北大路バスターミナル(きたおおじバスターミナル)は、京都市北区にある京都市営バスのバスターミナル。京都市営地下鉄烏丸線北大路駅に隣接し、京都市営バス烏丸営業所と一体となってキタオオジタウンの地下にある。
北大路通と烏丸通の北西角(厳密には一筋西)にあり、京都市電の烏丸車庫の時代から北大路通のランドマークとなっている。そのため、京都では南北と東西の通りの名前を合わせて烏丸北大路と呼ぶべき周辺地域が、この呼び方はほとんど使われず「北大路バスターミナル」あるいは「北大路駅」と呼ばれる。世代によっては今でも「烏丸車庫」が通じる。 路上のバス停留所も、長らく「北大路駅前」であったが、2014年3月に市営バスは「烏丸北大路」に改称された。
地上部は市電の烏丸車庫を経て市営バス烏丸営業所、地下鉄烏丸線北大路駅(竹田延長までは地下鉄車両の検査設備併設)であったが、経営改善のため車庫用地の有効活用を目的として大規模商業施設が建設された。運営は第三セクターのキタオオジタウン、テナントにはイオンモール(旧ビブレ)やコナミスポーツクラブなどが入っている。
北大路通の北側にあり、バスはスロープを降りて地下2階に進入する。入ってすぐの「バスおりば」は烏丸営業所の系統および当所終点の系統が停車し、降車扱い、乗務員交代、時間調整、場合によっては運転打ち切りなどを行う。九条、西賀茂など烏丸営業所以外の系統で当所が終点でないものはここには停車せず「のりば」に直行する。「おりば」からバスが180度向きを変えた所にある乗り場は、AからDの「赤のりば」と、EからGの「青のりば」がある。相互は地下3階に降りて連絡する。東にある「赤のりば」は北大路通を東へ向かう路線、西にある「青のりば」は西へ向かう路線が停車する[注 1]。
地下3階は連絡通路、定期券発売所、案内所、京都市証明書発行コーナー、地下鉄連絡通路がある。
烏丸営業所はおりばに隣接して操車室や乗務員控室があり、バスの走行経路でいうと奥、方角では北に車庫があり、一部は地上に設備を有する。
すべて京都市営バスの路線と京都バス34・35系統が乗り入れる。過去には岩倉・国際会館方面や御室仁和寺・山越方面、花園・大覚寺方面のバスも発着していた。
長距離バスはこの地域には運行されていない。
1997年に大原行の市営バス北6号系統の移管を受けた京都バスの大原方面系統(小出石線)が乗り入れを開始したが、2002年に国際会館駅発着へ移行する形で廃止された。
北大路通を運行する京都バスの系統は、他にも出町柳駅を起点に市原、広河原などへの路線があるが、北大路通の「北大路駅前」停留所に停車し、当バスターミナルへの乗り入れは行っていない。雲ケ畑へ向かう「雲ケ畑バス もくもく号」も道路上のバス停を発着する。
2019年3月16日のダイヤ改正により、17年ぶりに市原・静原方面の系統のみが乗り入れとなる。
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