この項目では、ソフトバンクモバイル がMVNO にて提供するデータ通信およびAndroidスマートフォンでのAXGP(TD-LTE)サービスについて説明しています。
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(2015年3月 )
SoftBank 4G (ソフトバンク フォージー)とは、ソフトバンク 傘下のWireless City Planning が提供するAdvanced eXtended Global Platform (AXGP)網を利用した、ソフトバンクモバイル のMVNO 型データ通信サービスである。この項目では、便宜上、ディズニー・モバイル のDisney Mobile 4Gサービスおよびワイモバイル のAXGP網対応機種についても記述する。
概要
規格値で下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsの高速通信が売りで、TD-LTE と互換のあるAXGPを採用した初の商用データ通信サービスとなる。2012年 2月24日のサービスイン時に提供された端末は下り76Mbpsまでの対応となったが、NTTドコモが提供するXi の屋内下り最大75Mbpsを規格値上1Mbps上回り、下り通信速度の業界最速を謳う。
サービスエリアはゼロからの構築となるためごく狭い範囲に限られるが、2013年3月末時点で全国政令指定都市においての人口カバー率99%を目指している。AXGPの基地局を展開する際は既存のウィルコム基地局を利用しPHS共用のオムニアンテナ新型機に替えている。[1]
4Gという単語を含むがITU が規定するIMT-Advancedの要求を満たす厳密な4G規格 ではない[ 1] 。
ソフトバンクモバイルがAXGPのMVNOとなる上で最大の特徴は、下り最大110Mbpsの"SoftBank 4G"と下り最大42Mbpsの"ULTRA SPEED "を組み合わせた"ULTRA WiFi 4G"にある。これに対応した契約と端末であれば、自社網のULTRA SPEEDエリアも利用できるため、AXGP圏外ではサービスエリアの広いULTRA SPEEDでの接続を試みることができる。
2012年 10月10日 より、スマートフォン 向けのサービスを開始(対応初号機は、SoftBank 201HW )。スマートフォン向けの下りの最高速度は76Mbpsとなるが、電池消費が激しいとの理由で、下り最速110Mbpsとはしなかったとのこと。なお、テザリング は、2012年 12月15日 より開始となった。
2012年 10月19日 に、下り最速110Mbpsのデータ端末によるサービスを開始した。
2013年 8月9日 より、AXGPエリアの補完を目的として、イー・アクセス のLTEエリアもカバーできる端末が発売される。
2013年12月より、AXGPエリアに加えて、SoftBank 4G LTEエリアもカバーできる端末が「Hybrid 4G LTE」として発売された。
通信速度規制
2012年10月以降、月当たりの通信量が7GBを超えた場合は送受信ともに128kbpsに制限される。制限された場合は2GBごとに2,500円の追加料金を支払う事で速度制限が解除できる。また、直近3日間のパケット通信量が1GBを超えた場合、通信速度が制限されることがある。後者の速度制限は追加料金により解除することはできない。なお、この規制はNTTドコモが提供するXi ・PREMIUM 4G 及びKDDIが提供するau 4G LTE の通信制限と同じである。
対応端末
以下の端末は、Hybrid 4G LTE対応端末を除いては大半がULTRA SPEEDにも対応。その他特記サービスについては、以下の識別マークも参照。
下り最大76Mbps、上り最大10Mbpsとなる機種
データ端末
スマートフォン
ディズニー・モバイル向け
ワイモバイル向け
旧ウィルコム
旧イー・アクセス(EMOBILE 4G-S )
EM01F - 富士通モバイル製 2013年8月20日発売
Y!mobile
302KC 【h】 - 京セラ製 2014年9月11日発売
下り最大110Mbps、上り最大10Mbpsとなる機種
データ端末
スマートフォン
ディズニー・モバイル向け
ワイモバイル向け
Nexus 6 【H】 - モトローラ・モビリティ製 2014年12月11日発売
402LG 【H】 - LGエレクトロニクス製 2014年2月19日発売
404KC 【H】 - 京セラ製 2015年2月17日発売
下り最大165Mbps、上り最大10Mbpsとなる機種
データ端末
スマートフォン
ワイモバイル向け
その他
Wireless City Planning の提供するAXGPを使用した一般向けサービスは、2013年2月現在、ソフトバンクモバイルとTOKAIコミュニケーションズ 2社だけの状態となっており、Wireless City Planning自身での提供も予定されていない(ワイモバイルは、ソフトバンクモバイルからの又貸しでの提供)。
また、AXGPはBWA 用の帯域を使用している事や、MVNOの参入促進が免許の条件となっているため、ソフトバンクモバイル以外のMVNOが参入しやすい条件を整える事も求められている。
2014年12月、AXGPを使用し、自宅などに設置するルーター(Airターミナル)を用いたSoftBank Airの提供が始まる(事業主体はソフトバンクBB →ソフトバンクモバイル)。
注釈
^ ITU World Radiocommunication Seminar highlights future communication technologies ITU 2010年12月6日
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