「トゥ・メニー・ピープル」(英語: Too Many People)は、ポール・マッカートニーの楽曲(名義はポール&リンダ・マッカートニー)。1971年に発表された2枚目のソロアルバム『ラム』の1曲目で、アメリカ限定で発売されたシングル『アンクル・アルバート〜ハルセイ提督』ではカップリング曲として取り上げられた。
概要
マッカートニーは、2012年の再発盤「ラム アーカイヴ・コレクション」内にて「「トゥ・メニー・ピープル」は、まさに電波に乗ったジョンへのメッセージだったんだ。彼は、みんなが何をすべきか、どう生きるべきかを少しばかり説いているような気がして、当時はそれが少し偽善的だと感じていたんだ。だから、「トゥ・メニー・ピープル」という曲の中で、「Too many people preaching practices(あまりに多くの人がやることを説く)」と書き始めたんだ。これは直接ジョンに向けた言葉だけど、当時の僕たちの関係について、そして僕が「説教される必要はない」と感じていたことについて書いたものなんだ」と語っている[1]。
また、1984年の雑誌『PLAYBOY』によるインタビューでは、「ある曲の中で、「Too many people preaching practices(あまりに多くの人がやることを説く)」というフレーズを書いたんだ。つまり、ジョンとヨーコに対するちょっとした皮肉だったんだけどね。それ以外には、彼らについて書いたものはなかったんだ」と語っている[2]。
アメリカのローリング・ストーン誌は、「マッカートニーのポスト・ビートルズ第3の名曲」と評価。Statesman Journalは、「明るくて苦い、慎重に構成された」「紛れもなくビートルズ」と述べ、本アルバムの中でも最高傑作と評した[3]。
クレジット
脚注
関連項目