ZETA株式会社(ゼータ、英: ZETA INC.)は、東京都港区に本社を置く日本の会社。
概要
ソフトバンクグループの持分法適用会社で、ネットマーケティングサービスを提供している。顧客の行動・購買履歴データを独自のアルゴリズムで解析して商品を推奨するリコメンドエンジン「デクワス(deqwas)」を提供している。従来型の協調フィルタリングではアイテム数が増えるにつれて組み合わせの計算量が爆発的に増え、推奨対象が類似商品に偏りがちという欠点があった。デクワスは複雑ネットワーク理論のアルゴリズム処理する事でこうした欠点を解消したとされている[2]。
旧社名の「サイジニア」は「サイエンス」と「エンジニア」を組み合わせた造語、「デクワス」は「出くわす」に由来する[3]。
沿革
- 2005年(平成17年)8月15日 - サイジニア有限会社として設立。
- 2007年(平成19年)
- 3月 - 東京都品川区に本社を移転。
- 4月4日 - サイジニア株式会社へ組織変更。
- 2009年(平成21年)11月 - エイケア・システムズのメール配信システム「MailPublisher」と連携し「レコメンドメール」の提供開始[4]。
- 2010年(平成22年)10月 - レコメンデーション広告「デクワス.AD(アド)」の提供を開始。
- 2011年(平成23年)10月21日 - Google Display Network(GDN)のベンダーに認定[5]。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 4月18日 -「Yahoo!タグマネージャー」ベンダーに認定[8]。
- 10月1日 - ディスプレイ広告からネットリサーチが可能な「デクワス.PANEL」の提供を開始[9]。
- 2014年(平成26年)
- 2月18日 - 通販で発送した商品に同梱するチラシにおすすめ品を印刷する「デクワス.POD(プリントオンデマンド)」サービスを開発[10]。
- 10月3日 - おすすめ商品を掲載した明細書やチラシを発行する「レコチラ」の提供を開始[11]。
- 10月27日 - ソフトバンク・テクノロジーと業務提携[12]。
- 12月19日 - 東京証券取引所マザーズ上場[13]。
- 2015年(平成27年)
- 3月18日 - ソフトバンクグループがDCMから株式の20.47%を取得し、同社の持分法適用会社となる[14]。
- 4月 - 東京都港区に本社移転。
- 4月1日 - 「デクワス.DSP」を「KANADE DSP」へ名称変更[15]。
- 5月15日 - インドネシアのECサイト「Tokopedia」へデクワスの提供開始[16]。
- 7月23日 - 人型ロボット「Pepper」向けの商品おすすめ機能をソフトバンクロボティクスと共同開発[17]。
- 9月10日 - インドネシアのECサイトPT. VIP Plazaへ「デクワス.RECO」の提供開始[18]。
- 9月18日 - パーソナライズされたレコメンデーション情報をプリンター出力する技術に関する特許を取得[19]。
- 2022年(令和4年)4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行。
- 2024年(令和6年)10月 - ZETA株式会社に商号変更。
脚注
関連項目
外部リンク
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