号・29号・91号・臨系統:四条烏丸行
- 67号系統:堀川通 上賀茂神社・西賀茂車庫行
- 6番のりば
- 7番のりば
- 8番のりば
- 9番のりば
- 46号系統:祇園・平安神宮行
- 52号・55号・臨(特出入)系統:四条烏丸行
京都バス[17]
- (市営バス1番のりばと同場所)
- (市営バス2番のりばと同場所)
- 72系統:阪急嵐山駅経由 嵐山・清滝行
- 73系統:嵐山・苔寺すず虫寺行
- 75系統:有栖川行
- 76系統:阪急嵐山駅行
- 77系統:嵯峨小学校前行
西日本JRバス
- (市営バス3番のりばと同場所)
- (市営バス6番のりばと同場所)
京阪バス
- 1のりば(公園内)
- 82号経路:五条京阪、(山科団地、)国道大塚、大宅行
- 83号経路:祇園、川田、西野山団地、醍醐バスターミナル行
- 85号経路:祇園、川田、西野山団地、大宅行
- 2のりば(市営バス1番のりばと同場所)
- 83号経路:祇園、川田、西野山団地、醍醐バスターミナル行
- 85号経路:祇園、川田、西野山団地、大宅行
大阪空港交通
このほか、かつては市営バス・京都バスともに修学院・岩倉方面へ向かう系統も運行されていた。
隣の駅
- 阪急電鉄
- ■京都本線
- ■快速特急・■特急
- 通過
- ■通勤特急・■準特急・■急行・■準急・■普通
- 西院駅 (HK-83) - 大宮駅 (HK-84) - 烏丸駅 (HK-85)
脚注
関連項目
外部リンク
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北野線(廃止) (現・梅田乗り入れ線の一部) | |
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*打消線は廃駅 |