『Timing』(タイミング)は、ブラックビスケッツの2枚目のシングル。
1998年(平成10年)4月22日、BMG JAPAN[注釈 1]から発売。
概要
日本テレビ系『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』内で結成されたユニット・ブラックビスケッツ最大のヒット曲であり、番組内で企画されたシングルCDの中でも最大の売上を記録した。ウリナリで行われたポケットビスケッツとのシングル発売を賭けたガソリンすごろく対決に勝利して発売された作品である[注釈 2]。ミュージック・ビデオはアメリカ合衆国・ニューヨークで撮影され、ロケ地の一つに、撮影から3年後の2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件で壊滅した ワールドトレードセンターの展望デッキも使用された。
出荷枚数約200万枚[1]、オリコンでの累計売上は約148万枚[2]。2024年12月時点において歴代シングルランキング89位。メンバーのビビアン・スーの母国、台湾で「時機」というタイトルで販売、台湾のシングルチャート(IFPI台湾排行榜[3])で週間1位を記録[4]。
1998年(平成10年)12月31日、ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ・スペシャルバントとして出場した『第49回NHK紅白歌合戦』では「POWER & Timing 大晦日MIX」の中で歌唱された。
2011年(平成23年)2月、ビビアンが出演していた「スリムビューティハウス」のCMソングとして、ビビアンのソロ・ヴァージョンの当該曲が使用される。オリジナル・ヴァージョンと異なり、スローテンポのバラードに変えられた。
2016年(平成28年)7月から放送されたアニメ「ReLIFE」第3話のエンディング・テーマにも起用された。
2021年(令和3年)末にカバーしたKlang Ruler版が、2022年(令和4年)4月頃よりTikTok上で流行し[5][6]、同サイトでの再生回数は20億回を超え[7]、Billboard JAPANのTikTokチャートで2022年度上半期の1位を獲得した[8][9]。これが同年12月のブラックビスケッツ20年ぶりの復活のきっかけともなった。
2022年(令和4年)12月3日、日本テレビ「日テレ系アーティストの祭典 ベストヒット歌謡際」で、ブラックビスケッツが約20年ぶりに復活。『Timing』を含むメドレーを披露[10]。
2022年(令和4年)12月11日、ビビアン・スーがゲスト出演した『おしゃれクリップ』では、メンバーの天山ひろゆきこと天野ひろゆきが歌詞について言及しており、作詞した森浩美との会話の中で南原清隆が「ビビアンは全然流れも関係無く急にボソッと何か一言言ってタイミング悪いんだけど、みんなを和ませて笑いになったりするんだよね」と発言したことが歌詞のヒントになっていると語った[11]。
2023年(令和5年)12月31日、ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツとして25年ぶり2回目の出場となった第74回NHK紅白歌合戦では「YELLOW YELLOW HAPPY~Timing」の中で歌唱された[12]。
収録曲
- Timing
- 作詞:森浩美&ブラックビスケッツ、作曲:中西圭三&小西貴雄、編曲:小西貴雄
- 1stアルバム『LIFE』収録。
- Timing(オリジナル・カラオケ)
収録曲(台湾盤)
- 時機
- 中国語詞:VIVIAN HSU & A TEAM
- ビビアン・スーのアルバム『絶対収蔵徐若瑄』に収録。
- 時機(REMIX)
- Remix:佐藤雅彦
- 1stアルバム『LIFE』に収録。
- 時機(オリジナル・カラオケ)
カバー
脚注
注釈
出典
関連項目
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