ドナウブルー(欧字名:Donau Blue、2008年2月9日 - )は、日本の競走馬、繁殖牝馬[1]。主な勝ち鞍に2012年の京都牝馬ステークス、関屋記念。
馬名の意味は、「ドナウ川の青」[3]。全妹に、中央競馬牝馬三冠馬のジェンティルドンナがいる。
2010年10月23日、京都の芝1600メートルの新馬戦で福永祐一鞍上でデビューし1番人気に支持され、福永は行かせるつもりはなかったもののスタート良く好位2番手から直線抜け出してデビュー戦を飾った[4][5]。続く500万下の白菊賞は新馬戦とは一転して控える競馬に徹し、馬群に包まれて苦しい場面もあったものの直線差しきって2連勝とした[6]。白菊賞の後は桜花賞を見据えて短い休養に入った[7]。
年明けの3歳初戦のシンザン記念は、後の三冠馬オルフェーヴルなど牡馬を差し置いて1番人気に推されるも直線伸びず、レッドデイヴィスの5着に敗れる[8]。続くフィリーズレビューも1番人気に推されたが追い込み決まらずフレンチカクタスの4着に敗れ[9]、桜花賞は、レーヴディソール故障で手が空いた福永に手綱が戻る予定だったが[10]抽選に通らず、東日本大震災で阪神開催となったニュージーランドトロフィーもエイシンオスマンの6着となり、GI競走への出走権を逃し続けた。このあと夏場は休養に入り、中間で熱中症にかかるも立て直され大事はなかった[11]。秋初戦のローズステークスは5着に終わって秋華賞への出走は果たせなかった。このあと1000万下の京都の堀川特別は3着に敗れるも11月の京都の芝1800メートルの1000万下の平場戦は直線抜け出して1年ぶりの3勝目となった。
古馬となった2012年の初戦として、準オープンの身で京都牝馬ステークスに出走、クリスチャン・デムーロを鞍上に、先行ののち直線は残り1ハロンで抜け出し、インから伸びてきたショウリュウムーンに1馬身2分の1抑え、重賞初制覇を果たした[12]。続く中山牝馬ステークスは初の輸送競馬の影響で馬体重を減らした影響もあり、11着惨敗となった[13]。鞍上にクレイグ・ウィリアムズを迎えて初GI出走となったヴィクトリアマイルは、先行粘るもウィリアムズが追い出した刹那大きく寄れる距離ロスが災いし、ホエールキャプチャに半馬身及ばぬ2着惜敗となった[14]。続く安田記念は好位追走も直線で伸びを欠いてストロングリターンの10着に終わった[15]。休養後、秋の短距離路線を睨んで出走した新潟競馬場での関屋記念ではスタートを決めて2番手追走から抜け出し、追いすがるエーシンリターンズを二度差し返して1分31秒5のレコードタイムで優勝した[16]。秋緒戦の府中牝馬ステークスは1番人気に推され、中から前目でレースを進めるも折り合いを欠く場面もあって最後の直線の伸びを欠いてマイネイザベルの3着に敗れ[17]、続くマイルチャンピオンシップでも中団から直線伸びるもサダムパテックの3着に敗れる[18]。
5歳初戦の東京新聞杯はいいところなくクラレントの10着に敗れ、1番人気に応えることができなかった[19]。続くダービー卿チャレンジトロフィーもトウケイヘイローの10着に敗れ[20]、ヴィクトリアマイルはヴィルシーナの5着だった[21]。サマーマイルシリーズとなった中京記念と関屋記念はいずれも2番人気ながら4着となり[22][23]、秋に入り、緒戦の府中牝馬ステークスは先行しホエールキャプチャの2着に粘ったが[24]、その後のマイルチャンピオンシップではスタートが決まらず、トーセンラーの5着に敗れる[25]。そして2014年、引退レースとして京都牝馬ステークスに1番人気で出走したが、2年前の自身と同様に格上挑戦で出走してきたウリウリの2着に敗れた[26]。その後、2014年1月29日付で競走馬登録を抹消され、現役を引退した[2]。
引退後は、生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬となった[2]。
以下の内容は、netkeiba.com[27]およびJBISサーチ[28]の情報に基づく。
2019年5月死亡
2019年:羅生門ステークス(1600万円以下)[30]
2020年:石清水ステークス(3勝クラス)[33]
2020年:ポートアイランドステークス(L)[34]
2021年:信越ステークス(L)[35]
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