京都国立近代美術館(きょうとこくりつきんだいびじゅつかん)は、京都市左京区岡崎の岡崎公園内にある、独立行政法人国立美術館が運営する美術館である。
概要
日本の近代美術史全体に配慮しながら、京都を中心に関西・西日本の美術に比重を置き、京都画壇の日本画、洋画などを積極的に収集、展示し、河井寛次郎の陶芸、染織など工芸作品のコレクションも充実している。
現在の建物(新館)はプリツカー賞建築家の槇文彦による設計で1986年(昭和61年)に竣工した。隣接する平安神宮の大鳥居より低く設計された。
京都市内にある国公立の博物館・美術館4館[2] で構成する京都ミュージアムズ・フォーの事務局も設けられている。
公表されている収集・保管の方針は次の通り[1]。
- 近/現代美術史の将来的検証に資する作品・資料を収集する。
- 絵画、彫刻、版画、素描類、工芸(陶芸・漆芸・金工・染織など)・デザイン、写真など、芸術の動向に係る作品・資料をジャンルの区別なく収集するだけでなく、複数のジャンルを横断する作品も積極的に収集対象とする。
- 日本の作品については、全国の動向に目配りしつつも、京都を基盤とし、近畿さらには西日本での芸術活動に重点を置き、所蔵作品の充実を図る。
- 国外の作品については、日本の芸術と世界の関係に鑑み、日本へ/からの影響関係が認められる作品の収集に重点を置く。特にダダイスムのような、芸術におけるパラダイムシフトに大きな役割を果たした動向の作品に注目する。
沿革
主な所蔵品
歴代館長
周辺
脚注
関連項目
外部リンク