烏丸御池駅
烏丸御池駅(からすまおいけえき)は、京都府京都市中京区虎屋町にある、京都市営地下鉄の駅である。烏丸線と東西線の2路線が乗り入れ、両路線の乗換駅となっている。駅番号は烏丸線がK08[3]、東西線がT13[3]。
歴史
東西線開業前は、単なる通過駅でありビジネス街としての発展度も低かった。東西線開業後は、京都市内唯一の地下鉄の交差する交通至便の場所として駅周辺が発展し始めている。
2008年(平成20年)には地下鉄の赤字解消策のひとつとして駅構内における商業利用の本格的な展開を開始し、金融機関のATMや、烏丸線と東西線の連絡通路に飲料水の自動販売機および休憩所をそれぞれ設置した。
年表
駅構造
地下1階に改札、地下2階に烏丸線のりば、さらにその下の地下3階に東西線のりばが位置する。ホームは、烏丸線ホームが同線で唯一の相対式2面2線(開業時から東西線との乗り換え駅となることを見越しての設計であった)、東西線ホームが島式1面2線となっている。また、ホームドアは東西線が開業当初から[17]、烏丸線が2014年12月に設置されている[11][12][18]。東西線の各駅は駅ごとにステーションカラーが設定されており、当駅のステーションカラーは■朱色である。
駅の北側に有人改札口があり売店(サービスセンター)もある。有人改札口を入ったところ(改札階から見ると中2階にあたる空間)には「御池駅ギャラリー」があり、地域の情報や美術工芸品が掲示・展示されている。
のりば
- 付記事項
- 烏丸線は駅北北大路方に、東西線は駅東三条京阪方に、上下線の片渡り線が設置されている(東西線のみシーサスクロッシング)。東西線の片渡り線は、2013年9月に起こった台風18号による大雨の影響で御陵駅が冠水し、当駅から小野駅間が運転見合わせとなったとき、当駅と太秦天神川駅を折り返す列車の折り返し用ポイントとして使われた。東西線ホームでは東側階段・同エレベーターが烏丸線の四条・京都・竹田/新田辺・近鉄奈良方面のホームに:西側階段・同エレベーターが烏丸線の北大路・北山・国際会館方面のホームに直結している。
- 2010年のダイヤ改正より、当駅の最終列車ですべての方向の列車に乗り継ぎができるダイヤ(シンデレラクロス)を採用している[7][8]。2022年3月19日実施のダイヤ改正で、これまでの最終列車に加えて一つ前の列車でもすべての方向に乗り継ぎができるようになった[19]。
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均の乗降人員(改札口を通った人員)は烏丸線、東西線を合わせて44,872人である[20]。この数は京都市営地下鉄の全駅中、京都駅、四条駅に次いで3番目に多い。また、1日平均の烏丸線⇔東西線の連絡(乗換え)人員は47,474人である[20]。当駅を乗降又は乗換えで利用した人員は、この合計で1日平均92,346人となる。
年度
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烏丸線
|
東西線
|
乗換人員
|
出典
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乗降人員 |
乗車人員 |
乗降人員 |
乗車人員
|
2003年(平成15年) |
26,857 |
13,212 |
6,937 |
3,333 |
38,146
|
[21]
|
2004年(平成16年) |
26,993 |
13,273 |
7,259 |
3,478 |
38,670
|
[21]
|
2005年(平成17年) |
26,300 |
13,130 |
7,341 |
3,520 |
40,575
|
[21]
|
2006年(平成18年) |
28,324 |
13,911 |
7,443 |
3,595 |
40,947
|
[21]
|
2007年(平成19年) |
29,194 |
14,235 |
7,538 |
3,473 |
41,703
|
[21]
|
2008年(平成20年) |
28,274 |
13,594 |
9,155 |
4,421 |
47,292
|
[21]
|
2009年(平成21年) |
28,463 |
14,022 |
8,944 |
4,324 |
49,967
|
[22]
|
2010年(平成22年) |
29,145 |
14,346 |
9,126 |
4,424 |
52,348
|
[22]
|
2011年(平成23年) |
29,854 |
14,695 |
9,340 |
4,528 |
52,985
|
[22]
|
2012年(平成24年) |
30,343 |
14,934 |
9,257 |
4,487 |
53,752
|
[22]
|
2013年(平成25年) |
31,810 |
15,651 |
9,693 |
4,699 |
55,061
|
[22]
|
2014年(平成26年) |
32,899 |
16,200 |
10,038 |
4,866 |
57,096
|
[23]
|
2015年(平成27年) |
34,401 |
16,923 |
10,485 |
5,084 |
59,007
|
[23]
|
2016年(平成28年) |
35,407 |
17,413 |
10,787 |
5,230 |
60,246
|
[24]
|
2017年(平成29年) |
37,179 |
18,285 |
11,323 |
5,490 |
61,675
|
[25]
|
2018年(平成30年) |
38,888 |
19,127 |
11,840 |
5,741 |
63,340
|
[26]
|
2019年(令和元年) |
39,742 |
19,545 |
12,081 |
5,857 |
63,840
|
[27]
|
2020年(令和02年) |
24,331 |
12,021 |
10,323 |
5,057 |
38,381
|
[28]
|
2021年(令和03年) |
27,003 |
13,350 |
10,473 |
5,129 |
41,155
|
[29]
|
2022年(令和04年) |
34,215 |
17,146 |
10,657 |
5,235 |
47,474
|
[20]
|
駅周辺
駅周辺はオフィス街を形成している。近年は新風館や文椿ビルヂングなどの複合商業施設ができ、カフェやショップなどの出店も盛んである。
烏丸御池交差点
駅直上には烏丸御池(からすまおいけ)交差点が存在する。地下に烏丸線が走る烏丸通(国道367号)と、地下に東西線が走る御池通(京都府道37号二条停車場東山三条線)の交通量が多い2つの通りが交差している地点である。また、烏丸御池の名称は交差点周辺の地域を指す名称としても使用されている。
バス路線
最寄りのバス停は、烏丸御池である。以下の路線が、京都市営バス(市バス)、京都バス、西日本ジェイアールバス、京阪バスにより運行されている。
- 南行のりば
- 南行のりば(新風館前)
- 北行のりば
- 東行のりば
- 京都市営バス
- 京都バス
- 京阪バス
- 深夜直Q:松井山手駅経由田ノ口行
- 93・95号経路:大石神社 醍醐バスターミナル行
- 西行のりば
- 京都市営バス
- 京都バス
- 62系統:二条駅・映画村 阪急嵐山駅・清滝行
- 63系統:二条駅・映画村 嵐山・苔寺すず虫寺行
- 65系統:二条駅・映画村 有栖川行
- 66系統:二条駅・映画村 阪急嵐山駅行
その他
- 第2回近畿の駅百選選定駅である。
- 京都市営地下鉄烏丸線は烏丸通に交差する通り名のみを駅名に名づけてきた(例、五条駅、丸太町駅など)。この駅も烏丸線開業当初は「御池」駅であったが、東西線開通を控えて交差点名と同じ「烏丸御池」に改称した。京都市交通局で「烏丸御池」を名乗る鉄道駅は、1974年(昭和49年)3月限りで廃止された京都市電烏丸線の停留所に次ぐ2代目となる。
隣の駅
- 京都市営地下鉄
- 烏丸線
- 丸太町駅 (K07) - 烏丸御池駅 (K08) - 四条駅 (K09)
- 東西線
- 京都市役所前駅 (T12) - 烏丸御池駅 (T13) - 二条城前駅 (T14)
脚注
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、 烏丸御池駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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第1回選定 | |
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第2回選定 | |
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第3回選定 | |
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第4回選定 | |
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※: 廃止された駅 |
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