ヴィエンチャン(ラーオ語: ວຽງຈັນ Viang chan [ʋíəŋ tɕàn]、英語・フランス語:Vientiane 英語発音: [vjɛnˈtjɑːn] フランス語発音: [vjɛ̃ˈtjan])は、ラオス人民民主共和国の首都。
メコン川沿いに広がる。タイ王国とは、メコン川で国境を隔てている。隣国の度重なる侵攻にさらされてきたものの、仏教国の首都として政治や文化の中心を担ってきており、数々の仏教寺院や仏塔を残す。「ビャクダンのある城壁地」という意味や「月の都」という意味があるが、ラオス情報文化省は様々な説を紹介している(下記の「歴史」を参照)。街路樹が多く「森の都」とも呼ばれる。
日本語では「ヴィエンチャン」あるいは「ビエンチャン」と表記する。タイ語のローマ字における "v" は日本語におけるワ行であるため「ウィエンチャン」と書く場合もあるが、ラーオ語の "v" は「ヴァヴィヴヴェヴォ」、ときに「バビブベボ」に近い音になる。 ヴィエンチャン特別市と称されることもあり、他の都地域のムアン(郡)とは区別される。
メコン川はヴィエンチャンに至るまで渓谷を流れ下っているが、ヴィエンチャンから下流では河岸平野を形成している。メコンの左岸にヴィエンチャンの市街が、右岸にウドーンターニーなどタイ王国の国土が広がる。河口からの距離は1600km弱。同国の交通の中心となっている。 中心部には、外国人観光客向けのゲストハウスが集まっている。
ヴィエンチャン都のうち、首都機能を持つ5つの郡を指す。
サバナ気候(Aw)。11月から3月は乾季で4月から7ヶ月間はモンスーンとなる。
終戦後、日本は撤退し、再びフランスが進駐した。2年後にラオス内戦が勃発し、その内戦後の復興に日本政府から協力の為に多くの助成金が送られ、このことをきっかけに少しずつ関係改善へと歩みを進めた。 2015年(平成27年)11月3日には、京都市とパートナーシティ提携を締結するなど、相互交流が進められている。
ヴィエンチャン市内は、中国資本の影響が多く見られる。
メコン川をはさんでタイのノーンカーイ県の国境に面していて、ヴィエンチャンの郊外から対岸のタイ領へ行く船が河川港から出ており、ヴィエンチャンの住民はビザ無しでノーンカーイまで行くことが国際協定によって許されている。 ノーンカーイには、1994年4月に開通したタイ=ラオス友好橋(ミタパブ)を渡っても行くことができ、ヴィエンチャン発バンコク行きなどの国境を越えるバスも運行されている。
ラオス国内、及び東南アジア、東アジア各地を結ぶ旅客定期便が運航されている。
2008年7月には、タイのノーンカーイ駅からタイ=ラオス友好橋を経由して線路を6.15キロ延長、郊外にターナレーン駅が設置された。竣工後試運転が行われて来たが、2009年3月6日に、1日2往復の定期旅客列車の運行が始まった。2023年10月30日、サイセッタ郡(タートルアン湿地特定経済区付近)にヴィエンチャン駅 (カムサワート)が開業した[2]。2024年7月より運用が開始され、ヴィエンチャンからバンコク、ウドンターニーを結ぶ列車が、それぞれ1日1往復運行されている。
2021年12月3日に中国ラオス鉄道が開通、ヴィエンチャン駅が開業した[3][4]。ヴィエンチャン郊外には以下の駅がある。
市内には路線バスが運行されている[5][6]。主にタラート・サオ(英語版)に隣接する中央バスターミナル、市内西部のITECC Mall[7]より発着する。
3ヶ所のバスターミナルから発着している。
国際バス:ノーンカーイ、ウドンターニー、コーンケン、バンコク 方面
パクセー、タケク、サワンナケート 等
ヴァンヴィエン、ポーンサワン、ルアンパバーン、ウドムサイ、ボケオ 等
中国ラオス高速道路
国道13号北線と450年道路が交差するSikuet交差点が起点
タートルアン湿地特定経済区から官庁移転先となっているドンマークカイまでの15.3km
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座標: 北緯17度58分 東経102度36分 / 北緯17.967度 東経102.600度 / 17.967; 102.600 (ヴィエンチャン)
Lokasi Pengunjung: 3.14.254.32