南区(みなみく)は、福岡市を構成する7区の行政区の一つである。
地理
福岡市の南部に位置し、春日市および那珂川市に接する。区域の大半が住宅地である。区の中心は区役所や西鉄天神大牟田線大橋駅がある大橋地区で、この地域は商業地となっている。北西部の中央区との区境には鴻巣山(100.5メートル)がある。区西南部の柏原・桧原地区は油山(597メートル)の中腹からふもとにかけて広がる。その油山は市民の憩いの場となっている。この山から樋井川が、おおよそ北向きに流れ出している。
福岡市の7行政区中、南区と城南区の2区のみが海に全く面しておらず内陸部に位置している。
区内の地域名一覧
- 五十川一丁目・二丁目
- 井尻一丁目 - 五丁目
- 折立町
- 高木一丁目 - 三丁目
- 横手一丁目 - 四丁目
- 横手南町
- 曰佐一丁目 - 五丁目
- 柳瀬一丁目・二丁目
- 的場一丁目・二丁目
- 弥永団地
- 弥永一丁目 - 五丁目
- 警弥郷一丁目 - 三丁目
- 清水一丁目 - 四丁目
- 塩原一丁目 - 四丁目
- 大橋一丁目 - 四丁目
- 南大橋一丁目・二丁目
- 向野一丁目・二丁目
- 筑紫丘一丁目・二丁目
- 玉川町
- 大橋団地
- 野間一丁目 - 四丁目
- 若久一丁目 - 六丁目
- 和田一丁目 - 四丁目
- 三宅一丁目 - 三丁目
- 向新町一丁目・二丁目
- 老司一丁目 - 五丁目
- 野多目一丁目 - 六丁目
- 若久団地
- 屋形原一丁目 - 四丁目
- 鶴田一丁目 - 四丁目
- 柏原一丁目 - 七丁目
- 大字柏原
- 大平寺一丁目・二丁目
- 桧原一丁目 - 七丁目
- 大字桧原
- 花畑一丁目 - 四丁目
- 西長住一丁目 - 三丁目
- 長住一丁目 - 七丁目
- 柳河内一丁目・二丁目
- 中尾一丁目 - 三丁目
- 皿山一丁目 - 四丁目
- 平和一丁目・二丁目・四丁目(三丁目・五丁目は1982年に中央区へ編入[1])
- 多賀一丁目・二丁目
- 大池一丁目・二丁目
- 寺塚一丁目・二丁目
- 長丘一丁目 - 五丁目
- 那の川一丁目・二丁目
- 大楠一丁目 - 三丁目
- 高宮一丁目 - 五丁目
- 市崎一丁目・二丁目
歴史
大和時代に朝廷の出先機関である筑紫官家(つくしのみやけ)が区内の三宅地区にあったとされる。区域はかつて三宅村・曰佐(おさ)村という独立した自治体であったが、福岡市に編入された。
1950年(昭和25年)頃までは水田が点在する集落だったが、福岡市の人口増加によって急速に住宅地として発展した。1972年4月1日、福岡市が政令指定都市となった際に行政区として発足した。
人口の変遷
- 1975年 193,822
- 1980年 211,485
- 1985年 218,185
- 1990年 233,137
- 1995年 238,652
- 2000年 243,039
- 2005年 246,367
- 2010年 247,096
- 2015年 255,797
- 2020年 265,583
地域
教育
大学・短期大学
高等学校
- 県立
- 市立
- 私立
中学校
- 市立
- 私立
- 過去に存在した学校
小学校
- 市立
- 私立
特別支援学校
病院
警察
消防
郵便局
国の施設
文化施設
- 南市民センター・南図書館
- 福岡市男女共同参画センター(アミカス)
- 九州大学ユーザーサイエンス機構大橋サテライトLUNETTE
南区に本社を置く主要企業
交通
鉄道
※このほか九州新幹線、西日本旅客鉄道の博多南線が区内を通っているが、区内に駅はない。また、南区は福岡市内で地下鉄が唯一通っていない区である。
バス
道路
- 有料道路
- 一般国道
- 県道
- その他の主要道路
- 市道干隈清水線(大池通り)
- 市道野間屋形原線
- 都市計画道路弥生坂鶴田線
- 都市計画道路御供所井尻線
- 都市計画道路長浜太宰府線
- 筑肥新道
名所・旧跡・観光スポット
-
野間大池
-
油山市民の森
-
油山牧場
-
花畑園芸公園
-
博多温泉
-
旧高宮貝島家住宅高宮南緑地
-
桧原桜
-
興宗寺
出身有名人
五十音順
その他
テレビ西日本の本社・スタジオが1962年2月から1996年8月まで南区高宮四丁目の小高い山の上に所在していた(現在は早良区百道浜二丁目に所在)。後に、テレビ西日本の社屋の建物は、テレビ西日本の関連会社「ビデオステーション・キュー」のスタジオとなっていたが、2008年までに取り壊された。
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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