コントラアミラル・イェウスタツィウ・セバスティアン級コルベット

1048M型コルベット
コントラアミラル・イェウスタツィウ・セバスティアン
基本情報
艦種 コルベット
命名基準 ルーマニア海軍の提督
就役期間 1989年 -
前級 1048型
要目
排水量 基準:1,540トン
満載:1,660トン
全長 92.42 m (水線長 89.40 m)
最大幅 11.40 m
吃水 3.75 m
機関方式ディーゼルエンジン×4基
スクリュープロペラ×4軸
出力 17,612 bhp
電力 175 kW発電機×4基
速力 24ノット
航続距離 1,500海里
乗員 士官7名+曹士70名
兵装AK-176 76mm単装速射砲×1基
AK-630 30mm多銃身機銃×2基
RBU-6000対潜ロケット砲×2基
・533mm魚雷発射管×4基
搭載機 IAR 316ヘリコプター×1機
レーダー ・MR-302 対空・対水上捜索用
・MR-123 砲・機銃射撃指揮用
ソナー ・中周波型 船底装備式
・高周波型 可変深度式
電子戦
対抗手段
・ビザーン4電波探知装置
・PK-16 16連装デコイ発射機×2基
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コントラアミラル・イェウスタツィウ・セバスティアン級コルベットルーマニア語: Contraamiral Eustaţiu Sebastian clasa Corveta)は、ルーマニア海軍が運用するコルベットの艦級。正式名は1048M号計画型コルベットCorveta Proiect 1048M)、NATOコードネームテタル-II型コルベットTetal-II class corvette[1]

計画番号のとおり、先行する1048型(アミラル・ペトレ・バルブニェヌ級)の発展型であり、船体と主機関は同型のものが踏襲されている。ただし32番砲を撤去して艦尾甲板を拡張し、ヘリコプター甲板として設定している。また31番砲はAK-176 76mm単装速射砲、高角機銃はAK-630ガトリング砲(あるいは軽量形のAK-306)、対潜ロケット砲もRBU-6000と、いずれも新型機に換装している。方位盤としては、艦橋上にMR-123「ヴィーンペル」(NATO名「バス・テイルト」)を設置し、砲と機銃の双方を統制している。主センサーとしては、原型艦と同様に、Sバンドの対空・対水上捜索レーダーであるMR-302「ルブカ」(NATO名「ストラット・カーブ」)をマスト頂部に搭載している[1]

同型艦一覧[2]
番号 名称 竣工 就役
264 コントラアミラル・イェウスタツィウ・セバスティアン
(Contraamiral Eustaţiu SEBASTIAN)
1983年 1989年
265 コントラアミラル・ホリア・マチェラル
(Contraamiral Horia MĂCELARIU)
1996年 1996年

黒海での海上任務に使用されており、アミラル・ペトレ・バルブニェヌ級と共に第50コルベット戦隊として運用されている[2]

この他に2艦が、進水したものの竣工には至らず、2006年の段階では未完のままルーマニアのマンガリア軍港で係留されている[3]

出典

  1. ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 560-561. ISBN 978-1591149545 
  2. ^ a b THE 50 CORVETTE SQUADRON SHIPS”. ルーマニア海軍. 2015年1月4日閲覧。
  3. ^ Martinescu, Darius (2006年9月25日). “Lacul Mangalia, locul unde a murit marina militară (Mangalia Lake, the place where the military navy died)”. România Liberă. 2012年7月3日閲覧。

外部リンク