ベレッタAPX(Beretta APX)は、イタリアのベレッタ社が開発した自動拳銃である。
概要
ベレッタ社が、2015年2月アラブ首長国連邦のアブダビで行われた兵器見本市 IDEX 2015 において発表した。APXは「Advanced Pistol X」の頭文字でモジュール式により口径とフレームサイズを変更できる。
撃発方式はストライカー式、フレームはポリマーでスライドにステンレス鋼を使用、ピカティニー・レールを装備している。作動方式は、ショートリコイルのティルトバレル式を採用している。
人間工学に基づく設計がされ、グリップ(銃把)のバックストラップは交換可能、安全装置はファイアリングピンブロックシステムとトリガーセーフーティの二つ、スライドストップとマガジンキャッチは左右両側で操作可能(アンビデクストラウス)になっている。
日本では、陸上自衛隊における9mm拳銃(ミネベアミツミ製SIG SAUER P220)の後継候補の一つとして数丁を取得し審査が行われていたが、性能および価格面の差によりH&K VP9に敗退し正式に調達されなかった[1][2]。
派生型
- APXセンチュリオン
- フレーム、スライド、銃身が短い型
- APXコンパクト
- サブコンパクト型
- APXキャリー
- コンシールド(秘匿携行)用で銃身は3in、弾倉は単列式(シングルカラム式)で6発と8発(延長弾倉)になっている[3]。
採用国
- ポーランド
- ポーランド警察が9mmパラベラム弾モデルを採用[4]
参考文献
脚注
関連項目
外部リンク