カッラーラ(伊: Carrara)は、イタリア共和国トスカーナ州マッサ=カッラーラ県にある都市で、人口約60,000人の基礎自治体(コムーネ)。
古来大理石の生産地として知られる。とくにカッラーラ・ビアンコと呼ばれる白大理石で著名であり、ミケランジェロのダビデ像などに用いられている。
名称
日本語文献では、カラーラ[4]、カルラーラ[5]とカタカナ表記されることもある。
地理
位置・広がり
隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のSPはラ・スペツィア県所属を示す。
気候分類・地震分類
カッラーラにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona D, 1601 GGである[6]。
また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 3 (sismicità bassa) に分類される[7]。
歴史
マッサとは15世紀から19世紀までマッサとカッラーラで公国を構成していた。
経済・産業
大理石の生産で最も重要な中心で、有名な白大理石はアプアーネ・アルプス(イタリア語版)近辺から産出する。
古代ローマの神殿やルネッサンス期の彫刻(ミケランジェロのダビデ像)、近年ではロンドンのマーブル・アーチや2007年に完成したアブダビのシェイク・ザーイド・モスクに石材を提供してきた。
分離集落のひとつコロンナータでは、大理石の桶を使用して製造されるラルド・ディ・コロンナータというラルド(豚の背脂の加工品)が名産。
文化
街の記念碑としては12世紀の大聖堂と現在は「美術アカデミー」なっている16世紀のドゥカーレ宮殿などがある。
スポーツ
サッカー
プロサッカークラブであるカッラレーゼ・カルチョが本拠を置く。2017-18シーズンはセリエC(3部リーグ)に属する。
行政
分離集落
カッラーラには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Avenza, Bedizzano, Bergiola, Castelpoggio, Codena, Colonnata, Fontia, Gragnana, Marina di Carrara, Miseglia, Noceto, Sorgnano, Torano
姉妹都市
カッラーラ出身の人物
ゆかりのある人物
脚注
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、
カッラーラに関連するカテゴリがあります。
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アウッラ , ヴィッラフランカ・イン・ルニジャーナ , カーゾラ・イン・ルニジャーナ , カッラーラ , コマーノ , ゼーリ , トレザーナ , バニョーネ , フィヴィッツァーノ , フィラッティエーラ , フォズディノーヴォ , ポデンツァーナ , ポントレーモリ , マッサ , ムラッツォ , モンティニョーゾ , リッチャーナ・ナルディ
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