ネメシス (仮説上の恒星)

ネメシスの想像図

ネメシス(Nemesis)とは、存在が提唱されている仮説上の赤色矮星[1] または褐色矮星[2]で、1984年に[3]地質学的記録において約2600万年周期でより頻繁に発生する大量絶滅を説明するために、太陽から約95,000 au(約1.5光年)離れたオールトの雲よりも遠い距離を周回していると仮定された[2][4]

より強力な新しい赤外線望遠鏡の観測技術を用いれば、太陽から10光年以内にある最低で表面温度150 Kの褐色矮星も検出できるが[5]広域赤外線探査衛星(WISE)による観測ではネメシスは発見されなかった[6][7]。2011年に、地球近傍小惑星の衝突リスク評価の研究で知られているNASAの科学者David Morrisonは、こうした天体は赤外線による掃天観測で発見されるはずであり、ネメシスのような天体が存在するという確証はないと記している[6][8][9][10]

主張された大量絶滅の周期性

1984年、古生物学者のデイヴィッド・ラウプ英語版ジャック・セプコスキ英語版は、過去2億5000万年間の絶滅率の統計的周期性を時系列分析で確認したとする論文を発表した[4]。彼らは海生脊椎動物無脊椎動物、および原生動物の科の絶滅の激しさに着目し、この期間中に12回の大量絶滅があったと結論づけた。大量絶滅間の平均的な長さは約2600万年と推定された。当時特定されていた2回の大量絶滅(K-Pg境界始新世の大量絶滅)は地球への大きな天体衝突が起こった時期と一致することが示されていた。この周期性の原因は判明しなかったが、ラウプとセプコスキはこの周期性には地球外の何らかの要素が起因している可能性を示唆した。その後いくつかの天文学者の研究グループが直ちにこのメカニズムの解明に取り組み始めた[3][11]

2010年には、エイドリアン・メロットリチャード・バンバックドイツ語版は改善されたデータが含まれる化石データの再調査を行った。また、この際にはラウプとセプコスキが使用していたものに加えて、2つ目の独立したデータベースが使用された。 彼らは5億年前にまで遡って調査を行い、その結果2700万年の周期で現れる過剰な絶滅率を示す信号の証拠を発見し、古い研究よりもはるかに高い統計的有意性を示した[12]

ネメシス仮説の発展

Daniel P. WhitmireとAlbert A. Jackson、 Marc Davisとピート・ハットとRichard A. Mullerのそれぞれ独立した2つの研究グループが、大量絶滅の周期性に関するRaupとSepkoskiの説を説明する同様の仮説を同じ号のネイチャーに投稿した[3][11]。この仮説では、太陽の周りを楕円軌道で公転する未発見の伴星があり、この伴星が周期的にオールトの雲を乱し、その結果として内太陽系に飛来する彗星の数を大幅に増加させ、地球への天体衝突につながったとしている。この仮説が後に「ネメシス仮説」または「死の星仮説」として知られるようになった。

もしこのような伴星が存在したとしても、ネメシスの正確な性質などは不明である。Mullerは、ネメシスは見かけの明るさが7等級から12等級くらいの赤色矮星である可能性が最も高いとしているが[13]、WhitmireとJacksonは褐色矮星であると主張した[11]。赤色矮星であればこれまでの星表に掲載されているはずだが、太陽を公転しているので固有運動がとても小さくなり、9等級のバーナード星の固有運動(バーナード星の固有運動が初めて記録されたのは1916年[14])を記録できたような過去の固有運動観測による検出ができないため、年周視差の測定でしかその存在を確認できない。Mullerは、ネメシスが10等級より明るければ年周視差測定でネメシスを発見できると期待している[15]

最後の大量絶滅が約1100万年前に起きたことから、Mullerはネメシスが太陽から約95,000 au(約1.5光年)離れた軌道長半径を持つと仮定し[13]、Mullerの仮説の詳細を満たすOrbital arc(直訳すれば「軌道弧」の意)を描いて公転する、多数の公転周期が不定な長周期彗星の本来の近日点に由来する仮説上の軌道を基に、ネメシスはうみへび座の近くに見えると推定した(1987年のYarrisによる研究でも支持されている)。Mullerのネメシス仮説に関する最も最近の論文は2002年に出版された[13]。2002年にMullerは、4億年前にネメシスが近くを通過した恒星によって円軌道から軌道離心率0.7の楕円軌道へと軌道を乱されたと推測している[15]

2010年と2013年には、MelottとBambachは2700万年の周期で絶滅率が過剰に大きくなることを示す信号の証拠を発見したと発表した。しかし、ネメシスは太陽から非常に離れているので、近くを別の恒星が通過することで摂動の影響を受けることが予想されるため、公転周期は15~30%ほど変化するはずだとされている。したがって、約2700万年周期に見られる急激な絶滅率のピークはネメシスの存在とは矛盾している[12][16]

セドナの軌道

セドナの軌道を太陽系とオールトの雲と比較した画像

太陽系外縁天体セドナは非常に細長い異常な楕円軌道を描いており[12]、太陽からの距離は76 auから883 auにまで変化する[17]。軌道を1回公転するには約10,500年を要する[17]。セドナの発見者であるマイケル・ブラウンは、科学雑誌『ディスカバー』の記事で「セドナはそこにあるべきではない」とセドナの位置は推論に反しているように見えると述べており、また「セドナを今いる場所に位置させる方法はない。太陽の影響を受けるほど接近しないが、他の恒星の影響を受けるほど太陽から遠く離れているわけでもない。」と述べている。したがって、ブラウンは目には見えない巨大な天体がセドナの異常な軌道の原因であると仮定した[12]。そして、この一連の調査によって最終的にプラネット・ナイン仮説が導き出された。

ブラウンは、数十億年前に太陽の近くを通過した1個以上の伴星ではない恒星がセドナを現在の軌道に引き寄せた可能性があると述べている[18]。2004年に、Scott J. Kenyonはセドナの軌道データの分析とかつて近くを通過した恒星のコンピューターモデリングからこの説明を助成させている[19]

ネメシスの探索

低温の恒星は赤外線で比較的明るく輝いて見えるため、ネメシスを赤外線で探索することは非常に重要となる。カリフォルニア大学サンフランシスコ州立大学が運営しているLeuschner天文台で行われた1986年までの観測ではネメシスは発見されなかった[20]。また、1980年代に行われた赤外線天文衛星(IRAS)による観測でもネメシスは発見されていない。1997年から2001年にかけて行われた2MASSによる掃天観測でも太陽系内に別の恒星や褐色矮星は発見されることはなかった[2][21]。もしネメシスが実在するとしたら、2008年より観測が開始されたPan-STARRSや、現在計画されているLSSTなどの大規模探査なら発見できる可能性がある。

特にネメシスが赤色矮星や褐色矮星である場合、2009年より始まったWISE計画によってネメシスを発見することができると期待されていた[2]。WISEは10光年以内の領域にある表面温度150 K(-123 )までの褐色矮星を検出することが可能で、褐色矮星が地球に近いほど検出が容易になる[5]。WISEによる観測の予備結果は2011年4月14日にリリースされた[22]。そして翌年3月14日には、WISE計画による観測結果の全体カタログがリリースされた[23] 。2014年時点のWISEのデータでは、オールトの雲より内側において土星またはそれより大きい質量を持つ未知の天体が10,000 au以内の領域に存在する可能性は除外された。アメリカ航空宇宙局(NASA)は、WISEによる全天観測の結果からネメシスの候補となるような赤色矮星または褐色矮星のいずれもが存在しないとの研究結果を明らかにした[8]

2012年時点では1,800個以上の褐色矮星が確認されているが[24]、実際には太陽系の近傍に存在する褐色矮星は以前考えられていたよりも少ないとされており、恒星1個につき1個の褐色矮星が存在するのではなく、最低で恒星6個当たり1個の割合でしか存在しない場合もある[25]。太陽のような恒星の大部分は単独星とされている[26]。以前の考え方では、恒星の半分もしくはほとんどの恒星が元々は星団と関連していた二重連星や三重連星、もしくはそれ以上の多重連星であると考えられていた。2017年に発表された研究論文で、Sarah SadavoyとSteven Stahlerは、太陽は形成された時点では連星系の一部であった可能性があると主張し、「かなり昔にはネメシスは存在していたかもしれない」ことを示唆した[27][28]。このような恒星は40億年以上前に連星系から弾き飛ばされてしまったと考えられるため、最近の大量絶滅の周期性の原因にはならず、天文学者のDouglas Vakochは専門ニュースウェブサイトのビジネスインサイダーのインタビューで「太陽は初期の頃は本当に連星系の一部だったが、その初期の太陽と双子を成していた恒星は『脅威のネメシス』ではなく『伴星』のような和やかな名前をつけるに値する」と述べている[29]

1980年代の計算では銀河系や近くを通過する恒星から摂動の影響を受けることにより、ネメシスは不規則な軌道を持つことが示唆されている。しかし先述のように、MelottとBambachの研究[12]で、そのような予想される不規則な軌道要素とは矛盾する非常に規則的な絶滅率の上昇の信号が示されている。したがってこのような大量絶滅の周期性が支持されている間は、あくまで他の種類の亜恒星天体が存在するという可能性については矛盾しないが、ネメシス仮説とは矛盾しているように見える。2011年のNASAのニュースリリースには「最近の科学的分析は地球上で絶滅が周期的に繰り返されるという考えをもはや支持しなくなり、ネメシス仮説はもう必要ない」と記述されている[30]

より最近の理論では、他の恒星の接近や、太陽の銀河系内における公転軌道の軌道面に対して作用する銀河面の角度効果などの他の力が、外部にある一部の太陽系天体の軌道摂動の原因である可能性が示唆されている[19]。2011年、Coryn Bailer-Jonesは地球上に存在する衝突クレーターを分析し、初期の単純で周期的な大量絶滅の痕跡(ネメシスによって軌道を乱された彗星などによる天体衝突の痕跡を指す)の発見は統計上の人為的な効果(アーティファクト)であると結論付けられ、クレーターの記録はネメシスの存在を示す証拠にならないとされた[31]

作品

出典

  1. ^ Leader-Post, "Scientists claim killer star exists", 22 Feb 1984, Page B6, Associated Press
  2. ^ a b c d Leslie Mullen (2010年3月11日). “Getting WISE About Nemesis”. Astrobiology Magazine (Cosmic Evolution). 2019年11月14日閲覧。
  3. ^ a b c Davis, M.; Hut, P.; Muller, R. A. (1984). “Extinction of species by periodic comet showers”. Nature 308 (5961): 715–717. Bibcode1984Natur.308..715D. doi:10.1038/308715a0. https://digital.library.unt.edu/ark:/67531/metadc835102/. 
  4. ^ a b Raup, D. M.; Sepkoski, J. J. (1984). “Periodicity of Extinctions in the Geologic Past” (PDF). Proceedings of the National Academy of Sciences 81 (3): 801–805. doi:10.1073/pnas.81.3.801. PMID 6583680. http://www.pnas.org/cgi/reprint/81/3/801.pdf. 
  5. ^ a b Science: Brown Dwarfs”. WISE/NASA. 2019年11月14日閲覧。
  6. ^ a b David Morrison (2012年10月17日). “The idea has been disproved by several infrared sky surveys, most recently the WISE mission”. NASA Ask An Astrobiologist. 2012年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月14日閲覧。
  7. ^ Kirkpatrick, J. Davy; Cushing, Michael C. et al. (2011). “The First Hundred Brown Dwarfs Discovered by the Wide-field Infrared Survey Explorer (WISE)”. The Astrophysical Journal Supplement Series 197 (2): 19. arXiv:1108.4677. Bibcode2011ApJS..197...19K. doi:10.1088/0067-0049/197/2/19. 
  8. ^ a b NASA's WISE Survey Finds Thousands of New Stars, But No 'Planet X'”. NASA/Jet Proplusion Laboratory (2014年3月7日). 2019年11月14日閲覧。
  9. ^ David Morrison (2011年8月2日). “Scientists today no longer think an object like Nemesis could exist”. NASA Ask An Astrobiologist. 2012年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月14日閲覧。
  10. ^ David Morrison (2010年11月25日). “this hypothetical Nemesis does not exist”. NASA Ask An Astrobiologist. 2012年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月14日閲覧。
  11. ^ a b c Whitmire, D. P.; Jackson, A. A. (1984). “Are periodic mass extinctions driven by a distant solar companion?”. Nature 308 (5961): 713–715. Bibcode1984Natur.308..713W. doi:10.1038/308713a0. 
  12. ^ a b c d e Melott, A. L.; Bambach, R. K. (2010). “Nemesis Reconsidered”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society Letters 407 (1): L99–L102. arXiv:1007.0437. Bibcode2010MNRAS.407L..99M. doi:10.1111/j.1745-3933.2010.00913.x. 
  13. ^ a b c Richard A. Muller. Nemesis. Lawrence Berkeley National Laboratory. http://muller.lbl.gov/pages/lbl-nem.htm 2019年11月14日閲覧。. 
  14. ^ Barnard, E. E. (1916). “A small star with large proper motion”. Astronomical Journal 29 (695): 181. Bibcode1916AJ.....29..181B. doi:10.1086/104156. 
  15. ^ a b Richard A. Muller (2002年). “Measurement of the lunar impact record for the past 3.5 billion years, and implications for the Nemesis theory” (PDF). Geol. Soc. of America Special Paper 356, pp 659–665 (2002).. 2019年11月14日閲覧。
  16. ^ Melott, A. L.; Bambach, R. K. (2013). “Do periodicities in extinction—with possible astronomical connections—survive a revision of the geological timescale?”. The Astrophysical Journal 773 (1): 5. arXiv:1307.1884. Bibcode2013ApJ...773....6M. doi:10.1088/0004-637X/773/1/6. https://iopscience.iop.org/article/10.1088/0004-637X/773/1/6/meta. 
  17. ^ a b JPL Small-Body Database Browser: 90377 Sedna (2003 VB12)”. JPL Small-Body Database. Jet Propulsion Laboratory. 2019年11月14日閲覧。
  18. ^ Cal Fussman (2006年5月27日). “The Man Who Finds Planets”. Discover magazine. 2019年11月14日閲覧。
  19. ^ a b Kenyon, Scott J.; Benjamin C. Bromley (2004). “Stellar encounters as the origin of distant Solar System objects in highly eccentric orbits”. Nature 432 (7017): 598–602. arXiv:astro-ph/0412030. Bibcode2004Natur.432..598K. doi:10.1038/nature03136. PMID 15577903. 
  20. ^ Perlmutter, Saul (1986). An Astrometric Search for a Stellar Companion to the Sun (Ph.D. thesis). University of California, Berkeley.
  21. ^ Leslie Mullen (Astrobiology Magazine) (2010年3月11日). “Sun's Nemesis Pelted Earth with Comets, Study Suggests”. Space.com. 2019年11月14日閲覧。
  22. ^ NASA – WISE Delivers Millions of Galaxies, Stars, Asteroids”. NASA (2011年4月14日). 2019年11月14日閲覧。
  23. ^ NASA Releases New WISE Mission Catalog of Entire Infrared Sky”. NASA/Jet Propulsion Laboratory (2012年3月14日). 2019年11月14日閲覧。
  24. ^ Chris Gelino (2012年11月6日). “DwarfArchives.org: Photometry, spectroscopy, and astrometry of M, L, and T dwarfs”. caltech.edu. 2019年11月14日閲覧。 (M=536, L=918, T=355, Y=14)
  25. ^ Ian O'Neill (Discovery News) (2012年6月12日). “Brown Dwarfs, Runts of Stellar Litter, Rarer than Thought”. Space.com. 2019年11月14日閲覧。
  26. ^ Raghavan, Deepak; McAlister, Harold A.; Henry, Todd J.; Mason, David W. et al. (2010). “A Survey of Stellar Families: Multiplicity of Solar-Type Stars”. The Astrophysical Journal 190 (1): 1–42. arXiv:1007.0414. Bibcode2010ApJS..190....1R. doi:10.1088/0067-0049/190/1/1. 
  27. ^ “New evidence that all stars are born in pairs”. Berkeley News. (2017年6月13日). http://news.berkeley.edu/2017/06/13/new-evidence-that-all-stars-are-born-in-pairs/ 2019年11月14日閲覧。 
  28. ^ Sadavoy, Sarah I.; Stahler, Steven W. (2017-05-03). “Embedded binaries and their dense cores” (英語). Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 469 (4): 3881–3900. arXiv:1705.00049. Bibcode2017MNRAS.469.3881S. doi:10.1093/mnras/stx1061. ISSN 0035-8711. 
  29. ^ Levine, David (2018年6月19日). “All stars in the universe may form in pairs — but we can't find the sun's missing 'Nemesis'”. Business Insider. 2019年11月14日閲覧。
  30. ^ Can WISE Find the Hypothetical 'Tyche'?”. NASA/Jet Propulsion Laboratory (2011年2月18日). 2019年11月14日閲覧。
  31. ^ Nemesis is a myth”. Max Planck (2011年8月1日). 2019年11月14日閲覧。

参考資料

  • リチャード ミュラー 著、手塚治虫 訳『恐竜はネメシスを見たか』集英社、1987年。ISBN 4087730824 

関連項目

外部リンク

Read other articles:

本條目存在以下問題,請協助改善本條目或在討論頁針對議題發表看法。 此條目需要补充更多来源。 (2018年3月17日)请协助補充多方面可靠来源以改善这篇条目,无法查证的内容可能會因為异议提出而被移除。致使用者:请搜索一下条目的标题(来源搜索:羅生門 (電影) — 网页、新闻、书籍、学术、图像),以检查网络上是否存在该主题的更多可靠来源(判定指引)。 �...

 

Pour les articles homonymes, voir Hervé. Edmond Hervé Edmond Hervé en 2012. Fonctions Sénateur français 1er octobre 2008 – 30 septembre 2014 (5 ans, 11 mois et 29 jours) Élection 21 septembre 2008 Circonscription Ille-et-Vilaine Groupe politique SOC Prédécesseur Yves Fréville Successeur Jean-Louis Tourenne Maire de Rennes 27 mars 1977 – 21 mars 2008 (30 ans, 11 mois et 23 jours) Élection 20 mars 1977 Réélection 13 mars 198319 mars 198918 juin 199...

 

OrphanPoster film OrphanSutradaraJaume Collet-SerraProduserJoel SilverSusan DowneyLeonardo DiCaprioJennifer Davisson KilloranSkenarioDavid Leslie JohnsonCeritaAlex MacePemeranVera FarmigaPeter SarsgaardIsabelle FuhrmanCCH PounderJimmy BennettPenata musikJohn OttmanSinematograferJeff CutterPenyuntingTimothy AlversonPerusahaanproduksiDark Castle EntertainmentAppian Way ProductionsDistributorWarner Bros.Tanggal rilis 24 Juli 2009 (2009-07-24) Durasi123 menitNegaraAmerika SerikatBahasa...

Type of personal naming custom used in Mongolian culture This article has multiple issues. Please help improve it or discuss these issues on the talk page. (Learn how and when to remove these template messages) This article needs additional citations for verification. Please help improve this article by adding citations to reliable sources. Unsourced material may be challenged and removed.Find sources: Mongolian name – news · newspapers · books · scholar...

 

Reservoir in Vermont and New Hampshire, US Comerford ReservoirA view across a short inlet in the Comerford ReservoirComerford ReservoirShow map of New HampshireComerford ReservoirShow map of VermontComerford ReservoirShow map of the United StatesLocationCaledonia County, Vermont; Grafton County, New HampshireCoordinates44°19′31″N 72°0′03″W / 44.32528°N 72.00083°W / 44.32528; -72.00083TypeReservoirPrimary inflowsConnecticut RiverPrimary outflowsConnecticut R...

 

Major League Baseball season Major League Baseball team season 2018 Pittsburgh PiratesLeagueNational LeagueDivisionCentralBallparkPNC ParkCityPittsburgh, Pennsylvania[1]Record82–79 (.509)Divisional place4thOwnersRobert NuttingGeneral managersNeal HuntingtonManagersClint HurdleTelevisionAT&T SportsNet PittsburghRadioKDKA-FMPittsburgh Pirates Radio Network(Steve Blass, Joe Block, Greg Brown, Bob Walk, John Wehner)StatsESPN.comBB-reference ← 2017 Seasons 2019 &...

Peta menunjukkan lokasi Masbate City Masbate City adalah munisipalitas yang terletak di provinsi Masbate, Filipina. Pada tahun 2010, munisipalitas ini memiliki populasi sebesar 81.855 jiwa dan 18.957 rumah tangga. Pembagian wilayah Secara administratif Masbate City terbagi menjadi 30 barangay, yaitu: Anas Asid B. Titong Bagumbayan Bantigue Bapor (Pob.) Batuhan Bayombon Biyong Bolo Cagay Cawayan Exterior Cawayan Interior Centro (Pob.) Espinosa F. Magallanes Ibingay Igang Kalipay (Pob.) Kinamal...

 

Indian fried chicken appetizer Chicken lollipopA platter of chicken lollipops, with spicy dipping sauce, served in Goa, IndiaTypeStarterCourseHors d'oeuvrePlace of originIndiaAssociated cuisineIndianServing temperatureHotMain ingredientsChicken wings, batterVariationsMutton lollipop  Media: Chicken lollipop Chicken lollipop is a popular Indo-Chinese fried chicken appetiser. Chicken lollipop is essentially a frenched chicken winglet, wherein the meat is cut loose from the bone end and...

 

Massimo Oldani (Milano, 18 aprile 1960) è un conduttore radiofonico, critico musicale e giornalista italiano. Massimo Oldani - Presentazione di Sky - Buffa Racconta Ali al Politecnico di Milano Bovisa - Dicembre 2016 Indice 1 Biografia 1.1 Attività radiofonica 1.2 Attività televisiva 1.3 Attività giornalistica 1.4 Altre attività 2 Note 3 Voci correlate 4 Altri progetti 5 Collegamenti esterni Biografia Attività radiofonica Nel 1976 esordisce a Radio Milano Libera, per poi proseguire a Ra...

Este artículo o sección necesita referencias que aparezcan en una publicación acreditada. Busca fuentes: «Proceso de Haber» – noticias · libros · académico · imágenesEste aviso fue puesto el 5 de noviembre de 2009. Diagrama del proceso de Haber-Bosch. En química, el proceso de Haber o proceso de Haber - Bosch es la reacción de nitrógeno e hidrógeno gaseosos para producir amoniaco. La importancia de la reacción radica en la dificultad de producir amoniaco a...

 

American late-night talk show The Late Show with Stephen ColbertAlso known asLate Show (franchise brand)A Late Show with Stephen at Home / A Late Show with Stephen Colbert (COVID-19 pandemic; March 2020 – June 2021) Genre Late-night talk show News/political satire Created byDavid LettermanDeveloped by Stephen Colbert Jay Katsir Opus Moreschi Written byAriel DumasJay Katsir(co-head writers)Directed byJim HoskinsonPresented byStephen ColbertStarringJon Batiste and Stay HumanLouis Cato and The...

 

American baseball player (1920–1940) Baseball player Turkey StearnesOutfielderBorn: (1901-05-08)May 8, 1901Nashville, Tennessee, U.S.Died: September 4, 1979(1979-09-04) (aged 78)Detroit, Michigan, U.S.Batted: LeftThrew: LeftNegro leagues debut1920, for the Nashville GiantsLast Negro leagues appearance1940, for the Kansas City MonarchsNegro leagues statisticsBatting average.348Hits1,326Home runs187Runs batted in1,009Stolen bases130 Teams Nashville Giants (1920) Montg...

1000 metri pianiFederazioneWorld Athletics ContattoNo GenereMaschile e femminile Indoor/outdoorOutdoor e indoor Campo di giocoPista OlimpicoNo Manuale I 1 000 metri piani sono una specialità sia maschile che femminile dell'atletica leggera. Sono considerati una gara di mezzofondo veloce e sono presenti occasionalmente solo in alcuni meeting, mentre non fanno parte del programma olimpico né di quello dei mondiali. Indice 1 Caratteristiche 2 Record 2.1 Maschili 2.2 Femminili 2.3 Maschili...

 

Self-enforced restraint from pleasurable activities For other uses, see Abstinence (disambiguation). Purity rings are worn by some youth committed to the practice of sexual abstinence.[1] Abstinence is the practice of self-enforced restraint from indulging in bodily activities that are widely experienced as giving pleasure. Most frequently, the term refers to sexual abstinence, but it can also mean abstinence from alcohol, drugs, food, or other comforts.[citation needed] Becau...

 

دستور العراقنظرة عامةالاختصاص العراق تاريخ سريان المفعول 15 أكتوبر 2005 تعديل - تعديل مصدري - تعديل ويكي بيانات جزء من سلسلة مقالات سياسة العراقالعراق الدستور الدستور حقوق الإنسان السلطة التنفيذية الرئيس (القائمة) برهم صالح مجلس الوزراء رئيس الوزراء (القائمة) مصطفى الكاظمي ا...

Network of local television services in the United Kingdom This article uses bare URLs, which are uninformative and vulnerable to link rot. Please consider converting them to full citations to ensure the article remains verifiable and maintains a consistent citation style. Several templates and tools are available to assist in formatting, such as reFill (documentation) and Citation bot (documentation). (September 2022) (Learn how and when to remove this message) This article may lend undue we...

 

Questa voce sugli argomenti federazioni cestistiche e sport in Portogallo è solo un abbozzo. Contribuisci a migliorarla secondo le convenzioni di Wikipedia. Federação Portuguesa de BasquetebolDisciplina Pallacanestro Fondazione1927 Nazione Portogallo ConfederazioneFIBA (dal 1932)FIBA Europe Sede Lisbona Presidente Mario Saldanha Sito ufficialewww.fpb.pt/ Modifica dati su Wikidata · Manuale La Federação Portuguesa de Basquetebol (acronimo FPB) è l'ente che controlla e or...

 

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?: 群馬県道・埼玉県道23号藤岡本庄線 – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2018年8月) 主要地方道 群馬県道23�...

For other uses, see Lüneburg (disambiguation). This article needs additional citations for verification. Please help improve this article by adding citations to reliable sources. Unsourced material may be challenged and removed.Find sources: Lüneburg – news · newspapers · books · scholar · JSTOR (October 2015) (Learn how and when to remove this message) Town in Lower Saxony, GermanyLüneburg Lümborg (Low German)TownPanorama of Lüneburg from th...

 

松阪牛 松阪牛の網焼き 松阪牛(まつさかうし/まつさかぎゅう[1])は、宮崎牛の他、全国各地から高級銘柄の黒毛和種子牛を買い入れ、三重県松阪市及びその近郊で肥育された牛で品種としての呼称ではない。日本三大和牛の1つであるとも言われ、「肉の芸術品」の異名を持ち、霜降り肉になっているのが特徴である[2]。 松阪牛の読み方 正式な読みは「�...