「闘う戦士たちへ愛を込めて」(たたかうものたちへあいをこめて)は、サザンオールスターズの楽曲。自身の1作目の配信シングルとして、タイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDSからダウンロード配信で2018年6月15日に発売された。
なお、2019年12月20日からはストリーミング配信を開始した[5]。
背景
自身の中では初めて配信シングルが発売された作品。本作の発売は2018年4月に発表され、楽曲としては、2015年に発売されたアルバム『葡萄』以来約3年ぶりの新曲の発売となる。本作はタイアップ映画の公開日に合わせて発売された[6]。
プロモーション
発売関連企画
本作は「『闘う戦士たちへ愛を込めて』リリース記念〜ライブ・ビューイングでサザンを応援!闘う戦士団募集 ! 〜」という応募企画を開催し、ダウンロード購入して応募すると、抽選で2018年6月26日にNHKホールで実施されるライブイベント「サザンオールスターズ キックオフ ライブ 2018『ちょっとエッチなラララのおじさん』」のライブビューイングのチケットが当たるようになっている[7]。
テレビ披露
受賞歴
チャート成績
2018年6月25日付のオリコン週間デジタルシングルランキングで、初週2.9万DLを記録し初登場1位を獲得した。映画の公開日に合わせたこともあり、わずか3日間の集計での1位獲得となり、自身初の同チャート首位獲得となった[15]。このほか、ダウンロードチャートやラジオオンエアチャートを中心に1位を獲得し、6月20日までに12冠を達成している[16]。
発売2週目となる同年7月2日付のオリコン週間デジタルシングルランキングでも2.1万DLを記録し、2週連続1位を獲得した[2]。
収録曲
- 闘う戦士たちへ愛を込めて (4:32)
- (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:サザンオールスターズ / 弦編曲:原由子)
- 映画『空飛ぶタイヤ』主題歌[注釈 1]。
- タイトルや歌詞に関して桑田は、矛盾を感じつつ、ストレスを抱えても、世の中のために闘っている人達へ、若い人だけでなく、桑田自身と同じ世代も含めて様々な人達に「しょうがないこともあるが、頑張っていきましょう」というメッセージの歌にしている[18]。桑田夫妻がタイアップの映画を観た後に映画の主題歌の話を貰い、桑田は観た時の気持ちのままに楽曲制作をした[19]。
- ミュージック・ビデオは大月壮の手による[20]サザン初の全編アニメーション作品に仕上がっていて、楽曲のテーマと同様にサラリーマンの日常と組織における生存競争と、その表と裏の世界がコミカルに描かれており、誰しも心の奥には闇を抱えているということを示唆した内容になっている[21]。
- 映画の原作者の池井戸潤は「サザンオールスターズは学生時代から僕らのアイドル。40周年という記念すべき年に、桑田さんに主題歌を書いていただけるのは光栄です。次回コンサートには必ず駆け付けます」とコメントしている[1]。主演の長瀬智也(当時TOKIO)は「社会で、日々戦っている汗臭さみたいなものを感じました。頑張れ、と言われているような気持ちになりました。感謝と感激です」「誰が聞いても桑田佳祐さんの世界観で、今の桑田さんがこの歌詞で歌うからこそ、どこか説得力がある。これはお金では買えないサザンオールスターズ、そして桑田さんのキャリアが生んだものなのかなというふうに思い知らされました」とコメントしている[1][22]。桑田も長瀬の演技をたたえ、「非常に面白かった」と語っている[1][注釈 2]。TOKIOの楽曲で作詞・作曲を何度か手がけている長瀬はサビの歌詞に対して「『寄っといで 巨大都市(デっかいまち)へ』って、そんなの絶対思いつかない」とコメントをしており、衝撃を受けたことが窺える[24]。曲調や歌詞のテーマも相まって、弘兼憲史・村西とおる・爆笑問題・有働由美子[注釈 3]にも高く評価されている[26][27][28][29]。
- 楽曲のフルオンエアは2018年5月19日放送の桑田のラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)ではじめて行われ[30]、5月27日には全国ラジオにてオンエア解禁が行われた[31]。2018年6月17日放送の『桑田佳祐のやさしい夜遊び』では、映画の公開と配信リリースを記念して「デビュー40周年に向けて、SAS特集! 新曲『闘う戦士たちへ愛を込めて』配信スタート&映画『空飛ぶタイヤ』公開記念SP!」が行われ、長瀬智也、ディーン・フジオカ、深田恭子のメッセージが流された[32]。
参加ミュージシャン
収録アルバム
ミュージック・ビデオ収録作品
ライブ映像作品
脚注
注釈
- ^ サザンが映画主題歌を担当するのは、2013年に『永遠の0』で主題歌として起用された「蛍」以来5年ぶりとなる[17]。
- ^ ちなみに、桑田はかねてから長瀬の才能を俳優としてのみならずミュージシャンとしても認めており、2015年にはTOKIOの楽曲「東京ドライブ」を絶賛したこともある[23]。
- ^ 有働は2018年6月25・26日にNHKホールで行われた「サザンオールスターズ キックオフライブ 2018『ちょっとエッチなラララのおじさん』」の冒頭でのナレーションを担当している。また、桑田とは前年の『第68回NHK紅白歌合戦』で共演している[25]。
出典
外部リンク
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桑田佳祐 (ボーカル・ギター) | 原由子 (キーボード・ボーカル) | 関口和之 (ベース) | 松田弘 (ドラム) | 野沢秀行 (パーカッション) 元メンバー : 大森隆志 (リードギター) |
シングル |
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オリジナル |
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配信 |
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アルバム |
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楽曲 | |
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ライブ | |
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出演 | |
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関連項目 | |
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カテゴリ |
オリコン週間デジタル シングルチャート第1位(2018年6月25日・7月2日付:2週連続) |
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iTunes Weekly RANKING第1位(2018年6月25日・7月2日付:2週連続) |
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