多久市(たくし)は、佐賀県の中央部にある市である。
地理
佐賀市から約25km西側、牛津川沿いの盆地にあり、盆地の中心が市街地となる。山に囲まれる地勢だが、東には平地が続き他の方向にも低い峠で通じる。
地形
- 山岳: 天山(1046m)・八幡岳(764m)・女山(695m)・鬼の鼻山(464m)・徳連岳(445m)・笠頭山(350.5m)・両子山(338m)
- 河川: 牛津川・今出川
- 湖沼: 道灌堤・浅古場池・岸川ダム・天ヶ瀬ダム
隣接している自治体
地域
地域 |
面積/km2 |
世帯[* 1] |
人口[* 1] |
旧町村 |
位置 |
町・字
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北多久町
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26.29 |
3414 |
08874 |
北多久町 |
北 |
小侍・多久原・メイプルタウン[* 2]
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多久町
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17.12 |
1154 |
03052 |
多久村 |
中央 |
[* 3]
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西多久町
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19.22 |
0360 |
01138 |
西多久村 |
西 |
板屋
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東多久町
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15.52 |
1916 |
05140 |
東多久村 |
東 |
納所・別府
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南多久町
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17.82 |
1006 |
03039 |
南多久村 |
南 |
下多久・長尾・花祭
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計
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96.93 |
7134 |
20737
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- ^ a b 2013年2月28日
- ^ 2001年に多久原より独立。住居表示を実施
- ^ 大字は設置されていない
人口
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多久市と全国の年齢別人口分布(2005年)
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多久市の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 多久市 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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多久市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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26,785人
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1975年(昭和50年)
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25,535人
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1980年(昭和55年)
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25,636人
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1985年(昭和60年)
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25,831人
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1990年(平成2年)
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25,162人
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1995年(平成7年)
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24,507人
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2000年(平成12年)
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23,949人
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2005年(平成17年)
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22,739人
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2010年(平成22年)
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21,404人
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2015年(平成27年)
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19,749人
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2020年(令和2年)
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18,295人
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総務省統計局 国勢調査より
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歴史
1708年(宝永5年)に領主の多久茂文が領内に聖廟を建てて孔子を祀り、そこで教育を行った。その建物は多久聖廟として現在保存されている。
1954年(昭和29年)5月1日、小城郡北多久町・多久村・西多久村・東多久村・南多久村が新設合併し、多久市が発足。
行政
歴代市長
- 多久市(1954年-)歴代市長
議会
マスコットキャラクター
- 多久翁さん
- 2011年(平成23年)7月7日から多久市のマスコットキャラクター。
姉妹友好都市
県政
多久市から選出される佐賀県議会議員の定数は1議席である。
国政・国の出先機関
- 出先機関
警察
- 小城警察署多久幹部派出所 (旧・多久警察署、2006年(平成18年)に小城警察署に統合された)
- 駐在所
- 多久警察官駐在所
- 西多久警察官駐在所
- 納所警察官駐在所
- 東多久警察官駐在所
- 南多久警察官駐在所
消防
産業
- 就業人口
- 第一次産業:971人 9.6%(2010年)
- 第二次産業:2,769人 27.38%(2010年)
- 第三次産業:6,271人 62.01%(2010年)
近代以降は石炭産業が盛んとなり、三菱鉱業古賀山炭鉱、明治鉱業新明治佐賀炭鉱など多くの炭鉱で栄えたが、エネルギー事情の変化により1972年に県内最後の炭鉱でもあった新明治佐賀が閉山し、石炭産業は終焉を迎えた。長崎自動車道に近い地の利を活かし、跡地を工業団地として再生を図っている。
多久市に本社を置く企業
多久市に工場・事業所を置く企業
市外局番
郵便局
- 集配局 - 多久郵便局
- 無集配局 - 多久別府郵便局・南多久郵便局・東多久郵便局・北多久郵便局・本多久郵便局・西多久郵便局
- 簡易郵便局 - 多久原簡易郵便局・東多久納所簡易郵便局
金融機関
テレビ
- ケーブルテレビ
健康・福祉
統計はすべて2010年10月1日の国勢調査のもの。
- 平均年齢 : 48.12歳
- 年少人口(0 - 14)割合:13.41%
- 生産年齢人口(15 - 64)割合:58.70%
- 老年人口(65 - )割合:27.89%
病院
教育
保育所
全て私立。
- 納所保育園
- なごみ保育園
- とうぶ保育園
- みどり保育園
- こばと保育園
- 和光保育園
- 杉の子保育園
- 双葉保育園
- 青い鳥保育園
- のぞみ保育園
- 多久保育園
- さくらんぼ保育園
- 佐賀女子短期大学附属ひしのみ保育園 - 認定こども園
幼稚園
全て私立。
義務教育学校
2013年度より市内の公立小学校を中学校と同数の3校に統廃合し全小中学校で小中一貫教育を開始したのち、2017年には3校(3組)の小・中学校をそれぞれ義務教育学校に再編した。これにより市内すべての義務教育を行う学校が義務教育学校となった。また義務教育学校化により3校とも校名が東原庠舎にちなむ「多久市立東原庠舎○○校」に変更されている[2]。
高等学校
職業能力開発校
学校教育以外の施設
交通
鉄道
- 九州旅客鉄道(JR九州)
バス
- 昭和自動車 - 佐賀市と唐津市を小城市・多久市経由で結ぶ路線と、多久市と武雄市を結ぶ路線がある。
- チョイソコたく - 会員登録制・予約制オンデマンドバス(観光等での一時利用可能)。市内各地に設置された停留所で乗降可能。2024年12月2日より従来のふれあいバスに代わり運行開始した。
かつては福岡市と伊万里市を結ぶ高速バス「いまり号」が多久市街地に停車していたが2003年4月1日より経路変更され停車しなくなった。またかつては長崎自動車道上の多久聖廟バスストップに停車する高速バスもあったがこれも消滅したため、現在は多久市内に発着する高速バスはない。
道路
高速道路
自動車専用道路
一般国道
主要地方道
文化施設
スポーツ施設
- 中央公園
- 多久市陸上競技場
- 多久市野球場
- 多久市庭球場
- 多久市アーチェリー場
- 多久市体育センター
- 多久市緑が丘弓道場
- 西多久社会体育館
- 多久市東部ふれあい運動広場
- 多久市北多久運動広場
- 多久市船山キャンプ場
特産品
- 多久みかん
- 多久ヒノヒカリ
- 青しまうり漬け
- 孔子まん
- 丹邱の四季
- 多久びわ
- 銘酒「東鶴」
- 女山大根
- 桐岡ナス
- 多久まんじゅう
- 岸川まんじゅう
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
祭事・催事
- 七草かゆ会(1月上旬)
- 成人祝賀ロードレース(1月第2日曜日)
- 春季聖廟釈菜(4月18日)
- 砂原・二十三夜祭(7月23日)
- 多久山笠(8月15、16日)
- 岸川盆綱引き(2年に1回、8月15日)
- 七郎神社祇園祭(9月15日)
- 天山祈念碑祭(9月19日)
- 秋季聖廟釈菜(10月第4日曜日)
- 多久まつり(11月)
- お火たき(12月31日)
著名な出身者
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
多久市に関連するカテゴリがあります。