『ラン・デヴィル・ラン』(英語: Run Devil Run)は、1999年に発表されたポール・マッカートニーのカヴァー・アルバム、及び当アルバムのタイトル・ナンバー。
概要
1998年に乳癌により死去した妻リンダの生前の提案によって作られた、ロックンロールのカヴァー・アルバム。エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンスといった、ポールに強い影響を与えたミュージシャン達のカヴァーに加え、「ラン・デヴィル・ラン」、「ワット・イット・イズ」、「トライ・ノット・トゥ・クライ」の3曲の新曲が収められている。カヴァーされた楽曲は、今日スタンダードとしてよく知られているものは少なく、あえてシングルのB面曲のようなマイナーな曲も選ばれており、ポールのルーツを垣間見ることができる。
ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア、ミック・グリーン、デイヴ・マタックス、ディープ・パープルのイアン・ペイスなど実力派がバックを務め、迫力ある演奏と、若返った感のあるポールの力強いヴォーカルがこの作品の大きな魅力である。プロデューサーは、ウイングスの『バック・トゥ・ジ・エッグ』以来の参加となるクリス・トーマス。
収録曲
- ブルー・ジーン・ボップ - "Blue Jean Bop"(オリジナル:ジーン・ヴィンセント)
- シー・セッド・イェー - "She Said Yeah"(オリジナル:ラリー・ウィリアムズ)
- オール・シュック・アップ - "All Shook Up"(オリジナル:エルヴィス・プレスリー)
- ラン・デヴィル・ラン - "Run Devil Run"(新曲)
- ノー・アザー・ベイビー - "No Other Baby"(オリジナル:バイパース)
- ロンサム・タウン - "Lonesome Town"(オリジナル:リッキー・ネルソン)
- トライ・ノット・トゥ・クライ - "Try Not to Cry"(新曲)
- ムービー・マッグ - "Movie Magg"(オリジナル:カール・パーキンス)
- ブラウン・アイド・ハンサム・マン - "Brown Eyed Handsome Man"(オリジナル:チャック・ベリー)
- ワット・イット・イズ - "What It Is"(新曲)
- コケット - "Coquette"(オリジナル:ファッツ・ドミノ)
- アイ・ガット・スタング - "I Got Stung"(オリジナル:エルヴィス・プレスリー)
- ハニー・ハッシュ - "Honey Hush"(オリジナル:ジョー・ターナー)
- シェイク・ア・ハンド - "Shake a Hand"(オリジナル:フェイ・アダムズ)
- パーティ - "Party"(オリジナル:エルヴィス・プレスリー)
- ファビュラス - "Fabulous"(オリジナル:チャーリー・グレイシー)
- 限定7”シングル・ボックス、iTunes Store販売版のボーナス・トラック
演奏者
- ポール・マッカートニー - Bass, additional guitars, vocals.
- デヴィッド・ギルモア - Guitars, backing vocals.
- ミック・グリーン - Guitars.
- ピート・ウィングフィールド - Keyboards.
- イアン・ペイス - Drums.
- デイヴ・マタックス - Drums on "All Shook Up" and "Try Not to Cry".
関連項目
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