ロッテワールドタワー(韓: 롯데월드타워、別名 ロッテワールドタワー123・ロッテワールドプレミアムタワー)は大韓民国のソウル特別市松坡区第2ロッテワールド内にある多目的超高層ビル。
高さは555mで、韓国で最も高いビルであり、世界で7番目に高い。
ロッテ・コンサートホール(롯데콘서트홀, Lotte Concert Hall)は、8階から10階にある、クラシック音楽専用のコンサート・ホールである。2016年8月18日に開館した[2]。座席数は2,036席、舞台の左右後方にも座席があるヴィンヤード型であり。リーガー社(ドイツ語版)のパイプオルガンが設置されている。内部は永田音響設計が担当した[3]。
KBS交響楽団が定演の会場として利用している。
非常階段が国内基準より25%広く確保されているなど、先端的な安全技術を提示している。火災が発生した場合は19台のエレベーターが避難用に転換されられるようになっており、6000人が直ちに建物を抜け出せ、1万5000人ものスタッフも63分以内に建物を抜け出せるようになっている。
顔認証システムなど最先端の警備システムだけでなく、国内企業の中で唯一対テロ対応チームである「L-SWAT」が24時間利用者の安全を守るために常駐している。L-SWATは元特殊部隊員で編成され、拳銃型催涙スプレーや爆弾検知犬を運用してテロ対策にあたる。
基礎設計は英アルップ社、基礎の上にコンクリートと鉄骨を組み上げる建物設計は米KPFとレラ社が担った。風速80メートルの強風に耐えるための風洞設計はカナダのRWDI社、そして合計2万個のガラス壁を取り付ける外壁を日本のリクシルと米CDCが担当している。韓国の建設会社はコンクリートと鉄筋を組み上げた。
ロッテワールドタワーでは建設時から度々インシデントが発生しており、三豊百貨店崩壊事故やセウォル号沈没事故の例もあって安全性に対して強い懸念が持たれている[4]。
また、2014年以降ソウル中心街で突如地面が陥没するシンクホールという現象が多発しており[5]、ロッテワールドタワーの建設工事との因果関係が疑われている[6]。
これらを受けて、2015年3月31日に市民団体が建設中止を訴えるデモを開催しており[7]、2015年8月10日には施工者のロッテ建設が現場を適切に管理していないとしてソウル地検から起訴される事態となっている[8]。
2014年10月に複数の商業施設がオープンした当初は1日平均10万人の客が訪れていたが、相次ぐ建設に関わる事件・事故の報道とソウル市の厳しい駐車規制と高い駐車場料金の影響で、12月には1日平均7万人、2015年1月には1日平均5万3千人に客足が落ち込んでいる[17]。
2015年2月11日、日本料理店「ヒデヤマモト」が出店から3カ月余りで閉店。5年契約を結んでいたが、水族館や映画館の営業停止など事件・事故の多発により客足が遠のいたことが原因[18]。
2015年2月25日、来店客の減少に伴い賃料の値下げを発表。テナント入居後5カ月の賃料を30%減額。従業員が開業当初より1,000人減少[19]。
2018年9月現在、ロッテワールドタワーの空室率は56%に達する[20]。
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竣工
建設中
解体・崩落など
関連項目
Lokasi Pengunjung: 18.119.165.76