山梨県道・長野県道11号北杜富士見線(やまなしけんどう・ながのけんどう11ごう ほくとふじみせん)は、山梨県北杜市の国道141号清里交差点を起点として八ヶ岳南麓を通過して中央道小淵沢インターを経由し、長野県諏訪郡富士見町の国道20号下蔦木交差点に至る県道(主要地方道)である。八ヶ岳高原ライン[注釈 1]や八ヶ岳横断道、八ヶ岳公園道路、八ヶ岳高原道路などの愛称がある。
概要
中央自動車道 小淵沢インターチェンジに直接つながる道路で、中央道(特に諏訪・松本・名古屋・大阪方面)から八ヶ岳高原や清里高原方面へのアクセス道路としてインターの開通に合わせて八ヶ岳横断有料道路として整備された。現在は無料化されて供用されている。起点でもある東端は、国道141号(清里ライン)の清里交差点につながる。清里地区においては、駅前のメインストリートとしての機能も有する。また、長野県諏訪郡富士見町を走る国道20号の下蔦木交差点から中央自動車道へのアクセスにも用いられる。沿線には道の駅こぶちさわといった施設や観光地が建ち並ぶ。八ヶ岳ロードレースの開催会場になっている。
かつては山梨県側は16号、長野県側は7号だったが、1994年(平成6年)に両県間で11号へ統一された。
2004年(平成16年)11月1日に山梨県北巨摩郡高根町が合併により北杜市となったことに伴い、路線名が高根富士見線から現在の北杜富士見線に変更された。
長野県内の区間は短く、500m程度である。また、北杜市小淵沢町の久保交差点から、松木坂交差点までは、山梨県道17号茅野北杜韮崎線との重複区間となる。
路線データ
- 路線認定[3][4]
- 道路の区域
- 起点:山梨県北杜市高根町清里(清里交差点=国道141号交点)
- 終点:長野県諏訪郡富士見町大字落合69番地の1[5](下蔦木交差点=国道20号交点)
- 延長:約22 km
- 実延長距離:山梨県 - km、長野県 653.5 m[5]
- 道路法第7条第1項該当号:5号[6]
歴史
路線状況
中央自動車道は、大雪など気象が悪化すると山梨県・長野県の県境である小淵沢インターチェンジを境に通行止めになることが多い。そのため、併走する国道20号に下りるためにこの道路が利用されることとなり、しばしば渋滞が発生する。夏場や紅葉の観光シーズン期間は、午前中を除いて道路は混雑する。路面は比較的きれいな快走路である。冬季閉鎖はない。
別名
- コスモス街道(清里地区)
- 八ヶ岳高原道路:清里と小渕沢を結ぶ区間の別名。
重複区間
橋梁
道の駅
地理
山梨県の最北部と長野県南部にまたがる八ヶ岳(標高2899メートル)の南麓を東西に走る。県道の起終点の両端側にある清里と小淵沢は、いずれも人気の観光地である。ルートは緩やかなカーブと長めの直線路で主に構成される。有料道路として整備された区間は道路の線形がよいが、それ以降の山岳区間は八ヶ岳の稜線に合わせて作られたのでカーブが多い。また、インターチェンジは七里岩という台地の上に位置しており、国道20号へ至るためには松木坂と呼ばれる坂を通過する。この坂は古くに建設されたもので、とりわけ線形が悪い。
森林の中を走るところが多く眺望が常に良いわけではないが、沿線にいくつもの牧場があり視界が開けたところでは八ヶ岳を展望できる。山林を走る区間は紅葉の名所で知られ、清里高原にほど近い東沢大橋はそのスポットで人気が高い。
通過する自治体
交差する道路
沿線にある施設など
脚注
注釈
- ^ 北杜市高根町清里(国道141号交点) - 北杜市小淵沢町甲六橋(長野県境)の山梨県道路愛称名[1]。
出典
参考文献
関連項目
山梨県の県道 |
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