コントラアミラル・イェウスタツィウ・セバスティアン級コルベット(ルーマニア語: Contraamiral Eustaţiu Sebastian clasa Corveta)は、ルーマニア海軍が運用するコルベットの艦級。正式名は1048M号計画型コルベット(Corveta Proiect 1048M)、NATOコードネームはテタル-II型コルベット(Tetal-II class corvette)[1]。
計画番号のとおり、先行する1048型(アミラル・ペトレ・バルブニェヌ級)の発展型であり、船体と主機関は同型のものが踏襲されている。ただし32番砲を撤去して艦尾甲板を拡張し、ヘリコプター甲板として設定している。また31番砲はAK-176 76mm単装速射砲、高角機銃はAK-630ガトリング砲(あるいは軽量形のAK-306)、対潜ロケット砲もRBU-6000と、いずれも新型機に換装している。方位盤としては、艦橋上にMR-123「ヴィーンペル」(NATO名「バス・テイルト」)を設置し、砲と機銃の双方を統制している。主センサーとしては、原型艦と同様に、Sバンドの対空・対水上捜索レーダーであるMR-302「ルブカ」(NATO名「ストラット・カーブ」)をマスト頂部に搭載している[1]。
黒海での海上任務に使用されており、アミラル・ペトレ・バルブニェヌ級と共に第50コルベット戦隊として運用されている[2]。
この他に2艦が、進水したものの竣工には至らず、2006年の段階では未完のままルーマニアのマンガリア軍港で係留されている[3]。
出典
外部リンク