アメリカン・チャンピオンシップ・カー・レーシング (American Championship Car Racing) において、「インディカー」はインディ500に参加したオープンホイール・カーの象徴的な名称である。元々は「チャンピオンシップ・カーズ Championship Cars」または、より曖昧な「ビッグ・カーズ Big Cars」の名称で呼ばれており、その名称は下位カテゴリーである外観のよく似たオープンホイール・カーであるスプリントカーやミジェットカーと区別するために使われていた。しかしながら、F1の様な他のオープンホイール・カーと区別するため、インディ500に直接繋がるカテゴリーの車両ということで人々は「インディカー」の名称を使用するようになった。
インディカー・ワールド・シリーズ (Indy Car World Series)は、チャンピオンシップ・オート・レーシング・チームズ (Championship Auto Racing Teams, CART) が1980年から1997年まで運営していたオープンホイール・カーによるレースシリーズである。「インディカー」の商標は1992年にインディアナポリス・モーター・スピードウェイによって登録され、1992年から97年まで CART にライセンスされた。インディアナポリスのオーナーであり IRL の創始者であるトニー・ジョージとの法廷闘争の後、シリーズはCARTチャンピオンシップ・シリーズと名称を変更し、その後チャンプカー・ワールド・シリーズと再び変更した。シリーズは2008年に IRL の運営するインディカー・シリーズに統合された。