斜方二十・十二面体(しゃほうにじゅうじゅうにめんたい、英: rhombicosidodecahedron)、または菱形二十・十二面体[1](りょうけいにじゅうじゅうにめんたい)、小菱形二十・十二面体(しょうりょうけいにじゅうじゅうにめんたい、英: small rhombicosidodecahedron)、切頂菱形三十面体[注釈 1](せっちょうりょうけいさんじゅうめんたい、英: truncated rhombic triacontahedron)とは、半正多面体の一種で、正十二面体または正二十面体の辺を削ったような立体である。菱形三十面体の各頂点を辺の中心まで切り落とした形でもある。二十・十二面体の各頂点を辺の中心まで切り落としたような形にもなっているが、正確ではない。
菱形二十・十二面体という呼称の「菱形」は、菱形三十面体に由来する面を持つ事に由来する[1]。
性質
- 表面積: 一辺をとすると
- 外接球半径: 一辺を2とすると
- ゾムのノードはこの立体の正方形を長方形に変形させた形をしている。
- 正五角台塔を最大3つまで取り出せる。
頂点が共通となる立体
正確
不正確
近縁な立体
一様多面体
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斜方切頂二十・十二面体tr{5, 3}
(二十・十二面体からの変形の中間段階にあたる)
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変形十二面体sr{5, 3}
(菱形三十面体由来の正方形を、特定の規則で正三角形2枚に置き換える)
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その他
関連項目
注釈
- ^ chamfered dodecahedronを意味することもある。
出典
- ^ a b ダウド・サットン(2005/11/16)『プラトンとアルキメデスの立体 - 三次元に浮かびあがる美の世界』(青木 薫訳)ランダムハウス講談社
外部リンク
- Weisstein, Eric W. "斜方二十・十二面体". mathworld.wolfram.com (英語).