豆満級フリゲート(トゥマンきゅうフリゲート、英語: Dumangang class Patrol Frigate)は、韓国海軍草創期のフリゲート。前身はアメリカ海軍のタコマ級哨戒フリゲートで、1953年までに5隻が貸与された。1973年までに全艦除籍済みである。
概要
タコマ級哨戒フリゲートは、第二次世界大戦においてアメリカ合衆国が建造、運用した護衛艦である。96隻建造されたうち21隻がイギリスに貸与され、残り75隻がアメリカ海軍で運用されたが、1945年、対日作戦用として28隻がレンドリース法に基づきソ連海軍に貸与された。
戦後、アメリカに返還され横須賀に係留されていたが1950年の朝鮮戦争の勃発に伴い急遽再整備され、朝鮮水域に出動した。
1950年以降大韓民国海軍の整備に伴い、5隻が貸与され、それぞれ朝鮮半島を流れる主要河川にちなんだ艦名を付され、1973年頃まで在籍した。
同型艦
艦番号 |
艦名 |
竣工 |
貸与 |
退役 |
その後
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PF-61 |
豆満江 (トゥマンガン) ROKS Dumangang |
1944年 3月16日 (マスコギー) |
1950年 10月23日 |
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PF-62 |
鴨緑江 (アムノッカン) ROKS Amnokgang |
1944年 3月6日 (ロックフォード) |
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1952年 9月3日 返還
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PF-63 |
大同江 (テドンガン) ROKS Daedonggang |
1943年 11月6日 (タコマ) |
1951年 10月9日 |
1973年 2月28日 |
博物館船として公開
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PF-65 |
洛東江 (ナクトンガン) ROKS Nakdonggang |
1944年 5月8日 (ホークィアム) |
1951年 10月5日 |
1973年 |
解体
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PF-66 |
臨津江 (イムジンガン) ROKS Imjingang |
1944年 3月4日 (サウサリート) |
1952年 9月4日
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関連項目