ミス・インターナショナル・コンテスト(Miss International、THE INTERNATIONAL BEAUTY PAGEANT)とは、国際的なミス・コンテストである。ミス・ワールド、ミス・ユニバース[1]、ミス・アースを加えて世界四大ミスコンテストと呼ぶこともある[2][3]。
児島明子が優勝した1959年までアメリカ合衆国のロングビーチで開催されていたミス・ユニバースがマイアミビーチに開催地を移した後、“美を競う”だけでなく、女性による国際社会への貢献を目指そうとする世界のミスたちが集結し、「平和と美の親善大使」として集い、交流を深めることを目的としてロングビーチで開催されることとなった[1][4][5]。その後1966年は財政事情から中止されるなど、ロングビーチで開けなくなったコンテストは1968年から日本で開催されるようになった[6]。ただし、1971年大会はロングビーチで開催され、2004年、2006年、2008年から2011年までは中華人民共和国で開催された。ミス・ユニバースとともに「美のオリンピック」とも言われる。
国際文化協会
一般社団法人国際文化協会はミス・インターナショナルの主催者として、ミス・インターナショナル世界大会の開催、ミス・インターナショナル日本代表選出大会の開催を管轄している。
2012年まではミス・ワールド日本代表も管轄していたため、同協会が主催や後援をするイベントにおいては、ミス・インターナショナルや日本代表がミス・ワールドの日本代表と一緒に出席する場合もあった。
テレビ放送
世界大会が日本で開催されるようになってから、1984年まではフジテレビ系列で、1985年から2008年[7]まではテレビ東京系列で放送されていた(生放送は例外的であり、多くは録画放送であった)。初期は田宮二郎や高島忠夫、E・H・エリックが司会を務めたが、特に評価が高く長く続いた司会者は岡田眞澄であった。中国の成都市で開催された2009年大会はBS朝日で[8]、2011年大会はBS11で[9]、いずれも翌年の1月に録画放送された。
2014年1月11日には地上波のTBS系列で、藤原紀香のリポートで2013年のミス達の素顔を伝える番組が放送され、翌日にはBS-TBSでも放送された[10]。TBSは2014年の世界大会も地上波で録画放送を行ったが[11]、2015年、2016年はBSのみの放送となった[12]。
応募資格
満17歳~30歳の、未婚女性(ただし、海外各国での資格年齢が異なっている)
現在の表彰項目
- ミス・フォトジェニック(2008年マカオ開催からステージに、そののち5年ぶりに記者発表後決定が復活し同年にはそののちにステージでも発表)
- ミス・パーフェクトボディ(2014年~、「ミス・フォトジェニック」から改名)
- ミス・ナショナルコスプレ(2006年中国大会のみ)
- ミス・ベストランゲージ(2006年中国大会のみ)
- ミス・フレンドシップ(2014年に廃止)
- ミス・グッドウィル(2006年日本開催での民族衣装審査&2010年四川でファイナルステージ)
- ミス・フォトジェニックチャイナ
- ミス・ベストスタイル
- ミス・ベストグリーン
- メッセンジャーオブグッドウィル
- メッセンジャーオブキャリング
- メッセンジャーオブインテリジェンス
- ミス・ベストティーチャー
- ミス・ベストメイクアップ
- ミス・ベストラグジュワリー(以上中国北京のみ10種目)
- ミス・ナチュラル・ビューティー(2008年マカオ開催のみその他一部3部門もステージで)
- ミス・インターネット(2009年のみ「ミス・インターネット・ビューティー」及び「ミス・モバイル・ビューティー」、2014年に廃止)
- ミス・ガーデン(2010年のみ)
- ミス・アクティブ(2010年・11年)
- ミス・エクスプレッシヴ(2010年のみ)
- ミス・スティチュー(2011年)
- ミス・エレガンス(2010年、2011年)
- ミス・スタイル(2011年のみ)
- ミス・パンダエンジェル(2011年のみ)
- ミス・エクスプレス(2011年のみ)
- ミス・タレント(2011・12年)
- ミス・ジョイセフ(2012年のみ)
- ミス・ベストドレッサー(2014年から)
- 五大陸賞(2015年から「ミス・インターナショナルアジア」、「ミス・インターナショナルヨーロッパ」、「ミス・インターナショナルアメリカ」、「ミス・インターナショナルアフリカ」、「ミス・インターナショナルオセアニア」)
以下の特別賞は日本代表選考会のみ
- ミス・WEBジェニック(2001年-2013年、2015年。2017年度に復帰)
- 湘南美容外科クリニック賞(2015年のみ)
- ミスパリダイエットセンターヘルシーボディ賞(2016年のみ)
- パーフェクトボディー賞(2017年のみ)
- ビューティースキン賞(同上)
- ハッピースマイル賞(同上)
ここまでは特別賞
※ここからは最終選考後となる。2009年ステージで選考前、2010年には水着審査、ドレス審査以後にも特別賞が発表される。
- ミス・インターナショナル・グランプリ
- ミス・インターナショナル・第2位
- ミス・インターナショナル・第3位
- ミス・インターナショナル・第4位(1975年&2012年沖縄、2008年マカオ、2011年四川開催など)
- ミス・インターナショナル・第5位(同上)
歴代優勝者
近年のミス・インターナショナル
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バレリー・エルナンデス(ミス・インターナショナル 2014)
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ベア・ローズ・サンチャゴ(ミス・インターナショナル 2013)
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吉松育美(ミス・インターナショナル 2012)
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アナガブリエラ・エスピノサ(ミス・インターナショナル 2009)
優勝者出身国
2019年現在
歴代の日本代表
当初は産業経済新聞社が日本大会を主催し、1962年(昭和37年)まではミス・ユニバース、ミス・ワールドの日本代表と共に選出されていた。
1963年(昭和38年)以後は「世界ビューティ・コングレス[15]」(後に国際文化協会と改称)が主催している。
日本代表の成績は、2002年(平成14年)に3位入賞した漆島華が最高位だったが、2012年吉松育美がグランプリを受賞し、日本勢初のグランプリになった。
2002年度日本代表大会に加えここからは特別賞として2001年度「ミスWEBジェニック」を新設(初代は漆島華)。
2011年度を最後に、ミス・ワールド単体での日本代表決定コンクールは廃止され、2012年度は凖ミス・インターナショナル入賞者を3人に変更したうえで、その中から1人をミス・ワールドの日本代表に選出する方式が採用されたが、2013年度は派遣を廃止された(のちに別法人が日本代表の選出・派遣を行うことになり、日本代表の派遣は結果的に継続されることが決まる。この経緯は当該項目の詳述参照)。
なお、ミス・ワールド日本代表が国際文化協会主催時代には、ミス・インターナショナルの日本代表と同じデザインの襷(サッシュ)が贈呈されていた(主催者変更後はデザインが異なる)。
脚注
注釈
- ^ 開催した当時、この場所は当初世界祝祭博覧会(まつり博・三重'94)の主会場として使用
出典
関連項目
外部リンク