ポンペイ(イタリア語: Pompei)は、イタリア共和国カンパニア州ナポリ県にある、人口約2万5000人の基礎自治体(コムーネ)。
ローマ帝国時代の79年、ヴェスヴィオ火山の噴火で埋もれたポンペイ (Pompeii) の遺跡の所在地である。現在の市街は1891年、ポンペイの遺跡近くに新しく建設されたものである。
地理
位置・広がり
ナポリ県の東端に位置するコムーネ。ソレントから北東へ約17km、県都・州都ナポリから東南東へ約23km、サレルノから西北西へ約24kmの距離にある[4]。市街地は、県境を越えてスカファーティ(サレルノ県)に連担する。
隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のSAはサレルノ県所属を示す。
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歴史
現在のポンペイは、1891年にポンペイの遺跡近くに新たに作られた都市である。これに先立ち、ロザリオの聖母のバシリカ (Shrine of the Virgin of the Rosary of Pompei) の建設を始めたバルトロ・ロンゴ (Bartolo Longo) は、近代ポンペイの建設者とみなされる。
ロザリオの聖母に捧げられたバシリカは近年、カトリック教徒たちの巡礼コースとなっている。ルカ・ジョルダーノによる絵画も収められている。
行政
分離集落
ポンペイには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Mariconda, Messigno, Ponte Nuovo, Treponti, Fontanelle, Parrelle, Ponte Izzo, Ponte Persica, Fossavalle, Chiesa della Giuliana
社会
人口推移
姉妹都市
脚注
外部リンク