伊吹 剛(いぶき ごう、1949年8月28日[1] - )は、日本の俳優。岡山県小田郡矢掛町出身[2]。所属事務所はカートプロモーション。
岡山県立笠岡商業高等学校卒業[2] 後、京都の会社に就職[3]。一年上の先輩とともに場外馬券場に行った時に大映ニューフェイスの募集ポスターを見つけ、撮影見学が出来ると思い応募したところ合格[3]。「伊吹 新吾」(いぶき しんご)の芸名で大映京都撮影所第6期ニューフェイスとしてデビューした[4]。同期は東京撮影所に採用された速水亮がおり、速水とは1971年の映画『海兵四号生徒』で、ともに本映画で重要な役柄となる海軍の模範生徒役に抜擢(ばってき)された[5]。
大映の倒産後は俳優を辞めることも考えたが、建設会社で働きながら活動を続けた[4]。当時『木枯し紋次郎』のオープニングで中村敦夫の吹き替えを演じたこともあった[4]。
その後は主に関西で活動し、NHK朝の連続テレビ小説『火の国に』出演を機に芸名を「伊吹 剛」に改める[4]。それを観た当時の東映プロデューサー・近藤照男の目に留まり『Gメン'75』のレギュラーに抜擢され。中屋刑事役で第105話から第306話まで出演[4]。また『Gメン』後半には『斬り捨て御免!』『鬼平犯科帳』にレギュラー出演し、京都と大船との往復が続いたため疲労困憊状態になり、居眠り運転で危うく死にかけたことがあった[6]。
『Gメン』降板後は時代劇の出演がメインとなり、京都での仕事が増えた[6]。これは刑事役のイメージが強いため、髷を被った方がイメージが変わるだろうという思惑からとのこと[6]。特撮テレビドラマに何度かゲスト出演しているが、『Gメン』で監督を務めていた堀長文から乞われての出演だった[6]。『仮面ライダーBLACK』に出演した際は、鳥羽一郎の息子から尊敬されたという[6]。
近年は時代劇で悪役、善役に出演し、Vシネマでは暴力団幹部役を多く演じている。
特技は、柔道[1]、乗馬[1]。
など