ジョン・ダンクス

ジョン・ダンクス
John Danks
ホワイトソックス時代(2008年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州オースティン
生年月日 (1985-04-15) 1985年4月15日(39歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2003年 MLBドラフト1巡目(全体9位)でテキサス・レンジャーズから指名
初出場 2007年4月8日
最終出場 2016年4月28日
年俸 $15,750,000(2014年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョン・ウィリアム・ダンクスJohn William Danks, 1985年4月15日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

実弟のジョーダンプロ野球選手外野手)で、2008年MLBドラフト7巡目でホワイトソックスに入団。2012年から3年間、一緒にプレーしている。

経歴

プロ入りとレンジャーズ傘下時代

2003年ラウンドロック高校英語版を卒業し、テキサス州の最優秀選手に選出された[2]。同年のMLBドラフト1巡目(全体9位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。

ホワイトソックス時代

2006年12月23日ブランドン・マッカーシーデビッド・パイサーノとのトレードで、ニック・マセットジェイク・ラズナーと共にシカゴ・ホワイトソックスへ移籍[3]

2007年はチームの若手有望株として先発5番手を務め、前半戦は5勝6敗・防御率4.62だったが、後半戦は1勝7敗で防御率7.11と大幅に成績が低下し、9月は疲労も考慮されて1試合の登板に終わった。結局この年は6勝13敗で防御率5.50という成績だった。

2008年もホワイトソックスはダンクスを先発要員として起用し、この年は何度か5回までを無安打に抑えるなど活躍を見せ、33試合に登板して12勝9敗、アメリカンリーグ5位となる防御率3.32を記録した。投球回も200回にわずかに及ばなかったものの195.0回を投げた。ワンゲーム・プレーオフとなったミネソタ・ツインズ戦では8回を2安打無失点に抑える活躍でチームをポストシーズンへ導いた。

2011年オフにFAとなるも、5年契約総額6500万ドルで残留した。[4]

2012年開幕投手を務めた。5月25日に左の痛みにより15日間の故障者リスト入りした。しかし、状態は思わしくなく8月6日手術を行い、シーズンを終えた。

2013年8月25日のレンジャーズ戦では、ジョンが先発した試合で、ジョーダンが先制本塁打を放ちそれが勝利に結びつきジョンが勝ち投手となった。兄弟同士で先制本塁打と勝ち投手を記録したのは、1955年6月15日ビリー・シャンツ英語版ボビー・シャンツ(当時カンザスシティ・アスレチックス所属)以来の出来事だった[5]。同年は22試合に先発登板したが、4勝14敗・防御率4.75で10の負け越しを喫するなど、2年連続で芳しくないシーズンを過ごした。

2014年は、シーズン通じて先発ローテーションに入り32試合に先発として投げた。防御率こそ2年連続で4.70台に終わったが、3年ぶりに規定投球回に到達し、4年ぶりの二桁勝利を挙げるなど、一定の復活を果たしたシーズンとなった。

2015年も先発ローテーションに入って投げ、2年連続で規定投球回に達した。防御率・WHIP・FIP等は前年とさほど変わらない数値だったが、勝ち運に見放され、7勝15敗と大きく負け越した。

2016年も開幕から4試合に先発して0勝4敗・防御率7.25と振るわず、5月3日DFAとなった[6]後、13日に放出された。

ホワイトソックス退団後

2016年12月13日アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。契約には2017年のメジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加できる権利が盛り込まれた[7]が、2017年3月20日に自由契約となった[8]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2007 CWS 26 26 0 0 0 6 13 0 0 .316 622 139.0 160 28 54 4 4 109 3 0 92 85 5.50 1.54
2008 33 33 0 0 0 12 9 0 0 .571 804 195.0 182 15 57 1 4 159 7 0 74 72 3.32 1.23
2009 32 32 1 0 0 13 11 0 0 .542 839 200.1 184 28 73 1 5 149 1 0 89 84 3.77 1.28
2010 32 32 1 1 1 15 11 0 0 .577 878 213.0 189 18 70 2 4 162 2 1 93 88 3.72 1.22
2011 27 27 2 1 0 8 12 0 0 .400 728 170.1 182 19 46 5 7 135 6 0 89 82 4.33 1.34
2012 9 9 0 0 0 3 4 0 0 .429 238 53.2 57 7 23 0 1 30 5 0 35 34 5.70 1.49
2013 22 22 0 0 0 4 14 0 0 .222 583 138.1 151 28 27 0 4 89 3 0 81 73 4.75 1.29
2014 32 32 0 0 0 11 11 0 0 .500 855 193.2 205 25 74 1 9 129 7 0 106 102 4.74 1.44
2015 30 30 2 1 0 7 15 0 0 .318 768 177.2 195 24 56 1 3 124 8 1 104 93 4.71 1.41
2016 4 4 0 0 0 0 4 0 0 .000 100 22.1 28 5 11 0 0 16 1 0 20 18 7.25 1.75
MLB:10年 247 247 6 3 1 79 104 0 0 .432 6415 1503.1 1533 197 491 15 41 1102 43 2 783 731 4.38 1.35
  • 2017年度シーズン終了時

獲得タイトル・表彰・記録

MiLB

背番号

  • 50(2007年 - 2016年)

脚注

  1. ^ John Danks Contracts, Salaries, Cap Hits, & Transactions” (英語). Spotrac.com. 2014年1月3日閲覧。
  2. ^ Davis, Danny. "Diamonds are for her brothers, but Danks also a gem", Austin American-Statesman, October 30, 2007年. During high school, he played for Andrew Prater's Austin Baseball Club (ABC) summer league team. "John Danks, who graduated in 2003, just finished his first complete season as a starting pitcher for the Chicago White Sox."
  3. ^ Rangers trade Danks for pitching help”. The Dallas Morning News. 2009年2月11日閲覧。
  4. ^ White Sox and pitcher John Danks agree to terms on five-year contract
  5. ^ Sunday, August 25, 2013
  6. ^ http://www.chicagotribune.com/sports/baseball/whitesox/ct-john-danks-white-sox-20160503-story.html
  7. ^ “ブレーブス、前Wソックス左腕J.ダンクスとマイナー契約”. iSM(Yahoo!JAPAN). (2016年12月14日). オリジナルの2016年12月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161229100621/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161214-00000212-ism-base 2016年12月29日閲覧。 
  8. ^ Bowman, Mark (2017年3月20日). “Swanson, Garcia return; Inciarte on hold”. MLB.com. http://m.braves.mlb.com/news/article/220118632/ender-inciarte-not-yet-in-braves-lineup/ 2017年4月28日閲覧。 

関連項目

外部リンク