マンティオス(古希: Μάντιος, Mantios, 英: Mantius)は、ギリシア神話の人物である。予言者であり、アルゴスの王であるメラムプースとイーピアナッサの子で[1]、アバース[2]、アンティパテースと兄弟[3]。息子にポリュペイデース、クレイトスがいる[4]。
マンティオスの子孫は優れた予言者が多く現れた。ホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』によるとクレイトスは美しさのために女神エーオースにさらわれた[5]。ポリュペイデースについては、アポローンに予言の術を授けられ、アムピアラーオス死後の最も優れた予言者になったと伝えている[6]。
またパウサニアスはオイクレースをアンティパテースの息子ではなく、マンティオスの息子としている。したがってアムピアラーオスはマンティオスの子孫であるという[7]。
系図
脚注
- ^ アポロドーロス、2巻2・2。
- ^ アポロドーロス、1巻9・13。
- ^ 『オデュッセイアー』15巻242行。
- ^ 『オデュッセイアー』15巻249行。
- ^ 『オデュッセイアー』15巻250行-251行。
- ^ 『オデュッセイアー』15巻252行。
- ^ パウサニアス、6巻17・6。
参考文献