フェアチャイルド・チャンネルF(Fairchild Channel F)は、フェアチャイルドセミコンダクターが1976年8月に製造した家庭用ゲーム機である。小売価格は169.95ドル[1]。
概要
史上初めてプログラミング可能なROMカートリッジを搭載したゲーム機として知られている[1]。当初このゲームはVideo Entertainment System(略称:VES)で売り出されていたが、アタリがVCSを翌年に売り出したため、現在の名前に変更された。
水道栓のような操作ノブ[1]は、ノブの上下左右の2軸(X軸・Y軸)に加え、ノブ自体を引き出す(Z軸)、ノブを回す(Θ軸)の合計4軸が操作可能である。
日本では、丸紅住宅機器販売より1977年10月に輸入販売された。本体価格128,000円、カセット9,800円[1]。
ハードウェア
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仕様
- CPU:フェアチャイルド F8(1.79MHz)
- RAM:64バイト
- VRAM:2KB
- 画面解像度:128×64ドット(有効表示範囲: 102×58ドット)
- カラー:8色(ライン毎に白黒、またはカラー4色)
- 音声:500Hz、1kHz、1.5kHz(高速で切り替えることで異なるトーンを発声させることが可能)
- 入力:ゲーム操作用ノブ×2、本体にケーブル接続
- 出力:コンポジット出力(RF接続)
周辺機器
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ソフトウェア
フェアチャイルド・チャンネルF システムII
余波
- Google Doodle
2022年12月1日、フェアチャイルド・チャンネルFの開発者の一人「ジェラルド・“ジェリー”・ローソン生誕82周年」として、Google Doodleが公開された。5種類のゲームカートリッジが用意されており、それぞれプレイと編集ができる。オリジナルゲーム作成も可能[2]。
出典
- ^ a b c d コアムックシリーズNO.682『電子ゲーム なつかしブック』p.55.
- ^ “12月1日のGoogleロゴ、カートリッジ式ゲーム開発者記念でゲームを編集・プレイできる”. ITmedia NEWS. 2022年11月30日閲覧。
関連項目
外部リンク