ノコノコ(英: Koopa Troopa)は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空のキャラクターである。同社の登録商標である。
概要
「スーパーマリオブラザーズ」から登場しており[1]、クリボーやパックンフラワー、テレサたちと並ぶシリーズを代表する敵キャラクター。基本的にクッパ軍団の一般兵士という設定だが、登場が長きにわたっているため、細かい部分ではいくつか変化も生じている。作品によってはクッパ軍団に入隊せず、クッパのライバルであるマリオの味方になるノコノコや、キノピオやクリボーと同様に一般庶民として普通に生活しているノコノコも登場する。
もともと4足歩行の亀のキャラクターだったが、『スーパーマリオワールド』以降の作品のほとんどはブーツを履いた2足歩行となる。身長はキノピオと同程度。『スーパーマリオワールド』では、甲羅を踏まれると白シャツ姿のハダカガメ状態になる(『スーパーマリオ64』と『スーパーマリオ 3Dワールド』も同じ)。『マリオパーティ』シリーズではマリオのお助けキャラクターや仲間キャラクターとして登場することが多いことからマリオ、クッパ両者とも好相性とされる。パソコンを扱えるようになったり、テニス、野球などを行うようになった。『マリオカート』シリーズではハンドルさばきが良く、初心者にとって操作しやすい。ノコノコにもキノピオと同じく子供や老人がいる。寿命については明らかになっていない。
甲羅の色は赤・黄・緑・青の4種類があり、赤は足場の端でUターンをする。青は『New スーパーマリオブラザーズ』と『スーパーマリオワールド』に登場し『New スーパーマリオブラザーズ』では、踏みつけるとコウラマリオに変身できる青コウラが出現する。『スーパーマリオワールド』では甲羅へ入らずに蹴ってくる。また、黄色は『スーパーマリオワールド』に登場し、踏むと甲羅に入り、無敵状態になって突進してくる。
甲羅の内部には、シャツやズボンなどが収納されている。
『マリオカート』や『マリオパーティ』に登場するノコノコは親玉のクッパとは対照的で、真面目かつ紳士的な性格で一人称は「私」。登場する者は男性のようである。甲羅の色は緑。
名前の由来はノコノコ歩いてくることから。
歴史
- マリオブラザーズ(1983年)
- ノコノコの原形となるシェルクリーパー(日本名 カメさん)が登場する。デザインはデザイナーによるリアルなものが気に入らず、宮本茂みずからが行った[2]。この作品では、足場の下から叩くとひっくり返すことができたが、踏みつけることはできなかった。アーケード版およびディスクシステム版では、ひっくり返した後にしばらく放っておくと甲羅を脱ぎ捨てる。現実のカメの甲羅は背骨が発達したものであるためこのように甲羅を脱ぐことはないが、ゲームとしての分かりやすさが優先された[2]。
- なお、『スーパーマリオブラザーズ3』のミニゲーム以降、グラフィックをリニューアルしたリメイク作品では上から踏めないことを示すためにカメさんがトゲゾーに変更されていることが多い。原作を移植したバーチャルコンソール版の電子マニュアルでも、ジャンプしたマリオがカメさんに接触する画像がある。
- スーパーマリオブラザーズ(1985年)
- 初めてノコノコという名前が与えられ、クッパ軍団の兵士という設定が付けられる(資料によっては前述のシェルクリーパーとノコノコを別種と扱うこともある)。甲羅が赤のものと緑のものの2種類が登場した。赤は気が弱く、そわそわしているという設定で進路端で引き返すが、緑は勇猛果敢という設定で、進路に穴や段差があってもそのまま直進(落下)する違いがある。また、踏むと甲羅の中に引っ込み、しばらくすると復活する。甲羅の状態に触れると敵味方問わず突進する。飛ばして接触させることでその敵を倒すことができ、その甲羅の後ろについていくことで連続して敵を倒し、高得点を得ることも可能となった。派生種のパタパタもこの作品で登場。
- スーパーマリオブラザーズ3(1988年)
- 踏みつけたあと、甲羅を手で持てるようになった。ただし本作では、長時間持ち続けていると復活する。ビッグノコノコもこの作品で登場。
- スーパーマリオワールド(1990年)
- 本作から2足歩行になり、以降の作品ではこのタイプが主流になっていく。今回は甲羅の色に新しく黄と青が登場した。青は赤とほぼ同じで、黄色は緑と似ているが、プレイヤーを追尾する上に、別の甲羅を正面から当てようとしてもジャンプで避ける。踏んだ時のリアクションも変わり、今回は中身が飛び出す(マントで弾いた場合はそれまで通り甲羅に引っ込み、一定時間で復活)。この中身をハダカガメと呼び、入っていた甲羅と同じ色の靴を履いている。甲羅に入ると再び元の姿になる(甲羅と靴の色が違った場合、甲羅の色に合わせられる)。ハダカガメでも動き方は基本的に一緒だが、青い靴の場合は甲羅に入らずに蹴飛ばして攻撃してくる(正面から蹴り返してもキャッチされる)。グラフィックも彼のみ体格ががっしりしている。黄色の靴の場合は甲羅に入ると暴走状態になり、甲羅を光らせながら甲羅を蹴った場合と同じ位の高速で追尾し続け、普通の踏みつけでは弾かれるが、スピンジャンプやヨッシーでは踏み潰せる。また、ファイアやマントも効かない。なお最初からハダカガメ状態の者もいる。
- 甲羅を上にも投げられるようになった。ハダカガメやスピンジャンプの追加により、本作からはファイアボールや蹴飛ばした甲羅でなくてもノコノコを倒せるようになった。
- ヨッシーが甲羅を口に含むと、その色によって特殊な能力を与えるという設定も追加された。赤は炎、青は飛行、黄は地震の能力で、無敵ノコノコの甲羅の場合は3種類すべての能力が備わるものだったが、これは後のゲームに引き継がれなかった。
- また、これとは別に一部の城では金網に捕まって移動するタイプが登場している。このタイプは自分のいる側で直上を通過されたり(通常のノコノコを踏むことに相当)、裏からパンチされるだけで倒れる。
- スペシャルゾーンのコースを全てクリアした後の裏ワールドでは、甲羅がマリオの顔を模したような髭面のお面のようなものに変化し、それを頭に被って現れる。その際、緑ノコノコは黄に、赤ノコノコは青に変化する。なお、パタパタも同様の姿に変化するが、そちらの色は変わらない。
- スーパーマリオカート(1992年)
- レーサーとして出場。軽量級。これ以外に、アイテムとして緑と赤の甲羅が登場する。緑は壁に当たると反射し、赤はホーミング機能を有し、カートもしくは障害物に当たるまで次の順位の相手を追尾する。この2つの仕様はその後のマリオカートシリーズ共通の仕様となっている。
- スーパーマリオランド2 6つの金貨(1992年)
- この作品では4足歩行として登場する。
- なお、任天堂公式ガイドブックによると甲羅の色は緑のみとなっている。
- ヨッシーのロードハンティング(1993年)
- コクッパ(クッパ7人衆)たち同様メカに乗り込み、ステージ11のボスとして登場。
- スーパーマリオ ヨッシーアイランド(1995年)
- 甲羅の色は赤と緑の2色に戻る。踏みつけるとトランクス姿の「はだかノコノコ」が登場。口に含んでもはだかノコノコは卵にできるが、甲羅は飲み込めない。完全に倒すにはヒップドロップが必要。なお甲羅は口に入れた後、吐き出して武器にできる。
- ビッグノコノコが本作のワールド4のボスとして登場している。
- スーパーマリオRPG(1996年)
- ノコノコ自体は登場せず、パタパタも4足歩行になっているが、かぶとなどを付けたノコへいという敵が出てくる。また、マリオが使う武器として「ノコノコこうら」(色は緑色)、「パタパタこうら」(色は赤色)が登場する。
- スーパーマリオ64(1996年)
- 前作までと打って変わり、全編を通して数匹しか出てこないレアキャラクターとなった。踏みつけて外れた甲羅には乗ることができる。
- これとは別に、人間の言葉を話せる巨大なノコノコも登場する。このノコノコはマリオに友好的で、戦いではなくかけっこで勝負を挑んでくるなど、今までに無い役割を担っていた。
- マリオカート64(1996年)
- 今回はレーサー登録はされておらず、甲羅だけが登場する。その続編である『マリオカートアドバンス』でも同様だが、こちらでは表彰式などには登場している。
- レッキングクルー'98(1998年)
- クッパ城支部の一つを任され、クッパ城支部を破壊するマリオと対決することに。このゲームでは唯一のクッパ軍団員である。対戦モードやトーナメントモードでは自キャラクターとして使うこともできる。
- ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ(1999年)
- アイテムとしてミドリのコウラ、アカのコウラが登場(出展は『マリオカートシリーズ』からになっている)。
- 隠し対戦ステージ「いにしえの王国」では背景で登場しているが、ドット絵がモチーフとなった『スーパーマリオブラザーズ』とは違った感じになっている[3]。
- マリオストーリー(2000年)
- マリオの味方となる者も登場。また一般市民としても登場する。区別のため、味方であるものは緑色で本来のノコノコに近い姿で、敵である者は赤色。常に光が眩しいのでサングラスを掛けている。また、首輪・腕輪をつけるようになった。また、ヤミノコノコというノコノコよりも少し強い紫色の敵キャラクターも登場。さらにクッパ城の衛兵としてトゲノコが登場した。続編の『ペーパーマリオRPG』でもこの姿で登場する。
- マリオテニス64(2000年)
- 審判の一員として登場。なお、パタパタがプレイヤーキャラクターとして使用できる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX(2001年)
- アドベンチャーモードで登場。アイテムとしても緑色、赤色の甲羅が続投した。
- 対戦ステージ「いにしえの王国」ではドット絵版の緑甲羅のものが背景で登場しているが、進路端で引き返すようになっている。
- スーパーマリオサンシャイン(2002年)
- 個性的な派生形が3種類登場する。これらは初期型を基調としているため、4足歩行となっている点が特徴である。
- マリオカートダブルダッシュ!!(2003年)
- レーサーとして登場。ノコノコダッシュを操る。パタパタとコンビを組む。
- マリオテニスGC(2004年)
- テニスシリーズ初のプレイアブルキャラとして登場。異例のスピードタイプで、甲羅で滑ることでかなり素早く移動できる。
- スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール(2005年)
- プレーヤーキャラクターとして出演。色によって能力が違う。カメであるため足は遅いが、それ以外は能力のバランスも良く打撃と守備は無難にこなす。クッパやパタパタ、カロンと相性がいい。
- マリオ&ルイージRPG2(2005年)
- ノコディという女性の味方が登場。敵としては派生型のノコレオンしか登場しない。
- New スーパーマリオブラザーズ(2006年)
- 敵キャラクターで登場。2足歩行で靴を履いているが、『スーパーマリオワールド』などと違い、踏んでも甲羅とハダカガメに分かれない(以降の『New スーパーマリオブラザーズ』シリーズでも同じ)。プレイ中に流れるBGMに合わせて踊るようになった。また先述した金網に捕まるタイプも登場している。塔や城に登場するノコノコは、どれも赤い個体のみ。
- 2人対戦の「マリオVSルイージ」のコース3のみに青いノコノコ(動きは赤ノコノコと同じ)が登場し、踏むとアイテムの「青コウラ」になる(青コウラは他と異なり光っている。時間が経ってもノコノコに戻らず消滅してしまい、持ち運びもできない。ただしひっくり返った場合はアイテムにはならず、持ち運ぶこともできる)。効果は1人用のそれと同じ。ただし、ひっくり返ったものにヒップドロップをすると、青コウラを取った判定になる。
- スーパーペーパーマリオ(2007年)
- 大部分のノコノコがノワール伯爵の側近・ナスタシアに洗脳され(過去シリーズの敵としてのノコノコの姿。ただし緑も存在する)ノワール伯爵の手先となって登場する。性質は『スーパーマリオブラザーズ』のものとほとんど同じ。シナリオ間には洗脳を逃れ(従来のノコノコの姿)、途中合流したピーチ姫をハンマーブロスと共に護衛する勇気あるノコノコも登場する(このノコノコも洗脳されてしまう)。シナリオを進めると洗脳を逃れたノコノコも登場し、一時的にクッパ軍団基地となっている砦(とりで)を護衛している。
- スーパーマリオギャラクシー(2007年)
- 初期型を基調としているため、4足歩行かつ靴を履いていない。倒しても復活する。甲羅のみの場合、カメックが魔法で出したり、宝箱を開けたり泳ぐスピードを早めるのにも使用。水中に持っていくと首の穴から光を発し、テレサなどの一部の敵を倒すことができる。金色をした甲羅も登場した。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX(2008年)
- アドベンチャーモード『亜空の使者』でクッパ軍団の敵キャラクターとして登場。基本的に緑色の甲羅のものしか出ない(赤色はパタパタを一度踏んでおかないといけない上、赤パタパタの個数も作中全体では少数である)。今作では明確に攻撃モーションでかみついて攻撃するようになった[注釈 1]。アイテムとしても登場するのは緑色の甲羅のみ(赤色は『亜空の使者』でノコノコ(赤)を倒すと使用できる)になった。
- フィギュアは赤・緑で別々になっている。
- マリオカートWii(2008年)
- 『ダブルダッシュ』以来のレーサーとして登場。コンビを組んでいたパタパタはエントリーされていない。マシンの色は基本的に緑色で、軽量級である。ハンドルさばきが良い。ミニターボがかなり良く、操作しやすいという長所がある。
- スーパーマリオギャラクシー2(2010年)
- 『スーパーマリオギャラクシー』と同じだがノコノコ自体の登場回数は激減した。甲羅は緑色しか登場しない。
- スーパーマリオ 3Dランド(2011年)
- 今作では甲羅は持つことはできずファイアボールを当てても甲羅の中に引っ込むだけで倒せない。普通の状態では無敵状態で倒せるが、甲羅の状態ではマリオが蹴飛ばしてしまう。登場回数は少なめ。
- マリオカート7(2011年)
- 『Wii』から引き続きレーサーとして登場。軽量級でハンドルさばきの良さは変わっておらず、初心者でも扱いやすい。
- スーパーマリオ 3Dワールド(2013年)
- 『スーパーマリオ64』以来踏むと甲羅とハダカガメに分かれる。脱げた甲羅はマリオが入ることも可能で地面を滑ってる時の操作感覚は『Newスーパーマリオブラザーズ』のコウラマリオに近い。
- スーパーマリオメーカー(2015年)
- 赤と緑のノコノコが登場。なお『スーパーマリオワールド』スキンではヨッシーが食べても炎を吐けない。音楽を作る機能では緑が木琴、赤が鉄琴の音色を出せる。
- スーパーマリオ オデッセイ(2017年)
- ミニゲームおよびノコノコレースの主催者として登場。敵キャラクターとしてノコノコが出現しない珍しい作品でもある。
- マリオテニス エース(2018年)
- オンライントーナメント参加後に入手できる最初のキャラクターとして登場し、マリオテニスGC以来14年ぶり。GC同様にスピードタイプで、甲羅で滑って移動する。
- スーパーマリオメーカー2(2019年)
- 赤と緑のノコノコが登場。前作のスーパーマリオメーカーと変わりはない。
登場作品
マリオパーティシリーズでの活躍
- マリオパーティ
- 各マップの案内人を務める。また、ゲーム開始時と彼の前を通った時にコインをくれる。他にもいくつかのミニゲームに登場している。
- マリオパーティ2
- ショップやノコノコバンクの店員をしている。バンクでは、前を通ると強制的に5コインを募金させられるが、そのマスにちょうど止まると、今まで募金されたコイン全てを獲得することができる。いくつかのミニゲームに登場するのはこれ以降も同じ。各マップのエンディングでクッパに襲われる役としても登場したり、各マップを最初に歩いていてトラブルに巻きこまれたりしている。
- マリオパーティ3
- ショップ、バンクは前作と同じだが、新たにおたすけキャラとしても登場。デュエルモードにおけるマリオの初期ヘルパーとして登場。
- マリオパーティ4
- 「うきうきパーティ」内のガイドなどを全て担当しており、ステージ内にホテルも経営している。甲羅の上からアロハを着ている。
- マリオパーティ5、マリオパーティ6
- 出番が激減し、マップ上では「ノコノコバンク」のカプセルを使った時くらいしか出現しない。
- マリオパーティ アドバンス
- 住人として登場。自分の悩み事をマリオたちに解決してもらうという役割。
- マリオパーティ7
- ゴーゴーマウンテンでは中国人風の「カンフーノコノコ」、ドキドキヴィレッジでは女の子の「かわいいノコノコ」が登場する。
- マリオパーティ8
- ノコノコのハッピータウンではホテルの従業員として登場。また、ヘイホーのドリームエクスプレスでは「セレブノコノコ」が登場する。
- マリオパーティDS
- 『アドバンス』同様、マリオたちに助けを求めるだけの役回りに。今回は自身の悩みではなく、本の中に閉じ込められたノコじいを救出すべく、閉じ込めた犯人のカメックを倒すようマリオたちに依頼する。
- マリオパーティ9
- マリオパーティシリーズで初めてプレイアブルとして登場。マリオたちと共にリトルスターを取り返す冒険に出る。
- スーパーマリオパーティ
- プレイアブルの仲間になることにキャラクターサイコロが付いてくる。
- マリオパーティスーパースターズ
- マップの案内役に復帰。主な進行役をキノピオが務める傍らでノコノコバンクを担当する。
派生種
- パタパタ(Koopa Paratroopa)
- 翼の生えたノコノコ。ノコノコと同時に初代『スーパーマリオブラザーズ』より登場している。飛行タイプの敵キャラクターを企画した時、当時のゲーム機やソフトのスペックの関係から、既存のノコノコに翼を生やしたキャラクターを作成することで生み出された[2]。
- カロン(Dry Bones)
- 白骨化したアンデッドのノコノコ。『スーパーマリオブラザーズ3』より登場しており、『ペーパーマリオRPG』では「この世に未練を残し全身が骨になったノコノコ」と解説されている。踏むと骨がバラバラになって崩れるが倒されず、しばらく経つと復活するという性質を持つ。
- トゲノコ(Koopatrol)
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』『スーパーペーパーマリオ』で登場。クッパ軍団の上級兵士である。とげの生えたコウラと甲冑を装備しているクッパ城の衛兵。HPは通常のノコノコの2倍、防御力は3倍という高い能力を持っている。チャージをしたり、仲間を呼び出すこともある。トゲノコの個人名としてトゲタロウやトゲノスケがある(『マリオストーリー』より)。
- ビッグノコノコ(でかノコノコ)(Big Koopa Troopa/Hookbill the Koopa)
- 『スーパーマリオブラザーズ3』で初登場。このときはステージ設定で巨大化していたため動作は変わらずパックンフラワーやプクプクなど他のキャラクターも巨大化していた。
- 『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』ではボスキャラクターとして登場。カメックによって巨大化されている。大きなだけでなく、ボディープレスをしたり、突進したりもできる。腹が急所。頭や甲羅を踏むと卵を吐き出す。
- 『マリオ&ルイージRPG』では道を塞いでいる。ダッシュで体当たりすると転倒し、通してくれる。
- 『スーパーマリオギャラクシー2』では、でっかでっかギャラクシーで出現。走り幅跳びでのって位置調整をすると無限1upに利用できる。4足歩行である。
- 『New スーパーマリオブラザーズ U』では主にソーダジャングルに登場する。動作は普通のノコノコと同じだが甲羅を持ち上げることはできない。『スーパーマリオメーカー』ではコース作成時、ノコノコにスーパーキノコを合成して巨大化した姿。
- 無敵ノコノコ(Kamikaze Koopa)
- 『スーパーマリオワールド』で登場。黄色のハダカガメが甲羅に入ることで無敵ノコノコとなる。マリオを高速で追尾し、踏んでも倒すことができない。スピンジャンプで倒せるほか、ヨッシーがこのノコノコを食べると赤・青・黄の3種類の甲羅を食べたときの効果が同時に起こる。
- ブル(Chargin' Chuck)
- 『スーパーマリオワールド』で登場。アメフト選手のような格好をしたカメ。体当たりをしてくるもの、野球のボールを投げてくるもの、不規則に弾むラグビーボールを投げてくるもの、地面を掘り起こして岩を転がしてくるもの、その場でジャンプするもの、大ジャンプしてくるもの、分身するもの、口笛でグースカを起こすもの、口笛でマントガメを呼ぶものなどさまざまなタイプが存在する。3回踏む、ファイアボールを5発当てるなどで倒せる。口笛をふくもの以外は1回踏むと体当たり攻撃になる。
- ハンマーブロス(Hammer Bro.)
- 『スーパーマリオブラザーズ』より登場。ハンマーを投げるカメ。
- カメック(Magikoopa,kamek)
- 『スーパーマリオワールド』で登場。魔法を使い、攻撃するノコノコ[4]。ケープに分厚い眼鏡という不気味な姿をしている。
- ノコへい(Terrapin)
- 『スーパーマリオRPG』で登場。ノコノコの派生種で甲羅の色は緑。ゲーム冒頭のクッパ城で登場する。倒しても経験値はもらえない。
- 以下は個別のノコへいである。いずれも『スーパーマリオRPG』で登場。
- ノコヤン
- 元々はクッパ軍団の一員だったが、カジオーに立ち向かうことに挫折し、モンスタウンにいるジャッキーの下で格闘の修行をしている。強力なスペシャル技「ビートアタック」を使用する。
- ノコック
- メリーマリー村にいるケーキ職人。ノコック長と見習いの2人がいる。語尾に「〜ノ」「〜なノ」をつけて話す。ブッキーとピーチ姫の結婚式の際、彼らのために用意したケーキを式場に運び入れるが、その時ちょうどマリオがピーチを連れ帰ろうとしていたため、「花嫁にケーキが食べてもらえない」と怒る。その後自らが作ったケーキとともにマリオたちと戦闘をするが、そのケーキには命が吹き込まれており、戦闘中にケーキが動き出したのに驚いて逃げてしまう。なお、戦闘中マリオたちはノコックにダメージを与えられない。星の降る丘に見習いの願い事が存在する。
- ノコへいレッド
- 『スーパーマリオRPG』で登場。ノコへいの上級種。甲羅の色は赤。ゲーム終盤のクッパ城で登場する。クッパがパーティー仲間にいると動揺して逃げ出してしまう。クッパがパーティー仲間にいなくても彼の気配を感じて混乱する。ノコヤン同様ビートアタックを使用する。経験値は手に入る。
- パタパタダッシュ(Malakoopa)
- 『スーパーマリオRPG』で登場。パタパタの派生種。クッパを見ると逃げ出す。甲羅の色は緑。クッパがパーティー仲間にいると動揺して逃げ出してしまう。クッパがパーティー仲間にいなくても彼の気配を感じて混乱する。
- ヤミノコノコ(Dark Koopa)
- 『マリオストーリー』『ペーパーマリオRPG』で登場。暗い所に住む紫の甲羅を持ったノコノコ。ノコノコより能力が高く、目回しでマリオの動きを封じることもできる。動きも素早い。『ペーパーマリオRPG』には羽の生えたヤミパタパタも存在する。
- トゲノコエース
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。トゲノコの上級種。防御力こそ変わらないものの、HPが大幅に上がっている。
- コウラーズ・ノコノコ コウラーズ・パタパタ
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。黄色の甲羅を持つ特殊なノコノコとパタパタ。「コウラーズ」というチームを組み、闘技場で戦っている。能力は普通のノコノコと同じ。
- ウラノコ(Shady Koopa)
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。ひっくり返されても攻撃ができるばかりか、逆に強くなってしまう不思議なノコノコ。水色の甲羅を持つ。羽の生えたウラパタも存在する。
- ホネノコ(Dull Bones)
- 『ペーパーマリオRPG』『スーパーペーパーマリオ』で登場。カロンとよく似たキャラクターだが、かなり弱い(『スーパーペーパーマリオ』ではカロンよりも強い)。ノコノコの骸骨になっただけのキャラクターであることが明かされた。
- ガロン(Elite Dry Bones)
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。カロンの上級種。
- ノコノコ(ダークボコスカ)
- 『マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。ラストボス、ダーククッパの必殺技「ダークボコスカ」で登場するクッパ軍団を模した暗黒モンスター。甲羅にこもって突進してくる。打ち返すと後続の暗黒モンスターを蹴散らすことができる。
- タマゴノコノコ(Snooze-A-Koopa)
- 『スーパーマリオサンシャイン』で登場。甲羅がヨッシーの卵のような模様をしている巨大なノコノコ。とても頑丈である。倒すとそこに多数のヒマワリが咲く。
- デンキノコノコ(Electro-Koopa)
- 『スーパーマリオサンシャイン』で登場。電気を帯びた甲羅を持つ。地上にいて甲羅を飛ばしてくる青色のものと、金網に張り付いている赤色のものがいる。
- デンノコキング
- 『スーパーマリオサンシャイン』で登場。巨大なデンキノコノコ。甲羅の色は緑。膨大な量の電気を作り出すことができ、それでピンナパークの観覧車を暴走させていた。移動はせず、ボスキャラクターだが特定の1発の攻撃で倒せる。
- ノコレオン(Koopeleon)
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。ノコノコとカメレオンを合わせたような敵。姿を消すことができる。
- ノコレオンゴールド(Gold Koopeleon)
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。ノコレオンの上級種。体力が無いが防御力は相当高い。すぐ逃げてしまう。
- 金網ノコノコ(Climbing Koopa)
- 『スーパーマリオワールド』から登場。金網を這ってぐるぐる回っているノコノコ。金網を反対から叩くか上から踏むとと倒せる。金網ノコノコにも移動速度が速い赤色と遅い緑色がいる。一度踏んでも甲羅にはならない。
- コウラシューター(Koopa Striker)
- 『スーパーペーパーマリオ』で登場。クッパ軍が新たに養成したストライカー集団。眉毛が太く、青いユニフォームにサッカーボールの模様の甲羅を持っている。名前の通り甲羅を蹴って攻撃してくるが、敵味方、自分自身すらも攻撃判定となるため、自爆する場面が多い。ハダカガメ(青)と違い、甲羅は無限に背中から取り出せる。上位に黄色と緑のユニフォームの「ツインシューター」、白いユニフォームの「スーパーシューター」が存在する。さらに、カゲの力を有した「カゲシューター」が存在する。
- ノコノコ(ドット)(Mega Koopa)
- 『スーパーペーパーマリオ』で登場。スターを取ったノコノコ。
- カゲノコ
- 『スーパーペーパーマリオ』で登場。カゲの力を有したノコノコ。ノコノコよりもステータスが高い。同様に「カゲパタパタ」、「カゲトゲノコ」、「カゲホネノコ」も存在する。
- ノコノコせんにん
- 『マリオパーティ7』で登場。仙人の格好をしたノコノコ。白い髭や眉毛が付いているのが特徴。ボードマップ「ゴーゴーマウンテン」で登場する。
- ボスノコノコ(Egyptian Koopa)
- 『スーパーマリオボール』で登場。ツタンカーメンのような姿をしたノコノコ。2つの柱のあたりを右往左往してからビームを放つ。3回体当たりすれば倒せる。砂漠ステージのボス。
- キラノコノコ
- 『ペーパーマリオ スーパーシール』で登場。キラシールになったノコノコ。通常のノコノコより少し強い。
- キラパタパタ
- 『ペーパーマリオ スーパーシール』で登場。キラシールになったパタパタ。通常のパタパタより少し強い。
- へきがノコノコ(Mural Koopa)
- 『ペーパーマリオ スーパーシール』で登場。壁画に描かれたノコノコが動き出したもの。4足歩行で移動し、踏んでも甲羅に潜らない。
- ドリームパタパタ(Dreamy Paratroopa)
- 『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』で登場。光り輝くパタパタ。
- ペーパーノコノコ
- 『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』で登場。ペーパーマリオシリーズに登場するノコノコを、「ペーパーノコノコ」と呼ぶ。
- ペーパーパタパタ
- 『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』で登場。ペーパーマリオシリーズに登場するパタパタを、「ペーパーパタパタ」と呼ぶ。
- ノコノコ6
- 『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』に登場。6枚の束になったノコノコ。
- パタパタ10
- 『ペーパーマリオ カラースプラッシュ』に登場。10枚の束になったパタパタ。
- ペラペラコウラ
- 『ヨッシー ウールワールド』に登場。毛糸でできた甲羅。結び目をほどくと現れる。
- ノコノコカー
- 『スーパーマリオメーカー2』に登場。3Dワールドスキン限定の敵で自動車に乗ったノコノコ。甲羅を脱いだ状態で乗っている。普段は居眠りしているが、近づくと動き出す。倒すとその車を奪うことができ、運転することができる。
- ローラースケートノコノコ
- 『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』より登場。ローラースケート靴を履き地上を高速移動するタイプで、甲羅の色はピンク。
仲間
ここではRPGシリーズでマリオの仲間になる者、および敵ではないノコノコとパタパタを挙げる。
- サージェント・パター
- 『スーパーマリオRPG』で登場。パタパタたちで構成された編隊、パタパ隊の隊長であり、モンスターばあさんの命を受け部下にマリオの冒険の手助けをさせるパタパタ。甲羅は銀色。
- カメキ
- 『マリオストーリー』で登場。シリーズ初の仲間のノコノコとなった。通常のノコノコとは違い、甲羅の色は青色であり、赤いスカーフを身に付けている。
- ノコノコ村の青年で、考古学者のチャールズに憧れている。口癖は「〜ッス」、一人称は「オレッチ」。
- パレッタ
- 『マリオストーリー』で登場。元々はキノコタウンの郵便局で働いていたパタパタ。配達の途中で手紙を落とした手紙を探しつつマリオと旅をした。甲羅の色は紺色で、ゴーグルや配達用の鞄を身に付けている。『ペーパーマリオRPG』でも冒頭に登場。
- ノコジロウ
- 『マリオストーリー』で登場。ノコノコたちが生活する村・ノコノコ村の長老。人遣いがかなり荒い。クッパを嫌っている様子。
- チャールズ
- 『マリオストーリー』で登場。考古学者のノコノコ。探検家としても有名だが、ドジであることでも有名。欲深い性格であり、火山の噴火が迫っている時でも宝物のことが頭にある。ステージ5では同行することになる。学者としての腕は確かであり、カメキをはじめ彼を尊敬するものは多い。
- ノコタロウ
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。弱気な性格だが、ゴンババを倒しに行ったっきり戻ってこない父親を助けるため、マリオの仲間になることを決めた。
- ノコリン
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。ノコタロウのガールフレンド。
- ノコキチ
- 『ペーパーマリオRPG』で登場。ノコタロウの父。彼らの村を襲っていたドラゴン、ゴンババの胃の中に10年間居続けた。
- ノコディ
- 『マリオ&ルイージRPG2』で登場。女性のノコノコで新聞記者。過去のキノコ王国でマリオたちと出会い、ストーリー中に何度か助けてくれる。『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』でも登場する。
- ノコじい
- 『マリオパーティDS』で登場。ノコノコの祖父。カメックの魔法で本にされてしまう。
- パタボン
- 『マリオ&ルイージRPG3!!!』で初登場。クッパの部下のパタパタだが、ストーリーに関わってくるので述べる。ゲラコビッツの襲撃を受けたクッパ城から脱出した。慌てて脱出した為、バケツを被り、別のノコノコの緑の靴を履いている。クッパと協力するが、クッパに不満があった為か裏切ってクッパを金庫へ閉じ込める。仲間のクリッキー、ヘイファー同様、出世欲が強い性格。ゲームのエンディングではクッパ軍団に復帰する。『4』ではエリート三人組として登場し、『3』とは違う服装で登場する(マリオに負けて掃除係に降格後は『3』の服装に戻っている)。
- 『マリオ&ルイージRPG1DX』のスピンオフ『クッパ軍団RPG』にも登場し、この頃から裏切り癖があった模様。エリートになる前だが、デザインは『4』に準拠している。
- リューグー
- 『マリオ&ルイージRPG3!!!』で登場。キノコ王国の3人の賢者の一人であるノコノコ(クッパは海ガメと呼んでいた)の老人。ジグソーパズル作りが趣味。クッパは昔彼の家にあがり込んでパズルができず暴れて、家具を破壊しスターワクチンを奪ったことがある。
- ノコノコ隊長
- 『マリオ&ルイージRPG1DX』の『クッパ軍団RPG』、『3DX』の『クッパjr.RPG』に登場。クッパ城では清掃係を勤めていた。ダジャレ好きなノコノコで、よく寒いダジャレを言っては場の空気を凍りつかせる。『3DX』では謎かけに凝っている。クリボー隊長、ヘイホー隊長、テレサ隊長と共に「隊長カルテット」を名乗っている。一人称は「ボク」で、同僚に対しても敬語で話している。
- ノコノコ将軍
- 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で登場。
近種
純粋なノコノコではないが、行動面で共通点が見られるもの。
- シェルクリーパー(Shellcreeper)
- 『マリオブラザーズ』で登場。ノコノコのモデルになったカメ。
- トゲゾー(Spiny)
- 無数のトゲが生えた赤い甲羅を持つカメ。上から踏むことはできない。
- メット(Buzzy Beetle)
- 無地の黒光りする固い甲羅を持つカメ。ファイアボールを無効化する。
- ノコボン(Bombshell Koopa)
- 『スーパーマリオランド』で登場。背中に爆弾を背負ったノコノコ。踏んでから一定時間経つと自爆する。羽が生えたタイプは存在しない。
- 『スーパーマリオランド2 6つの金貨』にはノコボンの変種である「ノコボンメット」が登場している。
- ヒマンパタ(Heavy Troopa)
- 『スーパーマリオRPG』で登場。肥満体型のパタパタ。甲羅の色は赤。クッパの手下では無い。上級種に、甲羅が緑色の「チャンコパタ」がいる。公式イラストではデブヨッシーと顔が同じである。また、同作にはトップクラスの威力を持つ「ひまんパタこうら」という武器と防具がある。
- コワッパ(Jr. Troopa)
- 『マリオストーリー』で登場。クリオの故郷であるクリ村周辺のガキ大将。通信販売とトレーニングが趣味で、自分よりも強い者に勝つことに執念を燃やす。彼については、クリオ一家しか知らないようである。オープニングでマリオに負けたため、打倒マリオを目標にストーリー中何度となく(クッパ城にも登場するが、クリオの言う通り、どうやって来たのかは不明)登場することとなる。
- カーメン(Tutankoopa)
- 『マリオストーリー』で登場。ツタンカーメンのような亀。
- ゼニノコー(Kent C. Koopa)
- 『マリオストーリー』で登場。巨大なノコノコ。金の亡者で、通行人から通行料を巻き上げようとしていた。ボス並みの強さを誇る。元はノコノコ村の住人で、同じく住人だったノコブロスたちとは仲が悪くけんかばかりしていた。
- マメノコ(Troopea)
- 『マリオ&ルイージRPG』で登場。マメーリア王国に住む、頭に植物の芽が生えたノコノコ。その他の点では水のようなものを打ち上げて仲間を回復できるようになり、久々に4足歩行になった。甲羅の色は新色の紺色。羽の生えたマメパタも存在する。
- リメイクでは二足歩行に変更された。
- マメノコノコ(Elite Troopea)
- マメノコの強化版で、倒れた仲間を復活させる力を持つ。甲羅の色は赤。羽の生えたマメパタパタも存在する。
各国の日本国外名
- 英語:Koopa Troopa
- 韓国語:オングムオングム(ハングル:엉금엉금)
- 中国語:ヌオクグイ(簡体字:诺库龟), ヌオクヌオク(簡体字:喏库喏库)
脚注
注釈
- ^ 『スーパーマリオブラザーズ』の説明書によれば、敵キャラクターに触れたときにダメージを受けるのは敵にかみつかれるためである。
出典
関連項目