レオポルド・プリンツ・フォン・バイエルン(Lepold Prince Von Bayern、1943年7月21日 ー )は、ドイツの元レーシングドライバー。彼は、ヴィッテルスバッハ家の末裔でもある。
経歴
彼は1969年からレース活動を開始し、ポルシェのワークスドライバーとしてスポーツカー世界選手権などで活躍[1]。1980年からはBMWのワークスドライバーとなり、引き続きスポーツカー世界選手権に参戦した他、ルマン24時間レースにおいても1981年、1983年と1984年の3回出場経験がある。その後もツーリングカーレースに出場し、ドイツツーリングカー選手権(DTM)にも1984年から1992年まで参戦。
1994年からは、BMW・シュニッツァーから全日本ツーリングカー選手権(JTCC)にスティーブ・ソパーのチームメイトとしてヨアヒム・ヴィンケルホックと交代で参戦。十勝と鈴鹿以外のレースに出場し、最終戦のインターTECでは、ソパー、ヴィンケルホックと共に3台体制で出場した。翌年もソパーのチームメイトとして彼のサポート役に回り、ヴィンケルホックと交代で引き続き参戦。この年トヨタや日産との激戦を制して、ソパーがドライバーズタイトルを獲得し、シュニッツァーもチームタイトルを獲得することに成功した。
翌年からは母国ドイツに再び拠点を移し、ドイツ・スーパーツーリング選手権(STWカップ)に引き続きBMWのドライバーとして参戦。1998年のSTWカップ参戦を最後に現役を引退した。
現在もBMWのアドバイザーとして活躍している。また2010年にはMINIの電気自動車でニュルブルクリンク24時間レースにも参戦した[2]。
レース戦績
全日本ツーリングカー選手権
ドイツ・スーパーツーリング選手権
ル・マン24時間レース
脚注