M92
ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ (伊 : Fabbrica d'Armi Pietro Beretta 、ピエトロベレッタ火器工業)は、イタリア の大手銃器 メーカー。本社はイタリア北部ブレシア 郊外のガルドーネ・ヴァル・トロンピア にある。家業歴200年以上の企業 のみ加盟を許される老舗 企業の国際組織 、エノキアン協会 の加盟企業である。
現在[いつ? ] は拳銃 、ライフル銃 、短機関銃 、散弾銃 などの幅広い銃器類を生産している。これらは軍用・警察用・民間用・競技用として世界各国で使用されている。
現在[いつ? ] 、フィンランド の小銃 メーカー、SAKO社とその傘下のティッカ社を買収し、傘下に置いている。
歴史
ベレッタ社の設立は公式な記録では1680年 であるが、それ以前からベレッタ家は銃器の製造を行っていた。最も古いものでは1526年 にヴェネツィア がマエストロ・バルトロメオ・ベレッタ(ここでの「マエストロ 」は名前ではなく“親方”の意で敬称)に対しマスケット銃 を注文したという記録が同社に保管されている。
ピエトロ・ベレッタ(1791年 – 1853年 )はベレッタ社の中興の祖と言われ、ピエトロはベレッタ社の生産設備を近代化し軍用、民間用のマーケットで成功に導いた。
第一次世界大戦 中、ピストル不足に悩むイタリア軍からの発注でM1915を開発。これをきっかけにイタリア最大の拳銃メーカーとなる。
1934年 にはM1934がイタリア軍の制式拳銃として採用される。第二次世界大戦 ではイタリア軍に武器を供給したがイタリア政府の降伏後、一時的にドイツ に接収される。終戦後、残った部品を集めM1934の生産を再開した。
1956年 のメルボルンオリンピック のクレー射撃 でベレッタ社の銃が初めて金メダルを獲得した。その後もオリンピックや世界選手権で数多くのメダルを勝ち取っている。
1985年 には、アメリカ陸軍 がコルトM1911A1 の後継拳銃に92F をM9として正式採用する。
主要製品
拳銃
短機関銃
小銃
散弾銃
機関銃
タクティカルペン
関連項目
外部リンク