バステッド (Busted) とは、イギリスの競走馬・種牡馬である。1960年代に活躍し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどに優勝した。種牡馬としても成功。馬名Bustedは「破産した」「壊れた」「逮捕された」などを意味する言葉である。
当初バステッドはアイルランドのブラッド・フェザーストンハーに預けられており、2歳時の2戦、3歳初戦といきなり3連続着外に終わりあまり期待できない成績だった。その後ガリニュールステークスで初勝利を収めるもアイリッシュダービーでは着外となり3歳時を平凡な成績で終えた。去勢して障害へ転向させるという話も持ち上がったころ、ロイヤルパレスのペースメーカーに使おうという話が持ち上がり、父クレペロを管理していたノエル・マーレスの元へと転厩することになった。
最初スタンホープはバステッドをペースメーカーとして使おうと思っていたが、マーレスに素質を見込まれ、試しにコロネーションステークスに出走させてみると楽に勝ってしまった。続いてエクリプスステークスに出走するとグレイトネフューに2馬身半差をつけ連勝する。これは本当に強いぞと感じた陣営は、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスに挑戦させることを決定した。1番人気はアイリッシュダービー馬リボッコ、バステッドは2番人気に推されていた。レースでは直線でサルヴォーを交わすとそのまま3馬身差で快勝する。その後はフォワ賞で4連勝し凱旋門賞を目指すも故障を発症しそのまま引退した。この年はイギリス年度代表馬に選ばれている。
引退後は生まれ故郷スネイルウェルスタッドで種牡馬として供用された。種牡馬としても成功し、リーディングサイアーにこそなれなかったものの、ウィーヴァーズホール、ムトト、バスティノなどの産駒を送り出した。1988年スネイルウェルスタッドにて死去。
ブルードメアサイアー(母の父としての活躍)
第01回(1951年) シュプリームコート 第02回(1952年) タルヤー 第03回(1953年) ピンザ 第04回(1954年) オリオール 第05回(1955年) ヴィミー 第06回(1956年) リボー 第07回(1957年) モンタヴァル 第08回(1958年) バリーモス 第09回(1959年) アルサイド 第10回(1960年) アグレッサー 第11回(1961年) ライトロイヤル 第12回(1962年) マッチ 第13回(1963年) ラグーサ 第14回(1964年) ナスラム 第15回(1965年) メドウコート 第16回(1966年) アーントエディス 第17回(1967年) バステッド 第18回(1968年) ロイヤルパレス 第19回(1969年) パークトップ 第20回(1970年) ニジンスキー 第21回(1971年) ミルリーフ 第22回(1972年) ブリガディアジェラード 第23回(1973年) ダリア 第24回(1974年) ダリア 第25回(1975年) グランディ
第26回(1976年) ポウニーズ 第27回(1977年) ザミンストレル 第28回(1978年) イルドブルボン 第29回(1979年) トロイ 第30回(1980年) エラマナムー 第31回(1981年) シャーガー 第32回(1982年) カラグロウ 第33回(1983年) タイムチャーター 第34回(1984年) ティーノーソ 第35回(1985年) ペトスキ 第36回(1986年) ダンシングブレーヴ 第37回(1987年) リファレンスポイント 第38回(1988年) ムトト 第39回(1989年) ナシュワン 第40回(1990年) ベルメッツ 第41回(1991年) ジェネラス 第42回(1992年) セントジョヴァイト 第43回(1993年) オペラハウス 第44回(1994年) キングスシアター 第45回(1995年) ラムタラ 第46回(1996年) ペンタイア 第47回(1997年) スウェイン 第48回(1998年) スウェイン 第49回(1999年) デイラミ 第50回(2000年) モンジュー
第51回(2001年) ガリレオ 第52回(2002年) ゴーラン 第53回(2003年) アラムシャー 第54回(2004年) ドワイエン 第55回(2005年) アザムール 第56回(2006年) ハリケーンラン 第57回(2007年) ディラントーマス 第58回(2008年) デュークオブマーマレード 第59回(2009年) コンデュイット 第60回(2010年) ハービンジャー 第61回(2011年) ナサニエル 第62回(2012年) デインドリーム 第63回(2013年) ノヴェリスト 第64回(2014年) タグルーダ 第65回(2015年) ポストポンド 第66回(2016年) ハイランドリール 第67回(2017年) エネイブル 第68回(2018年) ポエッツワード 第69回(2019年) エネイブル 第70回(2020年) エネイブル 第71回(2021年) アダイヤー 第72回(2022年) パイルドライヴァー 第73回(2023年) フクム
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