チュヴァシ語(チュヴァシご、チュヴァシ語:Чăвашла)は、ブルガール語と同じテュルク語族のオグール語派に属する言語。
おもにロシア連邦のチュヴァシ共和国で話される。テュルク諸語中最も異質な特徴を持つ。他のテュルク語のš, z, i-がオグール語群でl, r, dj-になる。
言語名別称
- チュヴァシュ語
- チュバシ語
- チュワシ語
- Tschuwassisch
- Czuvasch
- Tschuwaschisch
- Bulgar
文法
名詞は次の六つの格により屈折する。
- 主格
- 属格: -ай, -ей, または単に -н
- 目的格: -(н)a or -(н)е
- 処格: -тe, -ре, -тa, -ра
- 奪格: тен тан рен ран
- 具格: ре ра
チュヴァシ語の単語は屈折の際、母音調和する。
- 前舌母音: е, ĕ, и, ӳ
- 後舌母音: а, ă, у, ы
表記体系
チュヴァシ語はキリル文字で表記される。
話者分布
チュヴァシ共和国出身のロシアの詩人、ゲンナジイ・アイギ(1934年 - 2006年)はチュヴァシ語とロシア語で詩作することで有名。
最近はチュヴァシ共和国内でもチュヴァシ語を話せない人が多い。
方言
- Viryal (chv-vir)
- Anatri (chv-ana)
脚注
関連項目
外部リンク