アミラル・ペトレ・バルブニェヌ級コルベット(ルーマニア語: Amiral Petre Bărbuneanu clasa corveta)は、ルーマニア海軍が運用するコルベットの艦級。正式名は1048号計画型コルベット(Corveta Proiect 1048)、NATOコードネームはテタル-I型コルベット(Tetal-I class corvette)[1]。
設計はルーマニア国内で行われたが、経済上の問題によって計画は遅延した。ネームシップは1980年に起工された[1]。
主センサーとしては、Sバンドの対空・対水上捜索レーダーであるMR-302「ルブカ」(NATO名「ストラット・カーブ」)をマスト頂部に搭載している。主砲としては、AK-726(ロシア語版) 59口径76mm連装砲を艦首・艦尾甲板に1基ずつ搭載した。火器管制レーダーとして、Xバンドの「ヤコール」(NATO名「ホーク・スクリーチ」)を上部構造物上に設置している。また近接防空用としては、上部構造物後端の両舷にAK-230 65口径30mm連装機銃を搭載し、その直前に火器管制レーダーとしてMR-104「ルィーシ」(NATO名「ドラム・テイルト」)を設置している[1]。
同型艦
同型艦一覧[2][3]
番号 |
艦名 |
建造 |
進水 |
就役 |
退役
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260 |
アミラル・ペトレ・バルブニェヌ Amiral Petre Bărbuneanu |
マンガリア造船所 |
1981年 5月23日 |
1983年 2月4日 |
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261 |
ヴィチェアミラル・ヴァシレ・スコドリャ Viceamiral Vasile Scodrea |
1982年 6月5日 |
1984年 1月3日 |
2004年
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262 |
ヴィチェアミラル・ヴァシレ・ウルシャヌ Viceamiral Vasile Urseanu |
1983年 9月9日 |
1985年 1月3日 |
2004年
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263 |
ヴィチェアミラル・イェウゲン・ロシュツァ Viceamiral Eugen Roşca |
1985年 7月11日 |
1987年 4月23日 |
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脚注
出典
外部リンク