武夷山市(ぶいざん-し)は中華人民共和国福建省南平市に位置する県級市。革命老区(共産革命時に拠点となった地域)の一つ。
地理
年間平均気温は17℃、降水量1881mmである。
歴史
五代南唐の時代は「崇山峻嶺、安楽祥和」に由来し崇安と称されていた。宋代に崇安県が設けられ中華人民共和国まで名称が踏襲された。1989年に県級市に昇格し武夷山市が成立した。
経済
農業が中心の経済構造であり茶葉以外に、水稲、柑橘類、スイカ等の生産が盛んである。それ以外には石炭採掘、林業なども発達している。
特産品
大紅袍(Da Hong Pao tea)を代表とする武夷岩茶が特産品であり、中国原産地域産品として国家保護を受けている。
行政区画
下部に3街道、3鎮、4郷を管轄する。
交通
航空
鉄道
道路
文化と観光
武夷山は中国の著名な観光地で、「奇秀甲南東」(甲南東の奇観)とも呼ばれる。市の南境付近には、漢代に存在した閩越国(前333年から前110年頃の国、途中秦により行政区分上、閩中郡とされていたこともある)の古城があり、中国の国重要文化財に指定されている。
人物
宋代の儒家朱熹(朱子)がここに30数年在住し、紫陽書院を創立した。
脚注
外部リンク