新潟地方裁判所(にいがたちほうさいばんしょ)は、新潟県新潟市にある日本の地方裁判所の一つで、新潟県を管轄している。略称は、新潟地裁(にいがたちさい)。
新潟県を管轄しており、新潟地方裁判所には新潟市中央区に置かれている本庁のほか、三条市、新発田市、長岡市、高田(上越市)、佐渡市の5市に地方裁判所と家庭裁判所の支部を設置しているほか、前述の6箇所にくわえ新津(新潟市秋葉区)、村上市、十日町市、柏崎市、南魚沼市、糸魚川市の6箇所を加えた12箇所に簡易裁判所を設置している。また新潟、新発田、長岡、高田、佐渡の5つの検察審査会も設置されている。
所在地
管轄区域
本庁
三条支部
新発田支部
佐渡支部
長岡支部
高田支部
※ただし、行政事件、三条・新発田・佐渡の各支部の合議事件、新発田支部管内の執行事件(不動産競売)、三条支部管内の少年事件は本庁でそれぞれ取り扱う。
歴代所長
(カッコ内は在任期間、異動先)
- 佐藤歳二(1996年 - 1997年 司法研修所上席教官)
- 瀬戸正義(1998年9月 - 1999年11月 東京高等裁判所部総括判事)
- 中川武隆(1999年11月 - 2001年3月31日 東京高等裁判所部総括判事)
- 須田贒(2001年4月 - 2002年6月 東京高等裁判所部総括判事)
- 植村立郎(2002年6月 - 2004年4月 東京高等裁判所部総括判事)
- 宗宮英俊(2004年4月 - 2005年9月 東京高等裁判所部総括判事)
- 加藤新太郎(2005年9月 - 2007年5月 水戸地方裁判所長)
- 奥田隆文(2007年5月 - 2009年6月 東京高等裁判所部総括判事)
- 設楽隆一(2009年6月 - 2011年2月 東京高等裁判所部総括判事)
- 角田正紀(2011年2月 - 2012年10月 東京高等裁判所部総括判事)
- 青柳勤(2012年10月 - 2014年3月 東京高等裁判所部総括判事)
- 青野洋士(2014年3月 - 2015年4月 東京高等裁判所部総括判事)
- 都築政則(2015年4月 - 2017年1月 東京高等裁判所部総括判事[1])
- 足立哲(2017年1月 - 2018年8月 東京高等裁判所部総括判事[2])
- 大野勝則(2018年8月 - 2020年6月 東京高等裁判所部総括判事[3])
- 小林宏司(2020年6月 - 2022年6月 東京高等裁判所部総括判事[4])
- 蓮井俊治(2022年6月 - 2024年5月24日 定年退官[5])
- 松村徹(2024年5月24日 -
不祥事
- 2014年6月27日、新潟地裁勾留質問室で勾留質問を受けていた被疑者が逃走した。警察官が追跡し、約5分後に身柄を確保、逃走の現行犯で逮捕した。新潟地裁の青野洋士所長は、「近隣住民などに不安を与え、おわびする。今後このようなことがないよう早急に対策を取る。」とコメントした。
- 2021年6月7日、新潟地裁で開かれた裁判員裁判で、男性裁判官1人が居眠りをした。新潟地裁の小林宏司所長は「誠に遺憾。今後こうしたことがないよう周知を徹底したい。」とコメントした。
外部リンク
脚注