旭川大町駅(あさひがわおおまちえき[2])は、北海道旭川市にかつて存在した日本国有鉄道(国鉄)函館本線貨物支線(大町岐線)の貨物駅である。事務管理コードは▲120121[2]。
歴史
当初この路線は、1899年(明治32年)に日本陸軍第7師団の兵営地建設と運用のための引込線として建設された。師団専用線、または師団の置かれた鷹栖村から鷹栖専用線と呼ばれたこの引込線は、その後、大正年間から周囲に多くの木工場や道立林業指導所が設置されて、軍用よりもその木材貨物専用線としての性格が既に大きくなっていたが、1950年(昭和25年)になって師団跡地手前までの2.9kmが残されて当駅が新設され、石炭や木材資源等の貨物支線として利用されるようになった。
その後、貨物駅の北旭川駅の整備が進められていること、当駅が主に扱っていた石炭や木材の需要が減少した事等により、昭和53年10月2日の白紙ダイヤ改正の貨物駅集約による削減対象となって廃止された。
年表
接続していた専用線
前述のとおり、日本陸軍第7師団への引込線としての役割があったが、戦後はこの兵営地を占拠したGHQが利用していた。1952年(昭和27年)7月に警察予備隊(陸上自衛隊)旭川駐屯地となる以前の昭和25年には敷地内への接続が切られ短縮された。その後当駅管理の専用線として旭川駐屯地用に0.1kmが用意されている(敷設時期不明)[3]。
昭和40年代には旭川駐屯地向け専用線の利用がなくなり、2箇所の木工所用にいずれも0.1kmの専用線が用意されている[4]。
隣の駅
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 函館本線 貨物支線(鷹栖岐線)
- 近文駅 - 旭川大町駅
脚注
参考文献
関連項目
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外部リンク
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1948年撮影航空写真 USA-R264-40 (写真右が北)左上に近文駅。写真右側に見える長方形の広い敷地(空地)が元第七師団の兵営地で、敷地内を境界に沿って専用線が半周している。
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*打消線は廃駅・廃信号場 |