マイク・リー(Mike Leigh, OBE, 1943年2月20日 - )は、イギリスの映画監督・脚本家・舞台監督である。即興理論を取り入れた独特の作品で、パルム・ドール、金獅子賞をはじめ数多くの賞を受賞している。
略歴
王立演劇学校、キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ、Central School of Art and Design(英語版)、ロンドン・フィルム・スクール出身。
1970年代までは主に演劇界で活動し、1980年代後半から長編映画に軸足を移し始める。
カンヌ国際映画祭では1993年に『ネイキッド』で監督賞、1996年に『秘密と嘘』でパルム・ドールと2度受賞している。『ヴェラ・ドレイク』でヴェネツィア国際映画祭でも最高賞の金獅子賞に輝いた。アカデミー賞の受賞はないが監督賞・脚本賞などで計7回ノミネートされている。第62回ベルリン国際映画祭で審査委員長を務めた。
2015年にはイングリッシュ・ナショナル・オペラの依頼で、ギルバート&サリヴァンのオペレッタ「ペンザンスの海賊」(指揮:デイヴィッド・パリー)を演出し、その後ヨーロッパ3カ国(ルクセンブルク、仏カン、独ザールブリュッケン)でも上演された。
特徴
ほとんどの作品で脚本を使わず、俳優たちと一緒に数週間かけて各々のキャラクターを作り上げ、ほぼ即興かのように演じさせる。
ジャン・ルノワールとサタジット・レイをお気に入りの監督として挙げる。小津安二郎の影響も指摘される。
特定の俳優と複数回にわたって仕事をし、数多くの演技賞をもたらすことで知られる。
監督作品 (劇映画のみ)
脚注
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