アウランガーバード
![]() アウランガーバード(英語: Aurangabad、マラーティー語・ヒンディー語: औरंगाबाद, マラーティー語発音: IPA: [əu.ɾəŋ.ɡa.bad̪], ヒンディー語発音: [ɔː.ɾə̃ŋ.ɡäː.bäːd̪])は、インドのマハーラーシュトラ州の都市である。州都ムンバイからは北東350kmのデカン高原にある。 アウランガバード、オーランガバード、オーランガーバードとも表記する。 歴史かつてはカドキー(Khadki)という村であった。都市として成立したのは1610年頃、アフマドナガル王国の治下である。 ムガル帝国第6代皇帝アウラングゼーブはこの地に自らの名を冠してアウランガーバードと名づけ、1681年から晩年1707年までこことアフマドナガルで過ごした。アウラングゼーブの墓はダウラターバードそばのフルダーバードにある。 1724年、ムガル帝国からニザーム王国が独立すると、その領土となった。 1795年、カルダーの戦いの結果、ニザーム王国からマラーター王国に割譲された。 地理気候最も暑い5月で最高気温39度、最も寒い12月で最高気温28度。雨季(6月-9月)の降水量は月間110-120mm程度。乾季(11月-4月)はほとんど雨が降らない。観光に適しているのは11月から2月までとされる。
経済400年前から交通の要衝として栄えていた。現在盛んな産業は以下の通り。 工業製薬・鉄のリサイクル・自動車部品製造、および飲料(主にソフトドリンクとビール)が現在の主要産業である。かつて盛んであった絹織物と綿織物は以前に比べて廃れたものの、いくつかのメーカーが伝統を生かしてサリーなどを生産している。 金融21世紀になってからこの分野の発展がめざましい。ハイデラバード州立銀行・シティバンク、エヌ・エイ・ドイツ銀行・ICICI銀行・インド銀行などの支店がある。 IT産業ムンバイ・プネー・ハイダラーバードといった大都市が近いことから、多くのIT企業が進出しており、現在も増加中である。 メディア・通信en:Bharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)が最大2Mbpsの家庭用ブロードバンド・インターネットを提供している。午前2時-8時のみ定額制で、それ以外の時間帯は従量制。月間の送受信バイト数にも制限がある。 交通バスAurangabad Municipal Transport(AMT)による市営バスが市内をくまなく走っている。また、Maharashtra State Road Transport Corporation(MSRTC)やその他の民間のバスが州内の他の都市との間を結んでいる。 タクシーオート・リクシャーが市内の至る所を走っている。黒と黄色のツートンカラーが目印。多くがメーター制であるが、一部に交渉制のものもある。 空港市中心部から6kmほどの所に国内線専用のチカルサーナ空港がある。最寄の国際空港はムンバイ。 鉄道アウランガーバード駅から、ムンバイ・プネー・ハイダラーバード・ニューデリーなどへの直通列車がある。ムンバイとの間には日中に2本、夜間に3本あり、所要時間は約7-9時間。 観光
脚注
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