ノヴェリスト(Novellist、2009年3月10日 - )は、ドイツの競走馬・種牡馬。
主な勝ち鞍は2012年のジョッキークラブ大賞、2013年のサンクルー大賞、キングジョージVI世&クイーンエリザベスステークス、バーデン大賞。
経歴
2011年
デュッセルドルフでデビューし1着。
2012年
平場戦で勝ったのち、メツレル春季賞(G3)、ウニオンレネン(G2)を勝ち4連勝でドイチェスダービー(G1)に出走するも2着。続いて出走したバーデン大賞ではデインドリームに敗れ4着であった。しかしイタリアのジョッキークラブ大賞(G1)で1着となりG1初勝利を果たした。
2013年
初戦のドイツ・バーディシェンウンターネーメン大賞(G2)で勝利。フランスのサンクルー大賞でG1競走2勝目を果たす。
続いて出走したイギリス最高峰のレースであるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(アスコット競馬場 芝12ハロン)において、2着のトレーディングウェザーに5馬身をつけ圧勝した。優勝タイムの2分24秒60は2010年にハービンジャーが樹立したレコードを大幅に更新するアスコット競馬場レコードであった[3]。
その後2度目の出走となるバーデン大賞で優勝を果たしG1競走を3連勝した。
ドイツの歴史的名馬の一頭に数えられ、凱旋門賞でも有力馬に挙げられたが[4]、発熱のため回避[5]。
この年限りで引退し、日本の社台スタリオンステーションで種牡馬入りした[6]。
種牡馬成績
2014年より供用開始し、2017年に産駒デビューした[7]。2019年1月にラストドラフトが京成杯を勝利し、ノヴェリスト産駒のJRA初重賞制覇となった。2019年10月にはオーストラリアでピースオブワールドとの間に生まれたウォルフがG3クーンジーカップを制し海外重賞初制覇となった。
2021年からはレックススタッドで繋養されることになるも[8]、2023年12月にレックススタッドを退厩、ヴェルサイユリゾートファームに移動して種牡馬活動を継続する[9]。
主な産駒
グレード制重賞勝利馬
地方重賞勝利馬
血統表
半妹に2022年のアイリッシュオークスに優勝したマジカルラグーン(父ガリレオ)がいる。
脚注
外部リンク